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2021年7月

2021年7月31日 (土)

記録更新中

 「東京がすごいじゃない。でもオリンピックの所為じゃ無いよ」。親爺さんと散歩の途中で立ち話中のご近所さん。その話し声が聞こえたんだ。コロナ感染を話題にしていたんだろうね。「昨日は1日で9人も感染したと言うじゃない」。と話は続いていたよ。

 親爺さんもその声にうなづいていたから、同感なんだろうね。

 「銚子市長です。本日、市民のコロナ感染がさらに14名判明しました」。え〜、1日に14名も。夕方、市の防災無線放送が市長のメッセージを伝えたよ。7月中で合計123名の感染者が出たんだってさ。

 親爺さんが市のホームページを観ていたけれど、感染者の大半が50歳台以下なんだね。それ以上の高齢者もいることはいるけれど、その人はウィルスワクチンの接種が済んでいる筈だろうしね。同居家族からの感染と書かれているから、さすがに濃厚接触じゃあワクチンも効かないのだろうか。

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 以前にも話したけれど、銚子市内での一般市民の感染は、数ヶ月前には週に一人か二人でね。それを思えば最近の感染者数はもう爆発だよ。親爺さんもワクチン接種しているとは言え、教壇に立つ身のケンニャン夫婦は、いつ接種の予定か、それすら決まっていないんだから、それまでの間に、いつ感染してもおかしくはない状況に追い込まれているからね。正直、心配を通り越して恐ろしいよ。

 発表されている資料では、感染した人たちがどういう環境で感染したのか、想像する手がかりもなくて、まあ人混みに出歩かないことなんだろうけれど、病院で感染した人もいてね。具合が悪ければ即かかりつけの医者に・・・とは言うけれど、それすら怖くて結局、家でひっそり息を潜めている人もいるだろうから、公表された感染者数以上の感染者がいる。そう思えるよ。

 今までは都会に通勤する際の感染の可能性を思えば、隠居さんとして自宅周辺にとどまって居る限り、それほど心配はいらないと思っていたんだ。けれど感染者の資料を見る限り、人の動きのあまりない街でも感染者が出ているようだから、安全な場所はないということなんだろうね。

 「私はいつ退院できるの。12月?」。特養施設にいる母さんから電話さ。「そこにいるほうが安全だよ」と親爺さん。「冗談じゃないよ」。電話を切った親爺さんがため息をついたよ。どこにもゆかず、なにもせず7月も終わってしまうね。

2021年7月28日 (水)

オリンピック雑感

 ”本日、新たに8名の感染が判明しました”。お馴染みになった銚子市長の声が街中に響いたよ。銚子市の感染もとうとう200名の大台を超えてしまったんだ。感染増加のペースは益々加速しているよ。

 今朝は昨日の嵐が去って、風も治まったよ。親爺さんとアタシが散歩に出たのは5時前でね。利根川河口方向にたなびく雨雲の下から今朝の朝陽が顔を出した。4時20分の日の出を見届けた後さ。地表を覆う濃い湿気の所為だろうね、朝陽がとても赤く輝いていたよ。1時間近く歩いて帰宅した頃には、朝陽は雲に覆われていたよ。けれど昼頃には晴天になっていたけれどね。

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 処で世間はオリンピックの話題で持ちきりだね。ことここに至っても中止を主張する声が絶えないね。確かにコロナ感染の増加を横目に巨大イベントを仕掛けるのは、いつもとは桁違いなリスクがあることは疑いようがないよね。ハラハラしながらも開会してしまったんだから、死なば諸共だとアタシは思っているよ。

 とは言いながらテレビを見ない親爺さん、You tube の動画で断片的に開会式や競技の模様を知るのみでね。臨場感はないよ。

 前回の東京オリンピックの際は親爺さん、大学生でね。代々木の競技場で会場づくりに参加していたとさ。で、開会したあとは”塀の向こうの歓声”が聞こえるのみ。都内にいても今回同様、臨場感はなかったとさ。けれど縁あって、オリンピック閉会式後のサヨナラパーティーの会場に潜り込めたんだとさ。親爺さんにとってはそれがオリンッピック体験だそうだよ。けれどその体験は、その後親爺さんが海外に憧れる原点になったそうさ。

