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2020年5月 7日 (木)

砂丘

 怖くて思わずちびっちゃった。

 「ココ、やったな!」。観ろ。床がお前のオシッコで・・・。間も無く日付が変わる頃、ケンニャンにそれを見つかって、怒られはしなかったけれど、慰められもしなかった。親爺さんとケンニャン二人が後始末してくれたよ。その後も雨と雷は続いたんだ。電気が消された真っ暗な風呂場に逃げ込んだけれど、時折、窓の外で鋭く青白い稲光が走ってね、独り風呂場で震えていたアタシを誰も支えてくれなかったから、粗相しちまったんだ。

 一夜明けた朝、ケンニャンの出勤を見送った後、散歩に出たよ。冷たくて強い北寄りの風が吹いてはいたけれど、それでもコロナ騒ぎなど何処の話かと思える程に爽やかな空気でね。滅多に人と行き合わないにもかかわらずのマスク姿。過剰じゃあないかしらね。

 外出はご法度の時勢だけれど親爺さん、今日は午前中、屏風ヶ浦の南端に位置する刑部岬の梺の砂丘を訪ねたとさ。例のハマヒルガオの様子を知りたくてね。人っ子一人いない波打ち際に沿って数百m行くと、ハマヒルガオの群生地にたどり着くんだそうだよ。

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 ここ数年、ハマヒルガオの群落は減少傾向にあるそうでね。誰かが何かをした所為での減少か?。親爺さんはそうは思っていないとさ。ハマヒルガオは、パイオニア植物とも見做されるそうだけれど、流砂が

溜まって海浜に成長して間もない頃には、既にその砂のなかにタネが含まれているんだね。発芽して数年で砂丘に蔓を張り巡らすそうでね。未だ他の植物が根付いて群落になるまでに成長していない頃、つまりその場を独占できている間は、広がって我が世の春を謳歌しているんだとさ。

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 けれどそうは行かぬのが世間の常さ。植物社会も似た処があって、ハマヒルガオの蔓が繁に沿って、砂の移動が抑えられて安定すると。今度は根を地中深く伸ばす植物が割り込んでくるんだね。この砂丘を観察していると、その様子が観てとれるとさ。今日、親爺さんが観たところ、今年はハマヒルガオとハマエンドウが陣取り合戦をやっているそうでね。既に一部ではハマエンドウが橋頭堡を確保していたとさ。

 ハマヒルガオは観た処、来週当たりが開花の盛りになるように観えたとさ。その頃、もう一度訪ねてみるとさ。

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