住まい・インテリア

2020年1月10日 (金)

断捨離

 昨夜、月明かりに誘われて明け方近くまで屋外にいたんだ。寒さは感じなかったよ。アタシの所為でもないだろうけれど、親爺さんが5時ごろからゴソゴソなにかをやっていたんだ。何だろうと近寄ったら、段ボール箱を畳んで重ねていたんだよ。今朝は新聞や雑誌類に段ボールなどのゴミ出し日なんだとさ。

Dsc_0013_20200110000801

 去年の暮れに済ませておく筈の作業だったんだ。けれどいろいろあって手付かずのまま年を越してしまったんだよ。だから何としても今日はね。合わせて部屋の壁際に段ボール箱に入れられたままの書籍が幾箱もあってね。母さんが買い漁って、読んだんだろうか?。それとも読むつもりだったんだろうか?。料理関係の本がドッサリとね。丁度1年前には切り抜きが、やはり数箱の段ボール箱に詰められていたんだけれど、母さんが入院して不在中な隙に処分したんだとさ。そして一年後の今年は書籍に断捨離の手を伸ばしてね。

 なぜ母さんのコレクションを?。そうなんだ。親爺さんも本人に無断で処分する事に迷いはあったとさ。処分するにしても、誰か利用しないかと、身近な女性に問いかけてもいたよ。「そのうちに・・・。取っておいて」。皆曖昧でね。

 どうであれ所有者である母さんが、再びこの書籍を手に取る機会はもうない。それが親爺さんの見解でね。本人が死んでしまった訳じゃないけれど、施設で介護されながらの車椅子生活に、料理する機会が訪れるとは思えないし、知識として蓄えていたとしても自宅に山積みではね。

 実は親爺さんの専門書籍も同じ状態でね。母さんの意向に関係なく断捨離するなら親爺さんの書籍も。それが道理というもんだよ。で親爺さん、多少後ろめたさもあるんだろうね。母さんの書籍のなかでもハードカバーと呼ばれる、まあ場合によっては古本として売れそうな書籍に限って残す。そう決めたんだとさ。

 今朝は冊数にして100冊近くをゴミとして出したとさ。大半は雑誌類さ。そんな背景もあるけれど、近頃は書店に以前のようには足を運ぶことが親爺さん、なくなってね。立ち読みも、だからしないよ。じゃあその代わりは?。本がパソコンに取って代わったよ。

 ”本に比べてWEB上の記事はお手軽なものが多い”。そんな見方もあるだろうけれど、執筆する立場から見れば、本であれWEBであれ、人目に晒すことに変わりないし、WEB記事故に手抜きする理由もないよね。今、家中をざっと見回せば、断捨離候補のなんと多いことか。ま、ボチボチと・・・。

2017年8月30日 (水)

潮風

 昨日から湿った潮風が南東方向から強く吹き続けているんだよ。
房総半島の沖合から九十九里海岸めがけて海を吹き渡ってきた風が、海面から蒸発する湿気をたっぷり抱え込んでね。
 台地が海に接する崖、屏風ヶ浦のことだけれど、そこで海風が崖を乗り越え台地を渡る時、雲ができるんだとさ。その雲は、そのまま台地を這うようにして利根川へ流れ込むんだとさ。昨日今日はそんな感じなんだね。早朝は低い雲に覆われ、朝陽は顔を出さないよ。それでもお昼前には暑い陽射しが道路を焼くものだから、アタシは家から一歩も出ずさ。でもね、部屋を吹き抜ける強い風の所為で、親爺さんはご機嫌だよ。
 
 処が困ったことに、部屋を吹き抜ける風が金属を錆びさせるんだね。
電気製品の基盤が腐食してね。次から次へとご臨終という次第なんだ。表面の金属部分はね、それ程でもないから気にしないでいると、内部の腐食が予想を超えて進行しているんだよ。

 昨日は毎朝アタシが散歩する間、床掃除を引き受けてくれていたお掃除ロボのルンバがね、突然反応しなくなってしまってね。先々週辺りから、アタシの体毛が抜けて家中に舞い散っているんだ。だから彼がいることでアタシも、それほど引け目を感じることはないんだよ。
 それがね、ルンバの代わりに親爺さんがモップを持ち出して床掃除。しかも暑いから人が汗を流すように、アタシのヨダレが床に水溜りも作ってしまってね。
 
ヨダレに毛が纏わり付いて、それが床にくっ付いてと、ちょいといたたまれない状態なのさ。

Dsc_0060

 実はルンバには兄弟がいて、そちらは雑巾がけロボでね。ルンバと違って毎日黙々と床拭きしていたんだ。けれど丁度1年前、人が年を取って体力が。数歩歩いちゃ一休み。そんな感じになってね。まだ買って二年程度だったよ。
 修理にだしたら、基盤が腐食して駄目になってますって。結局無言の帰宅になったんだ。そんな経緯があるからね、今回のルンバもそうなるんじゃないかとね。

