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2012年3月 1日 (木)

春三月

  朝の気温は七度。寒くはないね。それにしても先週辺りから、まるで梅雨のようにすっきりしない天気が続くよね。
 散歩時、雨が降ってはいなかったけれど、地面は昨夜来の雨で水溜まりだらけさ。御陰で散歩の歩き始めからアタシのお腹は、泥と生理の出血で見るも無惨。
 「汚れるから近寄って来ないで、来ないでよ!」。
何時もは「可愛いわね。撫でさせてね」。そんなことを言ってくる通りがかりの子連れのおばさんが、今日は何て態度だろ。 まあいいさ。アタシはアタシだもの。2605
  この時季になると、親父さんは散歩で”春を見付ける”楽しみが増えるんだってさ。春と言っても、咲き始めた花を見付けることなんだけれどね。
 例年、今頃はウメやロウバイ、マンサクが咲いている筈だって。ところが今年は未だ見ていないそうだよ。寒さが厳しかったってことかしらね。
 
 親父さん、千葉市に住んでいた頃、母さんと毎日のように散歩を楽しんでいたんだってね。それで今の季節なら、住宅地の垣根越しにウメの花が普通に見られたんだって。
 見当たら無いんだよ。あたしんちの周りには梅の木が。「潮風の影響でウメが育たないのかもしれない」。親父さんはそう言うんだ。
 無いとなると、無性にウメの花の香が嗅ぎたくなるね。

 ウメじゃあないけれど、近所の住宅の塀際で、紫色の花を見付けたんだ。
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 親父さんによると、畑の草取りを怠ると、ウンザリする程蔓延ってくるそうで、別に珍しくも無い雑草だけれど、春の始まりを教えてもくれる。葉と花が仏段飾りの蝋燭立てみたいな形をしているよね、だって。
 そうそう,名前はホトケノザと言うそうだよ。
 この後、青い小花を咲かせるオオイヌノフグリという草を見付けるのが、親父さんの楽しみなんだって。
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    草むらで親父さん、一寸白っぽい青葉を千切って、掌で揉んでいたんだ。それを自分の鼻に近づけて、クンクン。何してるんだろ?。

 「まだ香は出ないね」。そう言いながらアタシの前に突き出して、「この匂いを覚えなさい」、だって。「お前の鼻なら嗅ぎ分けられる筈だから、ブタクサとは間違えないだろ。オシッコ掛けるんじゃないよ」。

 何だよ!。
 「あのな、草餅作ったら食べさせてやるから、採集を手伝うんだよ。お前の仲間のオシッコが掛ってないやつを探すんだよ。いいか?」。
 訳が分らないけれど、アタシに嗅ぎ分けさせようって魂胆らしいよ。
   

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