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2010年2月18日 (木)

Oo姉からの自然観察だより20号

  雪空だ。

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Oo姉から写真が届いた。
小雨が降り始める中、こてはしのシダレウメはスズメに天辺を食べられて、ちょっとかわいそう・・。カワズザクラもぼつぼつ咲いていました。
もう見頃ですから、19日、暖かいといいですね。

帰りに寄った園生では、キツネノカミソリの葉っぱが出始めていました。
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    都市緑化植物園に勤務していた当時、どうして枝が垂れるのか?。そんな質問を何度か受けたことがある。あれから4分の1世紀経ったけれど、未だに明快な答えを出せないでいる。
 植物学者や栽培家が様々に研究解析を続けていて、枝を垂らす仕組みと言うか、枝が垂れる樹とそうでない樹の相違については、かなり明らかになってきた。例えば、両腕を肩より上に挙げるような動作を続ければ、二の腕の筋肉が太くなる。反対にその筋肉が細くなれば腕は下に垂れる。腕の重さを支えることに起因するのだが、樹木の枝にも同様なことが見られる。ジベレリンという植物ホルモンが枝の繊維細胞の増減に関っていると見られている。
 その見地から言えば、枝垂れは、肩に力がなくて腕を挙げられない虚弱体型と見るべきか?。
多くの質問の趣旨は、どうして垂れるの?。その理由だ。

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 環境適応のために枝を垂らすような形質が身についたのでは?、という説がある。常に強い風に晒される環境、例えば崖縁や高山の稜線などだが、そのような場所に生育する植物は、そうでない場所の樹々に比べると、地面に伏せるような形状が多い。その種類の植物は、だからその形質が身に付いて、庭に植えても伏せたような樹形になる。枝垂れタイプの植物は、強い風を柳の枝のようにやり過ごす環境適応の形質を受け継いでいるから。そんな説だが、未だ推測の域を出ない。なぜなら、ではそんな強い風が常に吹く地域に、枝垂れウメやサクラが自生しているか?、という事実を明らかにしなければならない。

 現実的に、我々の身の回りで見掛ける枝垂れタイプの樹々の多くは、人工的に改変された園芸種だ。ウメやサクラの枝垂れの理由を説明することは、未だ無理かもしれない。人間がそうした。私はそう答えてきたが。

 Oo姉、写真をありがとうございます。

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