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晴れ間

  良かった良かった。青空になって、母さんもご機嫌だ。
親父さんは、アタシの散歩と朝食の間を見て、庭の芝生にかがみ込んでいたよ。
何してるの?、て近づいたら、芝生の枯れ葉を取り除いて、芽がどうなっているのかを調べているそうだよ。

 強い日照りと地表面の乾燥で、乾きには強い筈の芝生だったんだが、まるで褐色のカーペットのようになってしまったんだ。
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勿論、手を拱いていた訳じゃないんだ.毎日、朝夕には水を撒いていたし、肥料も怠り無く施したよ。それでも茶色に枯れてゆくことを止められなかったんだ。
 ここ数日の雨で一息ついたように思えるんだが、夕方にはまた乾いてしまったよ。

 あたしんちの場合、植えた後に充てにしていた梅雨の雨が空梅雨に終って、御陰で、根の張りが不十分なままに真夏の渇水期を迎えてしまったんだ。
 まあ、運がなかったんだね。
 とにかく、根系まで枯れが及んでいるかどうかを、親父さんは調べていたと言う訳なんだ。その診断は、根は未だ大丈夫。
 ならやるべきことは、カラカラに乾かぬよう灌水を続けて次ぎの雨を待つ。次にアタシを芝生に入れない!、踏み荒らすから。そんな!。

 先日、玄関脇にオリーブの苗木を植えたんだ。
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 この場所は、あたしんちでも一番、潮風に晒される位置なんだ。だから柔な樹は育たない。ケンニャン達は、建物の玄関側の景観は、明るくトロピカル風に整えたい。そう言うんだ。
 タブやシイなど臨海性の常緑樹は鬱蒼とするからね。落葉樹は多分、駄目だろう。とは言いながらも勢いで買ってしまった落葉樹のエゴノキを植えてみたんだ。


Img_0244  * 夕闇の飛行機雲
案の定、五月に季節外れの台風がもたらした潮風に、ひとたまりも無くやられてしまったんだ。その時は、庭の植物の大半も葉枯れ状態になったけれどね。
 
 先日、ケンニャンが何処で知ったか、オリーブの樹を提案したんだよ。
日本ではオリーブは瀬戸内で栽培されていると聞くから、海風への耐性は期待していいかもしれない。試して見る価値はあるよね。常緑樹だけれど、然程、鬱蒼と茂ることはないようだし。
  

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