 ま、最初に話したようにコロナ感染は増え続けているから、それを理由に東京オリンピックが評価される事は避けがたいだろうね。日本人として、その結果を受けて立つしかないよ。アタシも無事に終わる事を願っているんだ。

2021年7月26日 (月)

台風がくる

 「その場にいるだけではいけないんですか?」。小学校での懇談の席でマユちゃん、アタシが知る限り初めて”戦った”そうだよ。発達障害とも自閉症スペクトラムとも言われる障害を負った、我が家のコーチャンを巡ってね。

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 コーチャンを指導する先生達の彼を見る目の現実。障害に対する理解や姿勢が様々でね。どの人も善意であることに疑いはないとさ。「彼とコミュニケーションがとれなくて、だからどうして良いのか分からない」。担任の先生が悩みを吐露したんだとさ。で、だからコーチャンが学校にいる時間の多くは、別室での一対一での個別指導で対処しようとしているとね。この先生、出来の悪い受験生に補講する塾の講師のような姿勢なんだね。

 コーチャンが他のクラスメートと同じような学びの成果を、自閉症の何たるかと対峙する日々を送る我が家では、既に諦めているよ。今では彼に対する失望から、彼が自身で、出来ることを探す旅に同行する気持ちで、だから彼を自由に振舞わせて、それを見守っているんだ。彼が学校で皆と同じようには振舞わなくとも、皆と一緒にその場に居ることで、彼は周囲を観察し、彼なりの”学び”をしていることは、保育園での経験で観て居るからね。

 専門医が話すには、発達障害者は脳の内部の機能が、普通人とは異なっているから、皆と同じ物を見ても違った理解をしているようでね。つまり犬のアタシと親爺さんの違いのようなものさ。散歩の風景も同じには見えていないのと似た事かしらね。

 同じ教師の身でありながらも、今日のマユちゃん、母親として、父兄の気持ちでハッキリ物申したそうだよ。親爺さん、彼女を見直したとさ。

 教育の多様性って何だ。親爺さんが出席していたら、そんなことで先生達と議論を始めてしまうかもね。なにせ文部省の調査でも、15人中1人に発達障害を疑う児童がいると言うじゃないか。

 処で銚子市のコロナ感染。相変わらず増え続けているよ。市立病院のクラスターは今日二人増えて、43名だとさ。その他に市職員が二人。先週、延べ二00名を超えているんだ。皮肉なことに、我が家では子供達もそうだけれどここ2年、誰も風邪やインフルエンザなど流行り病にかかっていないよ。

 夕方から、利根川越しに強い北風が吹き始めてね、雨も降り出したよ。強い風の力で玄関ドアも開かないし、家がガタガタビュービュー唸って居るんだ。それなのに親爺さん、カメラ抱えて外へ出て行った。で撮った写真がこの二枚。

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2021年7月20日 (火)

日の出

 子供達は明日から夏休みなんだってね。もっとも我が家の二人は幼過ぎて、その意味を理解してはいなさそう。親爺さん、勿論夏休みは承知しているけれど、具体的には何がどうなるのかと。コーチャンは学校に代わって放課後ケア施設へ行くらしいよ。まあ、親爺さんに代わってその施設がコーチャンの面倒をみてくれるんだね。だから昼間は家にいないとさ。保育園は今までのとおりでね。アキちゃんは朝になれば、母親に連れられて保育園に通うそうだよ。結果、これまでとあまり変わりのない日々になるはずさ。

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 処で今朝、親爺さんは久方ぶりに朝陽の日の出をカメラに収めたとさ。日曜以来、お昼寝もせず屋外で遊び疲れて、昨夜は9時頃には寝室へ入ったコーチャン、窓から射し込む月明かりが明るすぎて、眠れぬ様子に、彼と枕を並べている親爺さん、仕方なしに一緒に横になったんだとさ。で、目が覚めたのが午前4時過ぎでね。窓から利根川を見ると、地平線が明るくなっていたそうでね。未だ日の出前だったから早速利根川岸に出て行ったんだ。親爺さんの動きにアタシも目が覚めてね。

