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2012年5月14日 (月)

開花

   昨日、英国人で手漕ぎボートで太平洋横断を目指すサラが、銚子を出航したんだね。今朝のニュースでそれを知った親父さん、先週、見送りに行ったマリーナで、誰もいないのに拍子抜けしたんだけれど、結局、見送りは叶わなかった訳だよ。予定より二週間遅れでの旅立ちになったんだね。ボンボヤージ、サラ。

 ところで、 ハマヒルガオが開花し始めたそうだよ。
海岸の砂丘に広がる植物で、千葉県では九十九里浜から茨城県の沿岸に広く分布しているんだって。人工的に栽培されるものじゃなくて、自然砂丘に自生することから、海浜植物の代表格でね、海浜自然度の尺度にされることもあるんだ。

 親父さん、千葉市に住んでいた頃は、人口海浜である稲毛の浜や幕張の浜に、ハマヒルガオを移植する事を試みたり、何の理由であれ、発見でもしようものなら、小躍りして喜んだものなんだって。それだけ海浜の自然が芽生え始めた証だとか言ってね。
2010_458  だから、そんな場所があると、毎年季節になると通いつめ、定点観察していたそうなんだ。今年から縁が出来た刑部岬下の海浜に、海浜植物の群落がある事は多くのナチュラリストの知る事なんだけれど、3、11津波の直撃を受けているだけに、どうなったか心配されていたんだって。
 何しろ、刑部岬の展望施設から見下ろすと、海面の色が津波以前と明らかに異なるそうでね。屏風ヶ浦の際まで蒼く、如何にも深さを感じさせた以前の様子が、今では茶色がかった緑色に変わっているんだ。「海底が、浅くなったんじゃないか?」。昔から此所を観続けている人が言うそうだよ。
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 そんな訳だから、浜の植生だどうなったか、案じてもしょうがなかったんだって。
先日、観察会の予備調査で浜に降りた親父さん、以前と変わらないのかどうか、それは知らないけれど、ハマヒルガオやハマボウフウなどが芽生えていることは確認したそうだよ。そして数輪、開花していたんだって。
 
 アタシんちでも昨日、庭に移植したハマヒルガオが開花したんだ。
2473  去年の今頃、アタシの遊び場である芝生広場の利根川縁で、皆に踏みつけられて、それでも健気に開花しているのを見付けたんだ。それを見た親父さん、今迄の感覚で、これは何とかしなくちゃ。そう思ったんだね。
2476_3  数株の地下茎を掘り起こして、アタシんちの庭に移植したんだ。それが咲いたんだ。当然、元の場所のハマヒルガオも気になるから、先日、アタシの犬仲間のラッキーの飼い主で、元学校の教師をしていた親父さんと、確認したそうだよ。

  去年、家の親父さんが移植した直後に、芝生広場の草刈り作業で見事に刈り払われてしまったんだ。だから、今年は、その作業で手加減してくれるよう、頼む積もりで見守っていたんだよ。
 でもね、一昨日、千葉市へ行っている間に、また、刈られてしまったんだ。
今朝それに気付いた親父さん、「あ〜!」、だって。きれいになくなっていたけれど、窪地で草刈り機の刃の届かなかった場所に、僅かに刈り残されたハマヒルガオが見つかったよ。

2466  今度こそ、手厚く保護するとさ。アタシも気をつけている積もりだよ。
 
 

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