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2019年5月26日 (日)

落ち着き

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 じっくりカメラを被写体に向けて据え、自分の思い描いたシーンが眼前に展開する瞬間を待つ。魚釣りのような撮影スタイルもあるけれど、少なくとも親爺さんが朝陽を撮る時は、偶然の出会いを記録するスタイルだとさ。今朝は正にそうだね。この時期に白鳥が眼前を通り過ぎるなんて、期待なんかする筈がないものね。とは言え昨年だか一昨年だかにも確か初夏の頃、芝生広場から利根川の川面を下る白鳥を撮った事実はあるよ。利根川の上流30数キロの中州に居着いた数羽の白鳥の一羽じゃないだろうか。今年も何か理由があって川を下ってきたんだろうね。これが今朝撮った写真だとさ。

 処で昨日の続きだよ。 

「心穏やかに過ごせています」。母さんがリハビリ病院を退院して老人介護保健施設に入所して一ヶ月が経ったんだ。この一ヶ月、リハビリ病院からの申し送りをベースにした暫定的なケアプランを、この施設なりのケアプランに切り替える時がきたそうでね。昨日、親爺さんとケンニャンが施設のケアマネージャーと面談したんだとさ。午前中は千葉市で発達障害支援プログラムを受けたその帰途にね、施設に立ち寄ったんだって。そこで示されたこれから三ヶ月間のケアプラン、その記載項目にね、母さん本人に施設が聞き取りした、その内容が書き込まれていたんだとさ。

 正にお行儀よく答えたと思える内容でね。認知症の気配も感じさせない応えぶりだとさ。確かに、親爺さんが施設内で母さんと話す場面でも、「何言ってんだ?」と怪訝に思う遣り取りは減っているとさ。「家に帰りたい、そう話していましたよ」って、ケアマネージャーさん。ご家族の今後に対する考えを聞かせてください。この一ヶ月で症状はかなり回復していますとさ。

 それは良い知らせだね。けれど親爺さんんとケンニャンは顔を見合わせたとさ。「私が話します」。口を開こうとした親爺さんを制して、ケンニャンが話し出したとさ。

 母が落ち着きを見せているのは、施設でのプロフェショナルなサービスに対する満足に加え、スタッフの笑顔に癒されているからでしょう。一方、家族との日々の生活は笑顔の団欒だけじゃない。生々しくもあり感情のぶつかり合う環境でもあります。しかも施設で受けているようなサービスなど考えにも及ばない。自分でしなければならないことばかり。それが以前のように出来なければ、それが更なるストレスの素にもなる。それを本人が分かっているとは到底、思えない。

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 今回の発病以前、おそらく認知症の兆候による言動で、家族の会話はストレス度の高いものだった。それが父の言動に加え、犬や、更に息子の自閉症スペクトラムに影響を与えていただろう事を感じている。現在、母の認知が落ち着きを見せていると同様に、孫もパニックに陥る頻度が減って、ようやく希望を見つけた処です。現実に、息子のケアは爺ちゃん頼み。この上に母をケアすることは無理です。来月誕生するだろう胎児が、万一にも息子と同じ症状を持って生まれてこないとも限りません。そしそうなったら・・・。一気に話したとさ。

 面談の結論は、更に緊密に連携を深めてこの先、三ヶ月間のケアを進めましょう。やれやれ。

 

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