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2019年7月11日 (木)

ベッド周り

 晴れ間とは言っても真夏のような快晴じゃないよ。薄曇り程度でね、そうでなくとも海に囲まれた銚子の街じゃあ湿気が高くて洗濯物もスッキリ乾燥、とはゆかないよ。夕方にはポツポツ降ってきてしまったよ。

 今朝は陽の出る前、20分頃の空が綺麗だったね。雲が茜色に染まっていよ。それが日の出直前には黄金色に変わるんだ。どちらにしても見とれてしまう光景だよ。

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 今日は親爺さん、午後から母さんが入所している介護施設へ出かけて行ったよ。最近は週に一度程度の様子見さ。その前に入院していたリハビリ病院は週に2、三度。さらにそれ以前の治療を受けていた病院は毎日。だんだん頻度は減っているんだ。

 そのどの施設にしても車で30分以上、片道30kmは離れているから通い慣れても負担は大きいよ。現在の介護施設は病院じゃない、ある意味生活能力の獲得を目指す施設だけれど、露骨には言われないけれど、まあ見舞いは程々に・・という感じでね。そんな雰囲気で自然に週一度、という形になったんだ。

 「駅前のお婆さん達がお見舞いにきてくれた。嬉しかった」。今日は先週の夜叉のような表情とは違い、落ち着いて本来の母さんの顔だったそうでね。親しかった婆ちゃん達と再会できたことが効をそうした様子だとさ。「アタシの快気祝いのタオルを配ってよ」。おいおい、快気祝いって何のことさ。確かに治療は一段落したけれど、症状が固定化してしまったんだ。快気祝いなんかできる状態じゃないよ。「孫の顔は見たいけれど、連れてこなくてもいいよ。私が退院したら会えるから」。さあ、困ったぞ。

 処で病院に限らず介護施設も、外部からの飲食物の持ち込みは禁止されているよね。花ですらそうなんだ。母さんのベッド周りは、だからキャビネットが一つ置かれているだけでね。花瓶一つない殺風景な区画なんだ。母さんの誕生日に親爺さん、例年どおりバラの花束を持ち込んだんだ。親爺さんが退出後、即撤去されてしまったとさ。で今回も駅前の婆ちゃん達が持ち込んだ見舞いの菓子や、根拠不明の民間療法的な品々も、介護者に当然のように没収されたしまったとさ。その処置は支持するけれど、だからいつも手ブラで会見しているそうだよ。

 何と言っても帰宅前の生活訓練を旨とする介護施設だから、それに関係ない私的な品々は徹底して排除されるんだね。一方、親爺さんが見学した老人の生活介護、つまり行き着く所まで行った特養施設の区画は、結構生活感に溢れていたとさ。長逗留に耐えるためだから、そこは適度に融通が効くんだろうね。親爺さん、だから母さんが一日も早く特養に移れればいいと念じているそうだよ。本人の期待する道ではないだろうけれど、現在の介護施設の殺風景なベッド周りを見る度に思うんだとさ。

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