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2019年2月24日 (日)

駄々っ子

 駄々っ子母さん、困ったものだよ。

 親爺さん、日曜日の今朝は6時に起床したそうでね。アタシに声も掛けずに外へ出て行ったよ。20分ほどで戻って来ると、今度はアタシに「散歩!」ってね。その声かけを待っていたんだ。オシッコも我慢の限界に近かったからね。1時間近い散歩を終えて家に戻ってきたら、未だケンニャン家族は起きてはいなかったよ。日曜日はいつもお寝坊さんでね。

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 親爺さん、アタシの朝食は直ぐに用意してくれたけれど、親爺さん自身の朝食は何時になるのか、ともかく皆が起きてこないことにはね。だから車に乗って卵を買いに出かけてしまったよ。そして戻った頃、皆が起きてきたよ。

 午後、ケンニャン夫婦が、ケアマネージャーさんから渡されていた施設リストに記載されている介護施設の一つを確認に出かけて行ったよ。親爺さんだけじゃなく、ケンニャン達も施設探しに参加したんだ。
 彼らが訪問した施設は、日曜日だった所為もあるんだろうけれど、応対はそれ専門のスタッフではなく、居合わせた看護師さんが対応してくれたそうでね。親爺さんが訪ねた施設での建前的な説明とは違って、かなり現場寄りの実際的な話が聞けたそうなんだ。ケンニャン夫婦は好感を持ったそうなんだ。更に範囲を広げる傍、更に先を見据えて特別養護施設も見たそうなんだ。「親爺は特別養護施設に先入観があるよ」、とケンニャンが言ったよ。

 「最近の特別養護施設は・・・」。親爺さん、それは自分の目で確かめるとさ。
ともかく今回は健康保健施設から介護保健施設への中継ぎになる施設。そういう共通認識ができたようでね。親爺さんもケアマネージャーさんとの話に、いままでよりは現実に近い条件を示せるはずだとさ。

 「私は死んでも家に戻る。リハビリする気はありません。自分の事は今まで通り自分でします」。夕方、母さんの病室を訪ねた親爺さんに母さんが言ったとさ。
 「リハビリは今日で終わりです」。これまで母さんを担当してくれていた療法士の青年から、そう告げられたんだとさ。

 その口調に親爺さんビックリ。「リハビリで身体が以前のように動けなければ、退院はできないんだよ。リハビリをしっかり・・・」。そう親爺さんが言った言葉に母さんが返したそうなんだ。

 親爺さん、院内の人事異動で療法士が交代する件は事前に聞かされていたので、それが今日で入れ替わる。そう認識したそうなんだ。母さんの頑なな意思に、新たな転院先探しに頭を痛めている親爺さん、その時は怒りがこみ上げてきたそうだよ。
 夕食の席で件ニャン夫婦と言葉を交わしてね、母さんの言葉の裏に、「馴染みになった療法士が明日から来ない」。それで、もうリハビリしない。そう言ったんじゃないかとね。成る程、母さんならありそうなことだね。
 「施設のことは俺が話すよ」と、ケンニャン。親爺さんより息子が話すほうが良いかもね。説得は適材適所だよ。

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