 数年前までは、この時間に起きて利根川岸に出るのは何度もあったことなんだよ。でも昨年あたりから親爺さん、気力が萎えて、目覚めた頃には既に朝陽はたかく昇った後さ。真夏や真冬の日の出は、ギラギラした陽射しに、あまり魅力を感じてはいないんだけれど、まだ湿気が残っているこの季節の日の出は、なんだか良いんだよね。思わず見とれてしまうよ。そうそう、親爺さんは我が家から100メートル程離れた岸辺にゆくけれど、その時アタシは、玄関先から日の出を眺めているんだ。

 家族は未だ練っている時刻だけれど、朝陽を撮ったその後の親爺さんは、ゴミ出しやアタシとの散歩なぞ、もう休む暇もなく動いているよ。歳を取ったら寝床に戻れないそうでね。まだ6時前なんだけれど、近所のあちこちからトラクターのエンジンが起動される音が響いて、俄然、賑やかさ。農家が、数キロ離れた畑にトラクターを回送して、畑しごとを始めるんだ。その頃にはコーチャンも家の外へ出て、家の周りでフットバイクを乗り回しているんだ。明日から夏休み。やれやれだよ。

 

2021年7月16日 (金)

梅雨明け

 関東甲信越は梅雨が明けたんだってね。

 早朝、街は霧にすっぽりと覆われてね。アタシンチの前を流れる利根川も、どこに消えたのか。ただ河口方向から潮騒がかすかに聞こえてくるよ。余りに濃い霧の所為で、日の出時刻に家の外に出ていたのだけれど、太陽の気配も全くない梅雨空だと思っていたよ。それがお昼前にはウンザリするような陽射しでね。

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 先週来、アタシは脱毛期に入っているんだ。今回は従来に増して多毛でね。アタシが歩くとそれだけで床に毛が飛び散って。親爺さんが掃除機片手にアタシの後をついてくるんだ。家族に申し訳なくて、だから玄関の外へ出ると、道路に寝転がって路面に身体をスリスリしているんだ。そでだけでも結構な抜け毛が風に飛ばされ雲散霧消するんじゃなくて、何故か集まって毛玉状にコロコロと、道路を風下に向かって行くんだよ。

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 先週から、今から思えば梅雨末期の天気だったんだろうね。滝のような激しい雨に雷がね、夕方だけじゃなく朝方も。ご存知のようにアタシは雷が怖い。雷鳴が聞こえただけでパニックになるんだ。先週もパニックに三度もおちいってね。一度は家から街へ暴走して、追ってきた親爺さんのお縄にかかったんだ。そうならなければ、もっと遠くまで走り続けたろうね。その後は親爺さん、私から目を離さなかったとかでね、アタシの様子に異変を感じると、サッとばかり首根っこを抱え込まれ、そのまま風呂場に抱えられてね。翌朝までアタシは浴槽の脇で震えていたよ。

 そんな梅雨も明けて数週間は安定したお天気が続くとか。コロナに加えて熱中症にご注意。水を積極的に飲まなくちゃね。

2021年7月15日 (木)

列に並んで・・

 ” コーチャンのランドセルに入れ忘れた”。

 今朝、コーチャンを学校に送り届けて家に戻った親爺さん、ケンニャンからの電話を受けて再び学校へ向かったよ。学校の玄関にいたのは校長先生ただ一人。「体裁の悪いこと・・・」。そうだろうね。

 お親爺さんが帰宅したら再びケンニャンからの電話。”〇〇マーケットで今朝はフルーツサンドが売り出されるからゲットして”。彼は職場で何を考えているのやら。『しょうがないな』って呟きながら親爺さん、再び出かけていったよ。あんな甘ったるしい物を、いったい誰が食べたがっているのやら。アタシに思い当たるのは唯一人。「太る太る」って言いながら冷蔵庫を開けてスイーツがないと不満顔する彼女だよ。

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 車で30分ほど走った先は畑と水田に囲まれた農村地域。その道路沿いにある小規模なマーケットでね、せいぜい地元の人しか知らないような店なんだ。たまたまケンニャンが数年前まで、この地区を学区とする中学校に勤務していてね、教え子の家業がその店なんだとさ。それで知ったそうなんだ。

 外目には特別には見えないそのマーケット。ところがコストコの商品が並んでいたり、親爺さんが毎日かかさないヨーグルトが市価の7割ほどで買えてね。親爺さんも母さんの入所している特養に行った折など、しばしば立ち寄っているんだ。とにかく親爺さん、ケンニャンの要望にしたがって開店直前の店に行ったんだとさ。

