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2019年2月22日 (金)

介護施設

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 親爺さん、昨日から黙って考え込むことが増えたよ。
今日は午後から市役所の介護窓口を訪ねた後、母さんの入院している病院へ行ったそうでね。眠っていたとさ。車を走らせている間、眠気に襲われた親爺さん、だから母さんのベッドの脇で少しの間、居眠りしたとさ。親爺さんが目覚めた時、未だ本人は眠っていたので、そのまま起こさず戻ってきたそうだよ。多分、無呼吸症候で夜、十分な睡眠がとれていないんだろうね。

 帰途、ケアマネージャーからもらったリストの施設に寄る積もりだったそうだけれど、孫のお迎え時間を考慮すると、余り時間の余裕もなかったそうでね。しかも外干しした洗濯物も気になったとさ。雨が降ってきたからね。
 10年前には想像もつかない世帯じみたことを、今の親爺さんはやっているんだとさ。アタシがどおして?と聞いたら、「他の誰もやらないから」だとさ。そうだね。
 けれどこれもまた、人が歳をとるという現実なんだよね。アタシもね、最近自分の歳と体力を自覚するよ。

 処で親爺さん、恥かしながらこの後に及んでようやく、介護制度の実態を知り始
めている様子でね。三つのコースがあるらしんだ。一つは健康保険施設。もう一つは介護保健施設。三つめは特別養護施設。この他に有料老人ホームがあるけれど、費用的に検討対象外だとさ。
 前者は今、母さんが入院しているリハビリ病院がそうなんだね。リハビリ治療で社会復帰させる、というのが目的だから、入院期間に基準が設定されているんだとさ。国民健康保険が適応される制度で、親爺さんが今日、市役所へはこの関係で行ったそうなんだ。
 そして親爺さんが次なる受け入れ先として探しているのが、介護保健が適応される施設でね。これらの施設も先々の在宅看護移行までの繋ぎな様子でね。やはり期間に基準ありさ。

 親爺さんが今日知ったのは、国の姿勢として施設介護から在宅介護への転換が背景にあって、家族が介護できないから施設へ、という理由には顔が向いてはいなさそうなんだとさ。在宅介護に向けて、支援策を充実・・というのが、聞いた処の話だったとさ。それだけ社会の高齢化が進んで、対象者の増加にもう面倒見切れない、ということが本音らしいね。
 
 建前と本音があるじゃないか。確かにありそうだけれど、そんな違いを嗅ぎ分けられる程には、親爺さんの嗅覚は敏感ではなさそうだよ。

 結局、預けっぱなしの施設は、特別養護施設なんだね。今の母さんは、その施設の症状としての条件、介護4で認知症で受け入れられる範囲ではあるそうなんだ。けれど、待ち行列もさることながら、待っていれば順番が来るということではないそうでね。緊急性や重篤度などで飛び番が頻発して、何年も待つ。なんて実態を聞かされたそうだよ。入所したから本人に平安が・・。いけるものはいつかは死ぬことは平等だけれど、だからと言って・・。クォリティ オブ ライフなんて格好つける積もりはないけれど、親爺さんの伴侶に対する自責の念は消えないとさ。

 気がめげてしまいそうだけれど、明日は今日行かなかった施設を訪ねてみるとさ。親爺さん、犬も歩けば・・・って諺があるじゃない。

 

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