断捨離
昨夜、月明かりに誘われて明け方近くまで屋外にいたんだ。寒さは感じなかったよ。アタシの所為でもないだろうけれど、親爺さんが5時ごろからゴソゴソなにかをやっていたんだ。何だろうと近寄ったら、段ボール箱を畳んで重ねていたんだよ。今朝は新聞や雑誌類に段ボールなどのゴミ出し日なんだとさ。
去年の暮れに済ませておく筈の作業だったんだ。けれどいろいろあって手付かずのまま年を越してしまったんだよ。だから何としても今日はね。合わせて部屋の壁際に段ボール箱に入れられたままの書籍が幾箱もあってね。母さんが買い漁って、読んだんだろうか?。それとも読むつもりだったんだろうか?。料理関係の本がドッサリとね。丁度1年前には切り抜きが、やはり数箱の段ボール箱に詰められていたんだけれど、母さんが入院して不在中な隙に処分したんだとさ。そして一年後の今年は書籍に断捨離の手を伸ばしてね。
なぜ母さんのコレクションを?。そうなんだ。親爺さんも本人に無断で処分する事に迷いはあったとさ。処分するにしても、誰か利用しないかと、身近な女性に問いかけてもいたよ。「そのうちに・・・。取っておいて」。皆曖昧でね。
どうであれ所有者である母さんが、再びこの書籍を手に取る機会はもうない。それが親爺さんの見解でね。本人が死んでしまった訳じゃないけれど、施設で介護されながらの車椅子生活に、料理する機会が訪れるとは思えないし、知識として蓄えていたとしても自宅に山積みではね。
実は親爺さんの専門書籍も同じ状態でね。母さんの意向に関係なく断捨離するなら親爺さんの書籍も。それが道理というもんだよ。で親爺さん、多少後ろめたさもあるんだろうね。母さんの書籍のなかでもハードカバーと呼ばれる、まあ場合によっては古本として売れそうな書籍に限って残す。そう決めたんだとさ。
今朝は冊数にして100冊近くをゴミとして出したとさ。大半は雑誌類さ。そんな背景もあるけれど、近頃は書店に以前のようには足を運ぶことが親爺さん、なくなってね。立ち読みも、だからしないよ。じゃあその代わりは?。本がパソコンに取って代わったよ。
”本に比べてWEB上の記事はお手軽なものが多い”。そんな見方もあるだろうけれど、執筆する立場から見れば、本であれWEBであれ、人目に晒すことに変わりないし、WEB記事故に手抜きする理由もないよね。今、家中をざっと見回せば、断捨離候補のなんと多いことか。ま、ボチボチと・・・。
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