 で、びっくり。なんと数十人の人の列。それも全員のお目当てがフルーツサンド。聞くところ、この店が調理している物らしく、果物の売れ残りがフルーツサンドに化けるという訳さ。

 親爺さん、それを良しとするそうだけれど、ただデパ地下で見かけるような都会的なおしゃれ感はないよね。ひたすらドッサリ詰め込んでね。うんざりする程に甘いアンコのドラ焼きだとか、はち切れんばかりに甘い生クリームを詰め込んだシュークリームだとか。だから最近食が細くなった親爺さん、好んでは手を出していないんだ。けれど銚子っ子にはその田舎っぽさが好評なんだろうね。

 「これは今日中に食べないと・・・」。フルーツサンドに目をいっぱいに開いた我が家の誰かさん。

「え!。これが今夜の夕食?」。朝から東奔西走で朝食を摂り損ねている親爺さん、かわいそうに。でもね、一口食べたらそれほど悪くはなさそう。甘ったるそうに見えた生クリーム、口に入れたらマスカルポーネチーズだったよ。それに生ハムの塩味でね。ケーキのイメージとは違ったとさ。アタシもひとかけお相伴に預かったけれど、まあまあ夕食代わりにはなった様子だよ。

 ”銚子市防災です。本日一般市民に7名の感染が・・・”。これまでは市立病院のクラスターを除けば、一般市民の感染は、せいぜい週に一人か二人。けれど先週来、1日で5名。今日は7名。コロナ感染も怖いけれど、子供達が学校や保育園の閉鎖で行き場を失って・・・。そんな事を案ずるのは不謹慎かしらね。

2021年7月14日 (水)

どう受け止めれば?

 ”銚子市民病院でのクラスター発生で、今日、職員と患者の更なる感染が判明して、これまでに延41名に。またそれ以外の市民が今日、5名の感染が判明しました”。

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 夕方、市の防災無線放送が鳴り響いてね、市長が発表したよ。沈静化どころか急激な増加だよ。この街はどうなるんだ?。とうとう発生数では県内2番目になってしまったとさ。もともと街に関係はないオリンピックだけれど、ますます無関心になってしまったよ。

 ”市内、外川地区で猿の出没が目撃されました”。コロナの放送が終わってそう時が経たない頃、再びそんな放送があったよ。その地区は、犬吠岬と愛宕山、海岸崖には常緑樹が密生する海岸タイプの里山が残っているんだ。そんな森に逃げ込んだのなら、これは簡単には捕まらないよ。以前にも猿の出没が報じられて、親爺さんが付き合いのある生物学者と話題にしたことがあるそうでね。房総半島の背骨には、南房総から銚子の愛宕山まで、濃い緑の森が続いているんだね。もともと南房総の清澄山系に棲息する野猿が、その森づたいに銚子まで北上することは、全くない話じゃないそうでね。犬猿の中なアタシとしては、用心するしかないよ。

 先日、自閉症児である我が家の小学一年生になったコーチャンについて、隣町にある療育施設で彼の療育を担当する先生が、コーチャンの学校での様子を観察して、その先生の知るコーチャンとは別人のような姿を話してくれたんだ。それは前回のブロクで話したよ。

  今日、今度は銚子市の療育専門家が学校でコーチャンの様子を観察してね、今度は家族として嬉しくなるようなコメントを出してくれたんだ。つまり、入学当時の硬さが緩やかに溶けて、担当の教職員とは馴染んできたと。それに学校はとてもよくやってくれていると。

 一月と違わない期間での観察で、辛口と甘口の正反対のコメントをいただいてね。家族は困惑しているんだ。確かに地のコーチャンを観ている家族は、双方の指摘する要素について、頷ける部分もあるよ。こんなに違いのあるコメントを聞いて、ついつい耳触りの良い点だけを耳に残しがちでね。

 まるで手術を勧められている患者のようさ。複数の医者に診察を受けて、手術なんかしなくても大丈夫。そう言う処方を探すような気分だね

2021年7月10日 (土)

