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2013年6月13日 (木)

葛藤

 

朝から雨。暫く本格的な雨が降っていなかったから,アタシんちの周りの植物は、みな大喜びしてるよ。
 芝生広場なんか、先の週末にご近所さん達が草を刈ったんだ。けれど今日観れば、既に蒼蒼としているよ。
 植物が成長することは分かっているけれど、抑えることがなければ際限なく膨張する植物もあるんだね。勿論、庭のスケールでの話だよ。それをどの程度にコントロールするかが、庭仕事のポイントらしいね。
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 それと同じとは言わないけれど、似た様な事を親父さん、先日来から注視し続けているんだって。
 庭ならぬ市民活動という枠の中の事なんだってね。    そのキーワードは「風化」と「復興」なんだそうだよ。
 東日本大震災を原因に、その経験を風化させたくない。そういう思いの延長線上で行動する人々と、それはそろそろ書棚に収めて、今日明日の事に傾注しよう。更には、復興特需で更なる成長を。
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 いろいろな想いや主張があって当然だし、それが三本の矢であっても構わないんだろうね。

 震災以前からあった保養所がね、被災して使い物にならない状態になったんだって。それをどうするか?が課題になっていたんだね。修理するにしても、取り壊すにしても、その地域の自治体が負担するには荷が重い、ネガティブな出費と看做されているんだよ。だから最初は、誰か現状での引き受け手はいないかと探したそうだよ。誰もいなくて、結論を市民の意向に委ねたら、とにかく原形復旧。つまり被災以前の姿まで復旧、という要望が多かったそうだよ。
 
 それならば国の復興予算でと、前に進み出すかに見えるんだって。ところで、そこからが問題でね。原形復旧後の施設利用について、市民それぞれの思いが投影されてね。
 施設の性格が、観光施設に津波被災記念館機能まで盛り込まれる方向に向かっているんだって。
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 実は震災以前から、その施設は営業不振が続いていたんだ。地域への観光利用客そのものが減少傾向でね。

 だから施設の持ち主である自治体は、その建物の復旧はするけれど、観光施設として営業再開に要する費用を,自らの負担を条件に引き受け手を再度募るつもりだそうでね。
 さもないと、相当な維持管理経費の負担が重荷になるんだ。 
 倒産させたほうが良い企業を延命させても、需要増を見込める資源が未整備では、未来はない。そう考える人や、風化させたくない体験を、今後の施設の集客資源にと考える人もいて、だから合理的な経営診断のないまま、その街の三本目の矢は潮風に錆始めているんだって。


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