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2018年11月17日 (土)

発達障害(3)

 ”尻の毛まで毟られる”。あんまり良い意味では出てこない表現なんだってね。親爺さんは”強欲”の間接的な表現だと話していたけれどね。今朝もそうだったけれど、散歩でね、お尻の毛まで毟られたんだ。これはね、言葉通りの意味だよ。欲張り云々ではなくてね、アタシが換毛期真っ盛りなものだから、散歩で親爺さんの先を行くと、後ろから手が伸びて、アタシの頭上を毛が舞って行くんだ。
 それでもどうやら一皮剥けた感じでね。家の床を掃除ロボットが這い回る回数も、午前午後の二度に減ったよ。やれやれさ。

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 今朝は風もなくて、けれど鹿島灘方向から潮騒の響きが聞こえていたんだ。そんな日は、その時風が無くとも、やがて北風が吹いてくるんだね。案の定、午後には北風が強く吹き出したよ、その所為なのか、午前中は朝陽も顔を出せない空一面の雲が、北風に”吹き払われて”、正に言葉通り箒で掃いたように綺麗に吹き払われて、午後はガラスの天井さ。

 まるで言葉遊びしているようだよね。勿論、犬のアタシ相手じゃあ無理な話だよ。今日はケンニャン家族は揃って千葉市へ行ったよ。親爺さんとアタシは留守番。母さんは身体が固まってしまうとか言って、独り銚子へ遊びに行ってしまったんだ。

 ケンニャン達が行った先は、千葉市内に教室を開く、発達支援児対象の私塾のような場所らしくてね。確か先週、体験した筈だけれど、考えた上で参加申し込みすることにしたんだとさ。一コマ1時間程度の教室らしいけれど、毎週土曜日、往復5時間掛けて通うそうなんだ。未だ3歳児の本人も大変だけれど家族も覚悟がいるよ。

 けれどアタシんちはそんな努力は惜しまない歴史があるそうでね。
親爺さんの妹も生まれつきの肢体不自由児で産まれてね。さらに進学では親爺さんを除いた家族全員が希望する学校の学区に転居して、入学条件を満たすとか。昭和30年代の頃の話だそうでね。だからどうなんだって?。そんな苦労を知っているというだけのことさ。でもそんな苦労を家族が耐えて、今、本人は普通の母親として元気に暮らしているとさ。英才教育に血道を上げる事例とは違うよ。

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 * タンポポにミツバチ。どうにもこうにも、季節感が狂い始めているよ。

 ”言葉遊び”。言葉遅れが指摘されて久しいけれど、最近徐々に語彙が増えて、家族とはオウム返しのやり取りで遊ぶようになってね。生活動作も、銚子市の発達支援施設に通うようになって未だ一月足らずだけれど、一つ一つに自立の動きが出ているんだとさ。その面での家族の不安感は徐々に払拭されて来たとさ。ただ、相変わらず他の幼児や他人とのコミュニケーションに関心の芽生えが見られなくて、それが最大の課題なんだね。彼は饒舌だよ。ただ、コーチャン語と家族が呼ぶ造語が多くて、ほとんど独り言なんだ。

 アタシとしては心外なんだけれど、アタシが怒りや警告の気配を込めて吠えると、それが彼を対象にしたり、その場に居合わせていなくても、吠え声が耳に入っただけでパニックを起こすんだ。そんな時、アタシは肩身が狭いよ。

 ケンニャン家族の帰宅は遅くなりそうだから、今日、千葉市での首尾を聞くのは明日になるよ。気になるけれど、待とう。

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