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2014年6月15日 (日)

コアジサシ

 日の出オジさんと競う様に芝生広場へ出た親父さん、けれどやっぱり先を越されたよ。それでも日の出を待ちかねる人が他にいるってことは、悪い気分じゃない。
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 その後親父さん、「朝飯前の・・・」なんて言いながら出掛けてしまったんだ。

昨日、ボランティア仲間で写真屋を営むオヤジさんにね、コアジサシの雛の写真を見せてもらったんだって。
 コアジサシはね、親父さんにとっても長い付き合いの野鳥なんだそうだよ。
昭和の時代、千葉港の奥に位置する製鉄所の構内にね、当時お付き合いのあった千葉県生物学会の先生達と調査に入った事が、コアジサシ観察の初体験だそうでね。千葉市の自然ガイドブック編纂のためだったそうだよ。

 丁度今頃の時季でね。礫場に、小石と観分けが付かないように卵が産みつけられて、それを親鳥が抱卵しているのだけれど、近寄ると頭上を舞う成鳥が、急降下して威嚇するんだって。それを腰を屈めて避けながら卵の数を数えたそうなんだ。

 現役時代、千葉市の鳥に選定された経緯に関わってはいたんだ
。その後、稲毛や幕張の人工海浜の産卵地域の保全にも関わってね。けれど何故、コアジサシが評価されるのかは当時、今程には理解していなかったそうなんだ。最近、神栖市での野鳥フォーラムの発表でね、神栖市の海岸と九十九里浜、そして千葉市から船橋市にかけての東京湾沿岸。そのトライアングルでコアジサシが移動していることを知ってね。
 コアジサシにとって千葉市が重要な地域であることを改めて理解したんだって。

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 今朝はね、刑部岬下のハマヒルガオの自生地を訪ねて、あわよくば雛を双眼鏡で観察できれば。そんな期待をもっていたそうだよ。親父さんが現地に付いた時には既に、野鳥愛好家らしい人達が数人、長い望遠レンズを据え付けていたそうでね。実質的に、その位置が立ち入り最前線になってね。親父さんもそこから前には行かず、双眼鏡で浜を眺めていたんだって。

 雛?。見付けられなかったそうだよ。他の人は超望遠レンズだからいいだろうけれど、親父さん、もっと近寄りたかったでしょう。不満じゃない?。

 親父さん、本格的な望遠鏡やレンズを持っていないから、標準レンズで撮れる限度だけれど、それで良いと思うんだって。

 昔、ロンドンの公園で
バードウォチングが趣味という紳士に出会ってね。親父さんと言葉を交わしながら、ポケットからオペラグラスじゃないかと思えるような小型の双眼鏡を出してね。「これはアンタの国の製品だよ。良いね」って言ったんだって。

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 「それじゃ不足じゃないか?」と親父さんが聞いたんだって。
「このグラスで観える範囲で自然と間合いを取るんだって」。それ以上には近寄らないんだそうだよ。間合いは良いとして、日本人的にはもっと高性能な機材で・・。
 そう考えるけれど、「ピンホールじゃ周りに見える物も見えないよ」って、返されてしまったって。

 以来、親父さんは手持ちの古い双眼鏡と、標準レンズ一筋なんだそうだよ。
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