今日は・・・
親爺さん、昨夜は不具合を起こしたパソコンと格闘して深夜まで夜更かしさ。おかげで疲れ果たした目て朝陽の出を迎えることになったとさ。どんな不具合かって。聞いたけれどアタシにも良くわからないよ。なんでもマウスで操作している画面のポインターが、操作に関係なく勝手に画面の中を跳ね回ってね。開く積もりもない画面が次から次と、勝手に開いては勝手に閉じるそうでね。アプリの終了をかけようとすると、ポインターが逃げ回って、全くコントロールが効かない状態が続いたとさ。
で、どうしたか?。強制的に電源を切ってね。パソコンをカバンに入れて隣町まで車を走らせたとさ。パソコンが不具合になるといつも駆け込む、駅前フォトショップの師匠の店へね。いつもは親爺さんとボランティア活動を共にしたオヤジ蓮がね、店に居座って男の井戸端会議に興じているんだけれど、今日は誰もいなくて、招き猫役の婆ちゃんもいなくて、親爺さんとは初対面の今月90歳になったという婆ちゃん。今朝東京から来たんだとか。その婆ちゃん一人が師匠とテーブルを囲んでいたんだとさ。
真剣な表情で親爺さんのパソコンと向き合っている師匠の傍で、親爺さんはその婆ちゃんと世間話に興じていたそうでね。なんとも師匠には失礼な態度だとアタシは思うよ。でも味方を変えれば、師匠の代わりに親爺さんが婆ちゃんのお相手を勤めたと見れば、まあ良しと言っても良いじゃないの。
1時間足らずで師匠は親爺さんの狂えるパソコンをて名付けたとさ。いつもながらお見事な腕だね。でも原因を推測して話す師匠の説明は、大きな意味では分かったけれど、具体的にはわからない。これもいつもどおりでね。まあ、問題なくなったからそれで良しとして、お暇したそうだよ。
その後、帰宅中の親爺さんに電話があってね。先々月、親爺さんが千葉港に係留しているヨットのことでね。余りに長い期間、手入れもせづに放置して、結局潮でエンジンや金具類が固着して、もはや廃船するしかない状態なんだけれど、そう決心して解体業者をいろいろあたっているところなんだ。
で、どうやら解体を引き受けてもよいという業者さんとの電話なんだとさ。とは言えこれから見積もりなど具体的な交渉があるのだけれど、普段、余り人様と口をきかない親爺さん、師匠の店で出会った婆ちゃんとのやり取りのお陰か、掠れ声がすっかり以前の声に戻ってね。だから業者さんとのやり取りも気後れせずに済んだとさ。声って意外と大切なんだとさ。それにしてもその婆ちゃん、歳を思わせぬ口調と話にね、親爺さん、すごいと思ったとさ。
昨夜の月が異様に赤みを帯びていたんでね。親爺さん、写真に収めたんだけれど、本当はもっと赤く見えていたんだ。今夜の月はそれほどでもないかな?。
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