別人のよう

 自閉症スペクトラムである我が家のコーチャン、平日の夕方、放課後デイケア施設の職員に送られて帰宅する。その時の彼は、玄関先で出迎えるアタシや親爺さんにはとてもリラックスして観えるよ。遠ざかって行く施設の車に「さよなら」と声をあげてね。彼がその施設に行くことを、とても楽しんでいることは、彼の様子から伺い知れるよ。特にスタッフの一人の名前を盛んに口にするんだ。好きなんだね。

 今日はコーチャン、午後、父親に連れられて隣町にある療育センターへ出かけたよ。そこへは既に4年近く月に数度の頻度で通っているんだ。言語療育プログラムを受けるためにね。親爺さんや母親が連れて行く時もあるよ。まあその時の都合でね。その施設の療育指導員に家族は厚い信頼を置いているよ。何故ならコーチャンが毎回、その指導員を見るなり、駆け寄って抱きつくそうでね。今から思えば、その療育センターでのプログラムを受けたからこそ、数年前とは見るからに彼が成長して、陽気におしゃべりもするようになったからね。そんなこともあって、その療育センターへ彼を連れて行ったことを良かったと思っているんだ。銚子市の発達支援センターに通所した時も、送迎バスに彼は楽しそうに乗り込んで行ったとさ。

 千葉市での療育教室参加では、指導員が目まぐるしく変わるので親爺さん、少し不信感を持ってはいたけれど、療育プログラムを受けるコーチャンの態度自体は、楽しんでいる様子だったとさ。

 つまり、彼が楽しんで取り組むことができた事が、彼の成長に繋がっていることは明らか。家族はそう観ているよ。ここまでは、とにかく専門家や必要な知識を持つ人たちが、コーチャンの相手をしてくれていたからね。

 今日、父親のケンニャンが療育センターの指導員から衝撃的な話を聞かされたんだとさ。その指導員は、専門家の立場で担当する患者の学校や施設に赴き、そこでの患者の様子から、学校当事者に助言するんだとさ。その訪問のアレンジは家族が整えるのだけれど、コーチャンの両親、やや不安な気配だったよ。それは同じ教職員だからこそ知る学校現場の雰囲気にね、そういった外部の助言を干渉として嫌う現実があることを承知しているからなんだね。親爺さん、ケンニャン夫婦の会話を耳にして、二人が学校現場に身を置くが故、学校の都合に対して物分かりの良過ぎると感じるような時があるんだとさ。同業に対する遠慮なんだろうか?。

 見方を変えれば、学校現場に身を置くが故に、我が子の庇護者として学校に物申せぬ、そんなケンニャン夫婦のもどかさ、不自由が観て取れるとさ。なにしろ名目上、普通学校の中に特別支援クラスを持って、今回は専任教諭もコーチャンのために配属してくれているんだ。外部の専門家の助言など不要などとは言わぬまでも、学校当局者にはよけいなお世話、なんだろうね。そもそも論でいえば、そんな手のかかる児童は歓迎していないんだろうね。教員ではない親爺さんでも、そんな本音は理解するとさ。

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 さて、療育センターの指導員が話したことは、訪問日に学校で見聞きしたコーチャン、教室では終始無言、無反応だったそうでね。その療育指導員の知るコーチャンとは別人だったそうだよ。学校当事者は、話さない、話せない、できない、食べないと、つまりは手の施しようがないと言わんばかり。だから専任教諭と終日一対一。給食や指導なども彼一人別室で。それほどまで手をつくしているのに・・・という反応だったそうなんだ。

 親爺さん、ケンニャンの話を聞いて思ったとさ。発達傷害と知ったこの5年、自閉症シンドロームを学んで知った対処法は、”本人が”興味を示し、そしてやろうとすること”を先ずは探し出し、それを支え見守る。     

 もともと知能発達に遅れがあるんだから、普通児童に対する同じ指導が理解できる筈がない。誰だって、できないことを日々強いられ続ければ、しかもできないからと他のクラスメートとは別扱い。たった一人の教室で教諭と一対一。自閉症児にとっては殻に閉じこもる条件が整い過ぎている。学校でのコーチャン、身の置き所も。心を開いて笑顔になれる人もいない状況なんだとね。

 蛇足だけれどケンニャン、親爺さんにこうも話したそうだよ。学校でコーチャンに付ききりの特別支援児担当教諭は、産休教師の代用講師で、一年限りの任用なんだとさ。どこの学校も、支援担当には新人や、ある意味、普通クラスでの指導能力に疑問符がつくような、つまり、自閉症児の指導に対する知識も経験も乏しく、この先の改善は見込めない。そういうことなんだね。