 同じ日、つまり親爺さんが千葉市へ出かけてね、電話をかけようとしたら、スマホが全く起動しなくなっていたんだとさ。まえの日まで、何とか機能していたんだよ。
 このスマホはね、もう四世代前の型で、ケンニャンからのプレゼントなんだ。
だから親爺さん、何とか修理をと思って携帯電話の窓口で話たら、何だか異邦人でも見るような目つきでね。「あの中国人め!」って親爺さん、カウンターで応対した人を罵っていたよ。
 「修理?。馬鹿なコト」。ケンニャンには一蹴されてね。だからもう携帯は無しで過ごすことになりそうだとさ。

 今日はだから親爺さん、スマホに記憶させていたデーター。先ずはこの先のスケジュールを記憶を頼りにメモしているよ。手帳が必要だね。
 パソコンもここ最近怪しい動作が目立つよ。だから別体のハードディスクにバックアップを始めているよ。転ばぬ先の杖とか言ってね。
 それで分かったんだ。ご近所さんはこの暑さにもかかわらず、どの家も窓を閉め切っていることにね。風を屋内に入れないためなんだね。生憎、アタシんちは手遅れさ。

Dsc_0006

  昼過ぎ、遠くで雷鳴が鳴ったんだ。利根川の上流方向から黒い雲の帯がヒタヒタと近づきつつあるよ。怖いから家に入ろう。


2016年6月28日 (火)

メイド イン・・・

 「親爺、触るな!」。ケンニャンが親爺さんに言ったよ。
先日、ケンニャンが買った最新型でネットの口コミでも上位にくる掃除機がね、止まってしまったんだ。親爺さんが使っていた時のことさ。

Dsc_0004

 実は壊れてしまった掃除機は、昨年来、これで三台目なんだとさ。その前にもう一台あるんだけれど、これは壊れたというんじゃなくて、吸い込み口に装着されている回転ブラシがね、フィルター掃除の際に脱落して、道路の側溝に落ちて流されてしまったんだ。大した額でもない部品だけれど、「交換部品としての用意はありません」。
 それでも掃除には支障なく使えるので、親父さんが部屋の床掃除に使っていたんだけれど、お掃除ロボットの出現でお蔵入りしたんだ。
 ケンニャン、多分新しモノ好きなんじゃないかな。ネットで話題になると、いつの間にか買ってくるんだ。まあこのロボット、勝手に床掃除してくれるから、アタシとの散歩時間に合わせて部屋掃除させたりで、毎日重宝しているよ。

 それでも飽き足らずに掃除機を買ったんだ。二階で使うからと、吸い込みヘッドが自在に動く蓄電池タイプをね。
 ある日、これを親父さんが使っていたら、自在ヘッドの首部分で吸引ホースと電線が切断してしまってね。親爺さんが故障カ所を観察したら、自在に動く部分のホースとコードに遊びが少なすぎて、屈折疲労したんだろうね。コードを接続し直したんだけれど、自在ホースの替え部品が、これもまた「用意されていません」。大した値段でもないビニールパイプだよ。わずか半年使っただけだよ。それも週に一度程度さ。
 買った先に修理に出せば済むことだろうに、ケンニャン、なぜかグズグズして、そうこうするうちに再び新しいタイプを買い込んで、それがまた、昨日止まってしまったという訳さ。

 「親爺の使い方が間違っているんだ」、とまあ気持ちはわかるけれどね。
掃除機なんて、車の運転と同様、使い方自体は簡単である筈なんだと思うよ。それ以前に工業製品としての完成度がね、ダメなんだよ。最新話題の機能満載なんだけれどね。

 言ちゃあ悪いが、中国製だったよ。
親爺さんが毎日使っているパソコンも、アップル製品ではあるけれど中国製。
 先代もそうだったけれど、電源コードの被覆がね、数年経たずにひび割れして剥がれてしまうんだ。ショートしたら危ないから親爺さん、ビニールテープを巻いて、被覆を補強するんだけれど、1m足らずのコードに何カ所もね。
 交換すれば良いのだけれど、これが結構な値段なんだとさ。国産品でこんな経験はないとさ。だからと言うわけでもないけれど親爺さん、国産品第一主義だよ。

Dsc_0018

 親爺さん、とにかく壊れたら先ずは何処がどうなったのか、点検するんだけれど、外観が国産品でも故障した部品には
何時も、メイド イン チャイナの表示なんだ。ケンニャンの買ってきた掃除機はいずれも外国製品さ。で、中身はメイド イン ・・・・。
 今回、ケンニャンが触るなというから触らないけれど、購入した直後だからすぐにでも買った先に点検依頼すべきだと、親爺さんは言ってるよ。

