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2020年1月15日 (水)

手紙

 間も無く五歳になるコーちゃん。最近ようやく落ち着きと言うか、彼なりの立ち位置を理解し始めたようでね。弟が誕生して以来、何かと振る舞いや感情の起伏が不安定になっていたんだ。それについてはこのブログでも何度か触れてはいるけれどね。弟や妹の誕生にまつわる葛藤は普通にある話だけれど、発達障害(自閉症スペクトラム)を抱えて、自分の気持ちを表現できない幼児の場合、どうなんだろうか?。親爺さんにも未経験だというからね。

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 ともかく余り干渉しないよう観察し続け、自然な振る舞いを引き出そうとしているのだけれど、まあ、案ずるより易しでね。最近は、幼い弟の視線を逸らさず受け止めているよ。コーちゃんが2、3歳の頃は、家族にでも視線を逸らすことが多かったんだ。言葉についても最近では打てば響くような反応も返ってくる時があるよ。勿論何度も言っているけれど、同年齢の幼児とは比較にならないけれどね。

 一方、特養で暮らす母さん。昨年の11月初めから面会できていないので、近況が分からないんだ。施設のスタッフさん達は、定期的に衣類やティシュペーパーなどを届ける親爺さんに、変わりなく過ごしているとは話してくれるのだけれどね。昨年の今頃はリハビリ専用の病院に入院していたんだ。親爺さんに対して、「早く退院させろ」と迫っていたし、リハビリを放棄するような気分を見せる時もあったよ。その後の老健という施設でも、退院したいと訴えていたよ。現在の特養に入居した頃には、もう帰宅を諦めたのか、そんな事を口にはしなくなってね。親爺さん、2人の幼児の育児サポート優先でやもうえず母さんを特養に預けている、その後ろめたさがあって、”家族から見放されている”そんな気持ちを持たせないよう、なにかと気を使っているんだ。

 ただ、母さんの気持ちを慮ると言っても親爺さん、自分がその立場に立ってはいないので、家族と引き離された被害者意識の有無を勝手に推察しているに過ぎないんだ。先日、母さん宛ての年賀状がほとんどなかったように、友人との縁も薄れている現実があって、面会しても、幼い孫の近況しか出す話題がないんだとさ。つまりは積極的に何かをしなければ、認知症の進行を考えると家族の意識も薄れてゆくだろうね。 

 かと言って、過剰な情報も”里心を抱かれては”という声もあるよ。とまあ親爺さん、あれやこれやを思うそうだけれど、まもなく三ヶ月近い面会途絶では、母さんの現在の精神状態がどうなのか、靴の上から痒い処を掻くようなものでね。

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 今日、親爺さんは特養施設に母さんのクリーニングした衣類を届けたんだ。その時、母さんの友人が書いた手紙を添えたとさ。手紙の内容は知らない。けれど、その手紙にどう反応するか。便箋と封筒も添えておいたとさ。来週、母さんの68回目の誕生日がくるんだとさ。その日、甘いものでも届けるそうでね、その際、「手紙の返信があれば友人に届けるから」と、特養のスタッフさんに託けたとさ。

 人の心は分からないとさ。コーちゃん同様、自然に流れるままに任せるのが良いのか?。親爺さん、多分考え過ぎだとアタシは思うんだ。

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