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2009年7月28日 (火)

タブノキ

 雨の晴れ間に、近所にあるタブノキの実を拾い集めにいった。
私が参画しているおゆみ野の森づくり活動で、郷土樹木の苗づくりをするためだ。
 郷土樹木とは?。
 自然環境の保全を意識した森造り活動では、その地域が立脚する気候帯で、かつ、その場所の立地条件に対応した固有植物を
、郷土種と呼んでいる。
 などと言うと難しく聞こえるが、要はご近所に残された古くからある森。
鎮守の森で見掛ける樹種を中心に、植栽することになっている。
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タブノキを、イヌグスと呼ぶ人もいるが、温帯の樹木では
シイカシ、ケヤキなどと並ぶ、主役級の樹木で、主に海に面して最前線にマツがあれば、その後ろを固める位置づけだ。

 










 おゆみ野の雑木林は、縄文、弥生時代あたりまで、入江に面した半島状の地形だったから、本来は、雑木林の周りを囲む斜面に、
シイカシに混じって自生していた筈だ。しかし、どちらかと言えば斜面地の足元寄りだったので、人手により伐採され尽くしてしまったのだろう。今は無い。だから苗を作る。
Dscf0010

 タブノキに限らないが、実の真ん中に種のある植物(例えばサクランボ)は、果肉を取り除かないと発芽しない。果肉には、発芽抑制物質が含まれている。うまくしたもので、野鳥が食べて果肉が取り除かれ、種の状態で糞とともに地面に落とす。その場所で発芽すれば八方丸く収まる。

 でも、大半の実は鳥に食べられるのだが、その場で糞をする。

 親木の根元に落ちた種は発芽するか?。しない。

 親木が発芽抑制物質を根元に振り撒いているらしい。そのまま朽ちてしまう。
鳥に遠くへ運ばれ、親の影響圏から外れる必要があるらしい

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中央の芽生えは
ケヤキだが、異種は大丈夫らしい。周りの種は、そのまま虫の餌食だ。 







ともあれ、種を拾い集めている間も、頭上から糞と種が落ちて来る。多分、ムクドリだろう。葉に遮られて姿は見えなかった。

 昨年も、子供達の手で栽培ポットに蒔いたのだが、発芽して現存する苗は30本程度だから、とても足りない。だから今年も蒔くことを提案するつもりだ。

Dsc_0008
  
 敷地に勝手に入ってくんじゃねえ!

 そんなこと言わずに、ねー。

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