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2019年7月23日 (火)

週明け

 あと数日で梅雨が明けるそうだよね。今朝は雲に覆われた梅雨空が未だ続いているけれど、雨は降ってはいないよ。今朝は5時前には散歩を始めて6時半頃には帰宅したよ。その後、アタシは水溜まりに入り込んで汚れた手足をシャワーで流し、朝食をいただいた後は朝寝を決め込んだけれど、暑さで、だんだん散歩が辛く感じる昨今だよ。梅雨明けで気温が30度を超える見通しを聞くと、行けるものならどこかへ避暑に行きたいよ。

 一方親爺さんは、散歩を終えた後も休むことなく家事に、孫の世話にと動き回って、朝食を摂るのは何時も昼近くだったとさ。今月は産後の疲労と乳児の世話でほとんど動けないマユちゃんの、食事や洗濯仕事に日用品の買い物も親爺さんが支えているから、身体を休める暇はないとさ。せめて土日ぐらいはと思うけれど、ケンニャンが休みなしの連日出勤。学校は夏休みだというのに三年生の進学対策に部活の大会だ、PTAとの懇談だとか。結果的に母子は父親不在が続いているんだ。ハッキリ言って、学校はブラック企業並みだよ。

 それでも介護施設に入所している母さんを放置しておくわけにもゆかないからね。だから親爺さん、午後から施設へ様子見に出かけたよ。親爺さんが施設に着いた時は、母さんは入所者全員が食事を摂るホールで、皆と3時のお茶を楽しんでいるところだったとさ。楽しむと言っても、隣席者と談笑するでもなく、皆黙りこくっていたとさ。つまりは食べる事が唯一の”楽しみ”という意味だとさ。

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 「こんな所に死ぬまでいる気はないよ。一刻も早く出してよ!」。「ここにいる人は皆、家に帰りたがっているんだから」。開口一番、強い口調で母さん。栄養士が管理する食事と欠かさぬ服薬の所為か、顔色、ツヤも良い母さん、健康面に不安はなさそうでね。ただ、麻痺した身体が思うようにならないだけなんだとさ。その苛立ちが、時折両足を痙攣させるようで、盛んに手で痙攣する両足を押さえていたとさ。

 帰りたい!。その言葉が親爺さんの心臓をブスブス突き刺すとさ。できるものなら連れて帰ってやりたいとさ。母さんの声が聞こえる範囲の人達の視線が親爺さんに集まっていることを、イヤでも感じるそうなんだ。少し前なら「家に帰っても、自分の世話だってできないだろ」って反論していた親爺さん、最近は母さんの話を意識的に聞き流がそうとしているそうでね。確かに施設の中を見て、そこに入所している人達を見回せば、母さんと同じ思いか、または諦めてしまったのか。一人一人の顔を見て親爺さん、苦しくとも自由に動き回れる自分の幸運を痛感するそうなんだ。動きのない水溜まりに母さんを置き去りにしているようで、自責の念にかられるそうでね。だからものの数十分でいたたまれずに席を立ってしまうそうなんだ。それでも来週、又来て”元の生活に戻りたい”という母さんの要求を聞くとさ。今できる事はそれだけだものね。

 

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