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2019年4月 7日 (日)

三桁?

 「ウチは3年待ったよ。場所に寄っちゃ三桁も待ち人がいるそうだから」。

親爺さんの写真とパソコンの師匠から電話があったとさ。師匠のフォトショップはね、駅前にあって師匠と招き婆ちゃんが店番しているそうなんだ。で、親爺さん世代のオヤジ連の溜まり場にもなっていてね、いつも誰かしら居座ってお喋りに興じているんだとさ。最近こそご無沙汰気味だけれど、親爺さんもその中の一人なんだよ。昨日旭市内の養鶏場の直売所に卵を買いに行った親爺さん、そのついでに師匠の店に立ち寄ったけれど店が閉まっていたんだとさ。特に用があったわけじゃない。世間話にね。

 多分、今日も誰かが店でお喋りしていたんだろうね。そのお喋りに親爺さんの近況が話題に出たんだろうね。店に立ち寄るオヤジ連、皆様々な経歴と事情を抱えているから、他愛のないお喋りでも結構参考になる経験話もあってね。親爺さんもそこでのお喋りを重宝しているんだとさ。

 電話をくれた師匠に変わって受話器の向こうに立ったのは、親爺さんも顔見知りの、親爺さんよりは若い人でね。家族の介護を抱えながら仕事もしているという人物だとさ。

 去年の今頃、親爺さんは担当していたキャンプ場のマネージャー職の求人でね、東奔西走していたよ。その活動で採用した人も、前職は介護施設に勤務していたとかでね。親の介護故仕事を辞めざるおえなかったそうでね、介護の必要がなくなったから再就職するための求職だとか。そんな施設に勤務していても自分の身内の介護は在宅でせざるおえなかった。厳しい話を親爺さん、聞いていたとさ。

 今日の電話はね、母さんの再転院の行き先探しについて、助言してくれたんだそうでね。親爺さん、おそらく最後に門を叩くことになるだろう特養と呼ばれている施設がね、二桁三桁の入所待ちの人達がいて、電話の主は入所まで3年も待ったという話に、少なからず自分の現状認識の甘さを突きつけられた気分だとさ。助言はね、その三年間を何処でどのように過ごすかについて、多機能小規模介護施設でのショートステイ利用を教えてくれたそうなんだ。今日現在、親爺さんが入所申し込み手続きを済ませた介護施設についても、楽観視はできない現実なんだね。

 80代、90代の高齢者なら兎も角、母さんは60代、仮にこのままなら20年以上の施設暮らしになるんだ。親爺さん、我が家での在宅介護が早々に行き詰まることは容易に想定されるにしても、人一人の人生を施設に託しっぱなしすることが、天に対して許されるのか、深く悩んでいるんだとさ。

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