« ムクドリ | トップページ | 散策 »

露地裏

   また昔話しだが、息子の自転車が夜、何者かに乗り去られたことがある。
勿論,盗難届けは出した。何しろ、区内の公園に乗り捨てられる自転車は、月1回の巡回で、トラック1台に載り切らない程だ。そんな訳だから、諦めていた。

 10日程経ったある日、電話が掛ってきた。辿々しい女性の声で、自転車が何とかカントカ。 仕事の合間に電話をくれた人の自宅を訪ねた。中央区道場と言えば、下町の路地裏的な雰囲気のある町内だ。毎日、その露地で立ち話に興じるお婆ちゃん達が、自転車に気付いて電話をしてくれた,と言う。
 なごう放置しょたんで、気にしてな。電話しとったんよ!。

Dsc_0010 Dsc_0048_3


   






6日の読売新聞電子版に、こんな記事があった。
 東京都杉並区が、人通りの少ない路地裏で花を育てるなど、街を美化する取り組みを進めたところ、昨年1年間の空き巣被害が、近年では最多だった2002年に比べ、4分の1以下に減ったことがわかった。
 地域の人たちが花の世話や観賞のために路地を行き来することによる「監視の目」が防犯に役立っているとみられ、全国の自治体から視察や問い合わせが相次いでいる。

Dsc_0012_2

 路地裏の小道は、さながら人が作った獣道の趣きだ。月に数度は妻と散歩する。彼女は、我々が猫道ルートと呼ぶそんな路地裏道を好んで歩く。ブロック塀越しに玄関先の植木鉢が見えて、何故か猫が要所要所で目を光らせている。そんな猫にチョッかいを出したり、窓から顔が出て、視線があった家人とお喋りを始める。 話題は、鉢に植えた草花や盆栽から始まり、いつの間にか、家族がどうのこうのと。

 戸建て住宅地で空き巣被害が多い。警察発表のデーターを見ると、成る程と
思う。そのような町内にある公園では、隣近所から灌木や樹木の撤去要求が多い。
 死角ができるからと聞く。判らなくもないけれど、ブロック塀を廻らして部屋に籠るような生活。それこそ外からの死角に身を置くことにならないだろうか。

 私自身は、妻のように誰とでも話す、という真似はできないし、何時も歩く路地裏は、東京の下町のように開放的ではない。夫婦だから良いが、独りなら、直ぐに交番へ通報されてしまうかもしれない。ところで梅雨入り真近だ。散歩もお預け。

|

« ムクドリ | トップページ | 散策 »

散歩」カテゴリの記事

コメント

コメントを書く



(ウェブ上には掲載しません)


コメントは記事投稿者が公開するまで表示されません。



トラックバック

この記事のトラックバックURL:
http://app.cocolog-nifty.com/t/trackback/536808/45277847

この記事へのトラックバック一覧です: 露地裏:

« ムクドリ | トップページ | 散策 »