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2012年5月 4日 (金)

フジの花

  雨が上がったよ。今朝、五時過ぎはこんな空だったけれど、直に日差しが強くなってきたよ。

2350   「庭にフジが欲しいよ」。マユチャンが言うんだ。
 散歩で御近所の庭を覗くと、フジ棚を設えた庭や、植木鉢でフジを盆栽風に仕立てているのを見掛けることがあるんだよ。丁度今の時季、フジの花が房状に垂れ下がって奇麗だよね。
 けれど親父さん、今の処はフジを庭に植える事に乗り気じゃないんだ。何でも枝の剪定が難しくて、植えっ放しにしておくと、蔓ばかり蔓延って花が咲かないんだそうだよ。今は庭のツルバラの剪定も大した作業量じゃないけれど、あと数年もしたら大仕事になるらしいからね。「この上、フジなんてとてもとても」、と言うんだ。

 でもマユチャン、フジにご執心らしいよ。小さい頃から親しんでいるそうでね。銚子っ子に聞くと、決まって皆、妙福寺のフジを一押しするよ。
 銚子駅から南へ歩いて十分足らずの処に、妙福寺と言うお寺があるんだ。結構、大きな寺でね、その境内に数カ所、藤棚があるんだよ。
 

 昨日、雨模様の天気だから訪れる人も少ないだろうと、親父さんと母さんがそのフジを見物に出掛けたんだ。
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 確かに、銚子市民が自慢するだけはあるって。
 樹齢七百五十年余りと言うから、平均的なフジの寿命を遥かに越えるよね。お寺の建立間もなく、京都から移植したと伝えられているそうでね、お寺の歴史がそれくらいだと聞くから、フジの樹齢も七百有余年と診たんだろうね。
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  親父さん
、花房の長さが揃っている処を診ると、「何代にも渡って伝承され続けた植木職人の技が、ここまでフジを長らえさせて来たんだろうね」、だって。
 とは言っても、昔の姿を覚えている御近所さんが言うのには、今よりずっと花房は長かったそうだよ。もしそうなら、樹勢に陰りがでているんだろうね。

   事実、今、”樹医の診断に基づいて養生中”と言う看板が啓示されているよ。
老衰が進んでいるとなると、根系の養分吸収力が弱っているんだろうね。それなら植木屋さん的には、負担をかけない枝葉の剪定に、若い根の発根を促すことかな?。土壌学者的には、土壌微生物の棲息環境を整える。つまり土壌改良。カンフル材の投与。いろいろな方策を試みるんだろうね。
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 とにかく、ここまで歴史を紡いできたフジなんだ。出来る手をつくしても無駄にはならないよね。夜、ライトアップしていたよ。
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