 そう言えば親爺さんが観ているYou Tubeの動画に、自閉症指導の経験者が発信する動画があって、そこでこう話されていたとさ。「いい先生に出会うか否か、正に運任せ」。コーチャン、外したのかも。先日話すともなくケンニャンと親爺さんが話していたけれど、このまま来年度も現状が継続するなら、特別支援学校への転校を検討することもありか。ケンニャン、既にそれを視野に入れているような素振りだったよ。

 発達傷害に限らず、障害者教育に対する最大の壁であり課題が、それを理解して真摯に取り組む人材が希だということのようだよ。

 

 

2021年7月 8日 (木)

慣らし

 梅雨だから当然と言えばそうなんだけれど、今日も終日雨さ。

 親爺さん、これも当然なんだろうけれど小学校一年生になったばかり。しかも目を放せないコーチャン、毎日学校へ送って行くよ。午後、学校での1日を終えたコーチャン、学校に放課後デイケアサービスの業者さんが彼を迎えに来てね。夕方5時までその施設で他の障害者に混じって、数時間を過ごすんだ。彼には楽しい場所になっているらしいね。その後は施設の職員に送られての帰宅さ。で、今日も無事に過ごしたよ。

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 雨の校庭は水浸し、靴がぬれてしまってね。先日の雨では彼以外の児童はほとんどが雨合羽に長靴姿でね。だから親爺さん、父親のケンニャンに話してコーチャンのために雨合羽と長靴を買ってもらったんだ。

 基本、雨の日は車での送迎だけれど親爺さん、いつまでも老人の親爺さんが送迎できるわけもない。だから独り通学に備えた徒歩通学に慣れさせねばと、先日の強い雨を機会に雨合羽と長靴が必要と考えたんだね。そんな訳なんだけれど、拘りの強い自閉症児だから、服装一つにも拘りがあってね。先ずは”いや”という言葉から物事が始まるんだ。だから一つ一つ、慣れさせるための訓練が必要でね。ようやくマスクを顎に着けるまでに至った処なんだ。

 小学校の指導では全身を覆う黄色い雨合羽着用らしいけれど、コーチャンがすんなり着てくれるとは思えなくて、先ずは傘を使うことから始めてね、どうやらそれは彼に受け入れられた様子さ。で、次は長靴を履くことでね。今朝、新調した青い色の長靴を履かせようと、先ずは親爺さんが自分の長靴を履いて見せていたよ。多少違和感があった様子だけれど、親爺さん、かまわず彼に傘を手渡して雨の中へ。コーチャン、親爺さんを追うように出かけて行ったよ。

 親爺さんの話では、さした傘をグルグル回しながら、長靴がパクパク鳴る音を楽しんで歩いていたとさ。夕方彼が帰宅した時は、もう違和感はなくなった様子でね。ヤレヤレさ。とは言え今日の学校は、校庭に水溜りもなくて、長靴を履くことのメリットを実感させることにはならなかった様子だよ。しかもコーチャン以外長靴姿の児童はいなかったとさ。まあ、何事にも事前準備と馴らしの手順を踏む必要があって、それゆえ皆とタイミングがズレるのは自閉症児にとってしかたのないことなんだ。

 ”銚子市長です。本日銚子市立病院の関係者で、さらに4名の感染が判明しました”。夕方、市の防災放送が鳴ったよ。これで病院でのクラスターによる感染者は29名になったとさ。

 「大丈夫?」。その後、特養施設にいる母さんから電話があってね、親爺さんが二度目のワクチン接種を終えた旨を伝えたら、安心した様子でね。家族のことが心配なんだとさ。

2021年7月 7日 (水)

不安

 毎日追加されているから、この先何れだけ市民生活に影響するか、誰にも分からないよ。

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今朝は雨が止んで曇り空。時折霧雨が通り過ぎて行くよ。それでも散歩するのに支障はないから、親爺さんを伴って一回りしたよ。今、街では銚子市立病院でのコロナ・クラスター発生の話題で持ちきりさ。まあ、親爺さんもアタシも人前に近くことを避けているからね、コロナの情報はもっぱら銚子市長が防災放送を通じて”銚子市長です。コロナの最新情報についてお知らせします”で始まる一斉放送が主なニュースソースでね。その後でネットを見て確かめているんだ。

