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2019年10月 3日 (木)

背中を押したら

 今朝の気温は20度。空が夕焼けのように紅に染まっていたよ。朝焼けは天候悪化の兆しだとか。けれどその後は真夏のような照りでね、もう温度計を見る気もしないよ。ただただ暑さに喘いで日陰に横たわっていたアタシだよ。

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 「コーチャン、肢体不自由な子供達の水泳教室があって、そこに参加させてもらえることになった」とマユちゃん。コーチャン、肢体不自由児じゃあないんだ。それどころか身体を動かすのが大好きでね。力を持て余し気味なんだ。アタシなんか、それで大迷惑しているんだよ。

 彼は水が好き。海辺でも、公園のプールでも、お風呂でも、水が満たされていれば即ジャンプ。けれど保育園が引率して近所の温水プールに行く水泳教室プログラムがあってね、彼はそれには参加させてもらえないんだ。指示が通じない。オムツが外れない。そんな理由でね。

 マユちゃん、発達障害児だからしょうがないと、今は諦めムードだったんだ。「やってみなけりゃわからないよ」と親爺さん。「でもプールでオシッコしたら・・・」。「言わなきゃ誰も気が付かないさ」。

 水泳は親爺さんの推しでね。父親のケンニャンも子供の頃、水泳教室に参加して、そこで彼は大きく成長したんだとさ。引っ込み思案が改善されてね。だからコーチャンも、というのが親爺さんの主張さ。余談だけれどそういう親爺さんは、20代後半までカナヅチだったとさ。ある時、男女の友人たちとホテルのプールへ行ってね、屈辱を感じたんだとさ。で、公園に市民プールがあるよ。その公園に勤務する事になって、これ幸いと、勤務時間が終わるや否や、連日プールに浸かったそうなんだ。なんとか泳げるようになったけれど、友人たちと再びプールに行く機会はもうなかったそうでね。未だ名誉は挽回されていないんだとさ。

 「保育園のプログラムがダメなら、個人的にプールへ行けばいいじゃないか」。「でもコーチャンじゃあ、プールから断られて・・・」。「ダメ元でしょ」。親爺さんに背中を押されたマユちゃん、思い切ってプールに事情を話したら、「先ずは本人を・・・」。そんな訳でマユちゃん、親爺さんに赤ん坊を託して、コーチャン連れて出かけたよ。

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 ガラス越しにプールを見たコーチャン、同じ年代の子供達が泳いでいる様子を、マユちゃん曰く。「目をキラキラさせて・・・」。「先ずは月一回、日曜日の夕方に・・・」。とうとうコーチャン、一週間7日全てスケジュールが埋まってしまったよ。「誰か手空きが連れて行けばいいよ」と、親爺さん。手空きな人誰?

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