ニホンズイセン
ニホンズイセンが咲いたよ。
アタシんちの庭に、10年前に近所の道路予定地に野生化していたニホンズイセンを、親爺さんが掘ってきて、庭に植えたんだ。球根だから、埋めたというべきかな。とにかく以来、毎年今頃の時期になると、地味だけれど香りの良い白い小花を咲かせてね、真冬の二月過ぎまで、庭で唯一の花として存在感を示してくれているよ。
最近は園芸植物も植えたから、唯一ではなくなったけれどね。3.11大地震の頃、親爺さんは茨城県内にある国営公園に単身赴任していたんだけれど、その公園はオランダ流の造園を導入して、大きく四つの”売り”があるそうでね。年が明けて最初の見せ場が、園内の松林内に植えられた数万株のスイセンなんだとさ。種類数では120種以上。その中にニホンズイセンも名を連ねているそうでね。
ついでに言えば、スイセンのシーズンが終わり本格的な春になると、今度はチューリップが花爛漫の光景を演出するそうでね。それを追うように青い小花が織りなすネモフィラの絨毯。最後は秋の紅葉を思わせるコキアの紅葉とね。勿論この他にもいく種もの花修景が用意されているけれど、この四つが、その公園のメインの花景観なんだとさ。
その公園で働いた影響でね、銚子に来て直ぐに取り掛かった庭づくりが、空き地に散見したニホンズイセンを拾い集めることなんだとさ。集めたスイセンの球根を、庭だけでなく、当時あった芝生広場にも植え込んだそうだけれど、そちらは地元の人達の草刈り作業で、情け容赦なく刈り取られて、今は一株もみられないとさ。地元の人達にとっては、黄色いヨーロッパスイセンならともかく、ニホンズイセンは雑草扱いなんだ。
とにかく今日、庭のニホンズイセンが一輪、咲いたんだ。
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