 そうでなくとも市内では毎日のように一名〜二名と感染者発生の報が続いているけれど、そこにいきなりのクラスターだからね。しかも病院でさ。今日新たに2名追加されたよ。

 その所為でもないだろうけれど親爺さん、今日は保育園児のアキちゃんのお守りでね。終日なんだ。彼の通う保育園から登園を断られてしまってね。入園以来二度目だよ。経緯はこうさ。母親のマユっちゃんが勤務する学校でね、父兄に陽性者がでて、だからその家族、つまり姉弟が濃厚接触者として検査を受けることになってね。取り敢えずその姉弟の学年全体を登校停止にしたんだね。マユちゃんは学年が異なるので勤務を続けているけれど、けれどその事実を受け、教職員の子女が利用する保育園が決めた対応が、とりあえずその子女を登園停止にするというんだ。アキちゃんにとってはとんだトバッチリなんだけれど、前回もそういう処置でね。保育園によって対応はバラバラらしいけれど、コーチャンの通っていた保育園の場合、園児の父兄が勤務する職場で陽性者が出た事でね、園全体が閉鎖されたんだ。アキアちゃんの園で今回のケースは、園そのものを閉鎖してはいないようでね。

 まあ過剰反応と思えなくもないけれど、万一を考える施設管理者の抱える恐怖を思えば、理解して協力する以外にないよね。まあそんな訳で、今日は親爺さんとアタシで2歳のイタズラっ子を世話しているんだ。ちなみに親爺さん、二度目の予防接種を受けてね。だから感染しないということではないそうなので、これまで同様の感染予防に努めているよ。

 そうだ、話題は変わるけれど、愛知県で9歳の男の子が数日前から行方不明になっているんだってね。自分の名前も言えない自閉症児なんだとさ。親爺さんが同じ自閉症児である孫のコーチャンに、常々抱いている不安の一つでね。だから人事とは思えなくて、案じているんだよ。

  

登園停止

 毎日追加されているから、この先何れだけ市民生活に影響するか、誰にも分からないよ。

 今朝は雨が止んで曇り空。時折霧雨が通り過ぎて行くよ。それでも散歩するのに支障はないから、親爺さんを伴って一回りしたよ。今、街では銚子市立病院でのコロナ・クラスター発生の話題で持ちきりさ。まあ、親爺さんもアタシも人前に近くことを避けているからね、コロナの情報はもっぱら銚子市長が防災放送を通じて”銚子市長です。コロナの最新情報についてお知らせします”で始まる一斉放送が主なニュースソースでね。その後でネットを見て確かめているんだ。

 そうでなくとも市内では毎日のように一名〜二名と感染者発生の報が続いているけれど、そこにいきなりのクラスターだからね。しかも病院でさ。今日新たに2名追加されたよ。

 その所為でもないだろうけれど親爺さん、今日は保育園児のアキちゃんのお守りでね。終日なんだ。彼の通う保育園から登園を断られてしまってね。入園以来二度目だよ。経緯はこうさ。母親のマユっちゃんが勤務する学校でね、父兄に陽性者がでて、だからその家族、つまり姉弟が濃厚接触者として検査を受けることになってね。取り敢えずその姉弟の学年全体を登校停止にしたんだね。マユちゃんは学年が異なるので勤務を続けているけれど、けれどその事実を受け、教職員の子女が利用する保育園が決めた対応が、とりあえずその子女を登園停止にするというんだ。アキちゃんにとってはとんだトバッチリなんだけれど、前回もそういう処置でね。保育園によって対応はバラバラらしいけれど、コーチャンの通っていた保育園の場合、園児の父兄が勤務する職場で陽性者が出た事でね、園全体が閉鎖されたんだ。アキアちゃんの園で今回のケースは、園そのものを閉鎖してはいないようでね。

 まあ過剰反応と思えなくもないけれど、万一を考える施設管理者の抱える恐怖を思えば、理解して協力する以外にないよね。まあそんな訳で、今日は親爺さんとアタシで2歳のイタズラっ子を世話しているんだ。ちなみに親爺さん、二度目の予防接種を受けてね。だから感染しないということではないそうなので、これまで同様の感染予防に努めているよ。

