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2016年7月23日 (土)

オニユリ

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  親爺さんが定点観察する区域は、もっぱら最近はスカシユリの自生地である、鹿島灘に面した神栖市の海浜なんだけれど、今、そこは風力発電の風車が電柱のように立ち並ぶ区域でもあってね。元々は防潮林があった場所なんだ。けれど肝心の松が立枯れてしまってね。だからというわけじゃないだろうけれど、松林よりは風車林が時世に叶う。そんな選択を茨城県はしたんだろうと、アタシは推測しているんだ。でもそれじゃあ環境保全を楯に、勝手な手出しはゆるさじとしてきた、姿勢に反して、県民を裏ぎることになってしまうだろうから、現地では松苗を海岸に補植しているんだとさ。

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 で親爺さん、今日も会議の帰り道、その再生中の防潮林に沿って走る道路でね、遠目にはスカシユリに見える花が一杯見掛けたんだとさ。以前と言っても数年前、親爺さんは今日見かけた花をスカシユリと思い込んでね、狂喜したんだ。実はオニユリという、中国大陸から渡来した種類で、スカシユリじゃないんだ。

 この海岸を初めて訪れた当初、確かに親爺さん、スカシユリの存在に気がついて写真にも撮ったそうでね。そこでは誤認してはいなかったんだけれど、スカシユリの増殖を思いついて、その時、葉の付け根に黒い大豆のようなムカゴが付いている株をね、無意識にスカシユリと思い込んでしまったのさ。
 「スカシユリにムカゴはできないよ」。地元の研究者である元校長先生に指摘されるまで、せっせとムカゴを採集して、庭に埋めていたんだとさ。

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 今は正しくスカシユリの種を採取して蒔いているけれどね。
海岸沿いの道の縁に、群れになって、これ見よがしに花を咲かせているオニユリに比べ、スカシユリはより波打際よりの、松林の陰で数株単位でひっそりと息づいているそうでね。だから地元の人は、オニユリを見慣れているせいか、その海側に、オニユリに先立つ2ヶ月前に咲くスカシユリを、意識することはない様子でね。
 海岸のユリだと言えば、オニユリのことと返事が返ってきたよ。

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 親父さんにとっては、スカシユリ程のありがた味はないオニユリだけれど、それでも咲いている様子は、薮に花を添える感じで悪くはないよ。
 写真に写っている青い花は、確かハマゴウとか。花の盛りはもう少し先でね。アタシん家でも親爺さんが、枝を挿して苗を作り、家の北側にトベラ、マサキなど、海岸の常連と一緒に植えてあるよ。今日の定点観察は、オニユリとハマゴウが咲いていた。と言うようなことだよ。


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