 とにかくネットの口コミ評価や商品評論家の言葉を信じちゃだめだね。

2011年7月 3日 (日)

アピール

Dsc_0023   「可愛いな、お前は」。ケンニャンの奥ちゃんのマユチャンの口癖だよ。そう、アタシが可愛いのは万人が認める処さ。稀に近所の婆ちゃんから、「お前さんは胴が長い割に足が短いね。おまけに顔は柴犬みたい」なんて評価されちゃってるんだ。
 コーギー犬を何と心得る。恐れ多くも英国皇室の御用達犬成るぞ。 そう啖呵の一つも切ってやりたいんだけれど、駅前に仲間が一頭いてさ、そいつが駅前に集る高校生の誰構わずくっ付いていって、御ねだりしてるもんだからさ、人間の悪癖に染まってメタボ道まっしぐら。今じゃ毛毬が転がるように街中を徘徊してるんだ。あれと同じに見られるのは、アタシは御免だよ。

 アタシの人心掌握術なんだけれど、ケンニャンには、お座りして笑顔を見せれば、「お前には負けるよ」。で、大体のアタシの要求は通るんだ。母さんには、とにかく傍に寄って行って、ペロペロ舐める。マユチャンには、ひたすら可愛い子チャンぶること。親爺さんとは、管理職相手の労組の交渉。そんな感じさ。そこで皆を籠絡する奥の手は、足元に座り込んで、足をペロペロ舐めてあげるんだ。これで先ず100%、皆がアタシの魅力の虜になるんだ。
 でもね、お隣のお婆ちゃんにはアタシがメロメロなんだ。毎朝、お婆ちゃんがあたしんちの前の広場でウォーキングしているのさ。それを見ているうちに、仲良く御付き合いさせていただくようになったんだ。 

 今朝は、ケンニャンがアタシの散歩に付き合ってくれたよ。先日、母さんがフリスビーをプレゼントしてくれたんで、愛用しているところだけれど、まあ、7、8投も全力で追っかければ、さすがのアタシもヘロヘロになってしまうんだ。必要充分に運動しているから、ウンコも規則正しく出ているよ。体重の増加も平均点以上だし、でも、ここの処、食が細くなって皆を心配させているんだ。ま、今日は何事も無いので、この辺で。Dsc_0009

2011年6月27日 (月)

テーブル

  

あたしんちにテーブルが届いたよ。

Img_0154_2 そう、ダイニングテーブルって言う、御飯を食べる時に使うやつさ。
家は建てたが、ケンニャン達には必要なものを直に揃える力は無くて、当座は何とか在り合せのもので我慢して、それで気に入った物が買える様になったら、少しづつでも買い揃えよう。そう考えているんだ。

 とは言っても、ケンニャンと奥ちゃんのマユチャンには物に対する姿勢の違いがあるんだ。ケンニャンは全ての物に統一したグレード感を要求しているのに対して、マユチャンは、用が足りればそれでいい。そんな意見なんだ。
その考えの違いは、ケンニャンは時に必要以上の品物を買ってしまうことがあるんだが、そんな時、マユチャンは引き締め役になっている。母さんは我が道を行く感じで、自分で決めて来てしまう。そんな訳だから、親爺さんは、家族の合意形成役を務めているんだ。

 ダイニングテーブルは、家族全員は勿論、近所に住むマユチャンの両親や祖母、姉妹が一同に会して食事を共にする。そんな機会を可能にする唯一の家具なんだ。だから難しい。
 結局、親爺さんが調達に一役買うことになって、今年のはじめから色々、物色していたのさ。一時は、適当な市販品に出会わなくて、注文製作を模索していたんだ。けれど、それも震災で立ち消えてしまったのさ。

 今日、あたしんちに届いたテーブルで決まったのには、アタシが縁結びをしたんだよ。
 アタシがケンニャン夫婦に引き取られる前、親爺さんの帆掛け船が繋留されている場所に近い、千葉市の蘇我にあるショッピングセンタ−で、買い手を待っていたことは以前話したでしょ。先月、親爺さんと母さんが、そこにあるペットショップにアタシの日用品を買うために訪れて、序でに周りを一回りしたんだ。その時に出会ったんだ。このテーブルに。
 その後、ケンニャン夫婦が、そのペットショップを訪ねた折りに確認して、気に入ったんだ。つまりは、アタシの存在が鍵なんだよ。自慢して良いでしょ。

Img_0157
 昨日迄は、皆が食事をする時は、アタシはその部屋から閉め出されていたんだけれど、今日からは、皆と一緒にいられるんだよ。だから、アタシも嬉しいんだ。早速、テーブルの足元で寛いでるよ。アタシは皆に笑顔を運んできたんだよ。ペット冥利に尽きるってものさ。