 そうだ、話題は変わるけれど、愛知県で9歳の男の子が数日前から行方不明になっているんだってね。自分の名前も言えない自閉症児なんだとさ。親爺さんが同じ自閉症児である孫のコーチャンに、常々抱いている不安の一つでね。だから人事とは思えなくて、案じているんだよ。

  

2021年7月 3日 (土)

食生活

 銚子市のコロナの状況なんだけれど、市内では昨日で陽性反応者が延119名に達したそうでね。とは言え先週初め、コーチャンの小学校のコロナ閉鎖が解除され、それに合わせてアキちゃんの保育園も受け入れが再開されたんだ。けれど市の発表で知る限り、感染のペースは上昇基調だね。周辺の市町村も似たような状況らしいよ。親爺さん、週明けには2度目のワクチン接種を受けるとかでね。後は学校勤務のケンニャン、マユちゃん達家族の接種が何時になれば可能なのか、気がかりだよ。

 毎日毎日雨が続いてアタシは散歩も満足に行けないよ。しょうがないと言えばそれまでなんだけれどね。 昨日から雨脚がことさら強くて、オシッコしたくとも外へ出られないんだ。いや、親爺さんが玄関ドアを終日半開き状態にしてくれているんで、外へ出ようと思えば独りで出られるんだけれど、何しろシャワーのような雨だから、体毛も一旦濡れたら簡単には乾かないしね。脱毛期で湿った床にアタシの抜け落ちた体毛が張り付いて・・。我慢にも限界があるから・・早く雨が止んでくれないかな。

 こんなお天気の中、親爺さんは毎日雨が小康状態になった頃を見計らって、買い物に出ているよ。買い物先を一巡すればほぼ30km程度。2時間余りで戻ってはくるんだけれど、買い物品は家族の日々の食材が主なんだ。殆どの品は近所のスーパーの棚にも普通に並んでいる品々だから、30kmも車を走らせ調達する必要もないのだけれど、そこには我が家固有の拘りの事情があってね。

 親爺さん、以前、パンや卵、キャベツなどをそれぞれ異なった場所にある、特定の店を選んで買っているという話をしたけれど、それは拘りという程の事ではないんだ。単なる好みに過ぎないから、近所の店で済むことでね。けれどそうはゆかない物もあってね。小学校一年生にまで成長した自閉症児のコーチャン。極端な偏食。というよりその食材以外を口にしないんだ。唯一無二の食材で生きる生活さ。

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 朝食はバタークッキーにコロッケとワカメの味噌汁。それも特定のお店の特定の調理品のみ。昼食の学校給食は牛乳以外手を付けず。オヤツはミスドのチョコレートドーナツ。夕食は茹でた素ラーメン。先週まで口にしていた食物も、気分次第で今は顔を背けてしまうんだ。一見”菓子ばかり食べて”というこの年代の幼児にありがちな我がままに見えるだろうけれどね。 こんな食生活でまともに生きて行けるのかと家族は心配しきりさ。けれど不思議に健康に問題はなさそうでね。栄養に偏りが原因となる成長の障害も、今のところは見当たらず。むしろ活発に動きまわっているから不思議さ。勿論、もっとも心配な脳の発達遅れを除いての話さ。体つきについての自閉症スペクトラム障害児と聞いて世間で想像されるような、ひ弱で不健康なイメージは、コーチャンにはあてはまらないよ。こんな偏食は、自閉症児に共通する事象のようだよね。一般人でも口に入れる食物に対して、匂いや舌先の触覚など感覚的な理由で食べないという物は、少なからず誰にでもある普通の事なんだけれど、それでも食べられる食品の品種が桁違いなんだ。だから家族は、今毎日本人が口にする食べ物を、ある日突然拒否したら、その後何を食べさせれば食べてくれるのやら、毎日戦々恐々としているよ。

 で、そのトバッチリということだけれど、雨が降ろうが、嵐になろうが、コーチャンがその時口にしてくれるならと、親爺さんは車を走らせ買い物に出ているんだよ。おかげで、そんな理由で立ち寄る店では、「今日もいつもの品ですね」ってね。親爺さん、孫に甘い心配性なんだ。

 

 

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