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2019年12月14日 (土)

疎外感

 今日は土曜日。コーチャンの発達支援プログラム受講日でね。朝から慌ただしい雰囲気に、親爺さんと散歩に出たけれど道半ば、早々に切り上げて帰宅したよ。「お前には時間の感覚があるのかい?」。親爺さんが不思議そうにアタシをみおろしてね、そう話しかけてきたよ。そうだね、散歩のコースは日替わり交互という話は以前したけれど、時間は概ね1時間以内と決めているんだ。日の出時刻は変化するけれど、最近は午前6時50分頃だよ。だから散歩は7時発、7時50分過ぎ帰宅。いつでも出発は親爺さんの都合に合わせるけれど、コースの選択や帰宅時間はアタシが主導するんだ。

 親爺さん達の千葉市行きは毎回8時発。だからギリギリセーフ。親爺さん、時間についてはアタシを信頼してくれているよ。処で今朝は突然、ケンニャンとマユちゃんが子供たち2人を連れて行くと親爺さん、言い渡されてね。だから今日は留守役だとさ。勿論アタシはそれを歓迎するよ。今朝は穏やかな日和だったからね、掃除や洗濯を終えた親爺さん、アタシと玄関先に置いた椅子に座ってコーヒーとトースト、サラダ。アタシはドッグフードと茹でたササミ肉の朝食を一緒に摂ったよ。食後は追っかけっこしたんだ。実はアタシが今換毛期の盛りなものだから、親爺さん、毛梳きブラシを片手に追っかけて来て、触れざまにアタシの体毛を梳くんだ。そうやって1時間ほど走り回ったら、家の前の道路は梳き取られた毛の束が散乱さ。勿論、回収はしたけれどね。なんだか久しぶりに親爺さんを独占できたようで、アタシは満足だよ。

 処でアタシが親爺さんと触れ合っていたい、その思いはコーチャンが母親に対する思いと相通じるものなんだね。ここ最近、彼は母親との間に常に弟のアキちゃんがいるんだ。事実、食卓での家族の話題は弟が軸でね。一方、コーチャンの偏食の所為でアタシのように独りご飯になりがちなんだ。とは言っても大抵は親爺さんが傍で見守っているけれどね。けれど母親に抱かれてミルクを飲む弟の様子は、コーチャンにとって、おそらく母親から疎外されているように感じているのかもしれない。それでもその現状をじっとこらえていたんだろうね。

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 先日、保育園の彼が嫌うイベント衣装が家に持ち込まれ、母親が保育士のようにコーチャンに着用を強いたんだ。それが彼をキレさせてしまったんだろうね。以来、彼は外出から戻っても、家に入ろうとせず、入っても二階の自分の部屋に行こうとはせず、自分の慣れ親しんだオモチャや毛布に触れようともしないんだ。なんとか夕食を摂らせても、その後、親爺さんや母親の手を強く引いて、家の外へ出ようとするんだ。勿論、その要求に応じる訳にはゆかないよ。すると彼は泣きながら床に身体を打つける。アタシはその様子を固唾を飲んで見守っているんだ。

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 一切り騒ぎが落ち着きを見せて、そこに父親のケンニャンが帰宅すると、また騒ぎの再現さ。その様子に家族は彼の孤独感を観てね、ここ数日は家族全員が彼と共に過ごすことに努めているんだ。親爺さんもアタシもさ。そして昨夜もコーチャン、親爺さんのベッドへ潜り込んだとさ。だから両親とアキちゃんもその周りで雑魚寝しているよ。今朝、親爺さんを代えてケンニャン家族全員で千葉市へ出かけたのは、そんな流れでね。

 ケンニャン達からの電話で、今日は久しぶりにコストコや親戚に寄ることにしたそうでね。それでコーチャンと家族の絆が立て直せるか。アタシは皆が帰宅した時、コーチャンの泣き声を聞きたくはないよ。

 それにしてもこの騒ぎ。もし母さんが特養施設ではなく在宅介護状態だったとしたら・・・。親爺さん、考えるだけで身震いするとさ。

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