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2017年1月16日 (月)

散歩

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 昨日の朝の寒さと言ったら。
その寒さの中、早朝から親爺さんは家の誰かさんにオムツを買いに走らされてね。ストックが昨夜の内に尽きたとかで、大騒ぎされてしまったんだ。どこの薬局も9時を過ぎないと店を開けないよ。そこでわかったんだけれど、 とりあえず必要な日用品が揃えてあるはずのコンビニが、実は大人用のオムツを売ってはいないんだね。親爺さん、知らなかったとさ。老老介護が普通な街なんだけれどね。

 今朝も温度計は氷点下を指していたとさ。
それでも昨日のようなショックに近い震え程はしなかったよ。慣れたのかな?。
 とは言え親爺さん、カメラを持つ手がね、素手な所為か固まってしまったとかでね、シャッターを押す指が動かなくなってしまったんだとさ。手をポケットに入れてもダメでね、家に戻ってお湯に浸けて、ようやく曲げ伸ばしできるようになったよ。

Img_5779  台所から外を見ていたら、ハエが飛び込んできたよ。この寒さにもかかわらず生き延びているんだね。ただ、しつこくてね。煩くまとわりついてくるんだ。

 親爺さんと一緒に出た朝の散歩でね、ご近所さんちの庭の梅が、ちらほら花を咲かせているのを見つけてね、根元近くの花に鼻を近寄せたら、なんと言ったらいいのか、甘いケーキのような匂いがしたんだ。
 今は盛りと咲き競っているニホンズイセンもね、似たような匂いを漂わせているよね。

 親爺さんが言うには、冬の最中に飛び回る虫は、アタシが話したハエは別としてもそう多くはないそうでね。具体的にはどんな虫が飛び回っているのか?親爺さんも知らないとさ。
 それはともかく暖かい陽射しに誘われて開花した、梅やスイセンの花が咲く場所に、たまたま来合わせたミツバチなどを見逃さず誘い込む必要があるんでね。そのためにはかなり濃密な甘い香りを漂わせる必要があるんだろうね。

 それに関連して親爺さんが話していたことに、霜に覆われた葉が枯れないで生き残るのは何故か?、と言うことについてね、それは冬になると自動車のエンジンに不凍液を使うことに似ているそうでね。不凍液は、エンジンの冷却水系に充満させている冷却水を凍らせないよう、エチレングリコールの水溶液だというんだね。それによって、ラジエーター液の氷結温度を下げるのだそうだよね。植物も、細胞の中に充満している細胞液を、冬になると液中の糖質濃度を濃くしてね、細胞が凍って凍死しないようにしているんだそうだよ。
 よく、寒さに当てると果物や野菜の甘みが増すと言うのも、その所為かもしれないね。

Img_5775

 今日は親爺さん、そんな話を犬のアタシにするんだ。分かるはずもないのにね。そのうち独りでつぶやきながら散歩するようになるかもしれない。けれど独り言しながら歩くなんて、気味の悪い姿だよ。
 ああ、あの人も痴呆に・・・って、指されるよ。
 
 

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