心と体

2021年12月18日 (土)

冬晴れ

 12月も半ばを過ぎて、あとは暮れの恒例の行事を淡々とこなすだけになったね。恒例の行事といっても、現役ならぬ親爺さんとアタシがやるべきことは、家の片付けや掃除ということなんだ。

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 ところで今日は朝から冬晴れの1日でね。もう今頃は冬と言ってもいいんだろうし、事実今朝は昨日の激しい雨でできた水溜りには、薄氷が張っていたよ。全身に毛皮を纏っているアタシにはなんてことはないけれど、西風が冷たく感じるんだろうね。親爺さんは毛糸の帽子にフードの付いた防寒ジャケットのいでたちでね。それに手袋なんて、ほぼ冬支度で散歩に出たんだ。仰ぎ見る空からは、ゴーゴーと風の唸りが聞こえていたからね。高い処では相当に強い西からの季節風が吹いていたんだろうね。正に今日は関東の冬空になったよ。

 さて、今月に入ってから銚子市からのコロナ感染者発表はないよ。いつも突然に鳴り出す防災放送がね、今まではアナログ受信機で受けていたんだけれど、今月からデジタル放送に切り替わるとかで、そのために受信機を買い直したんだ。既にデジタル放送でのお知らせ広報は開始されているから、その放送を追うように旧来のアナログ放送が鳴り出して、ザーザー雑音混じりのその音の聞き辛いこと。屋外の放送塔からの声も聞こえるので、同じ内容を数分間で3度も聞かされていたんだ。改めてデジタル音声の明瞭なこと。「今何言った?」なんて確認の必要がなくなったのは結構なことだよ。

 親爺さん、今週の初めに地域の中核病院で眼底出血の診断を受けて、その対症療法として眼球に注射された。その話は既にしたけれど、これと言って視覚異常が解消したような実感は未だないとさ。医者からも事前に「元には戻らないけれど、これ以上悪化しないためのリハビリとして・・・」。そう言い渡されていたから、怖ろしい思いをして、その割に改善の実感がないと失望するようなことはないとさ。けれど気持ちのなかで、”症状を放置しているわけじゃない。対処しているんだ”。そんな気持ちでいるそうだけれど、すると今まで気障りだった視覚異常が気にならなくなったそうでね。

Dsc_0470  来週、主治医が治療効果を観察するから来院するようにとね。そこで処置による医学的な評価が出て、今後の治療方針が決まるそうなんだ。でも親爺さん、気持ちが前向きになっているよ。

 今夜はほぼ満月。親爺さん、写真を撮っていたけれど、ピンボケにはならないで撮れていたよ。

2021年12月14日 (火)

目に針を

 今朝はこの冬初めて車のフロントウィンドウに氷が張って、出かけようとした親爺さん、大急ぎでバケツの水を窓にぶちまけたと。車内で親爺さんが乗り込むのを待っていた二人の孫達、突然飛んで来たバケツの水に驚きながらもおおはしゃぎさ。

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 今日は普段に比べて変則的でね。母親のマユちゃんが昨夜から腹痛を訴えて、今朝は死人状態でね。結果として二人の孫の送迎が危機に瀕したんだ。親爺さん、今朝は隣町の病院へ行かねばならなくて、時間を急いでいたのだけれど、しょうがないさ。車に二人の孫を乗せて出かけたよ。元々の計画では、コーチャンを学校に送り届けながらそのまま駅へ。目の治療時は瞳孔の拡張剤が点滴されるので、車の運転はタブーなんだ。だから電車を使って病院へ行くのだけれど、帰りは車を病院に置いたままにするつもりでね、とりあえず目前の課題のためにハンドルを握ったんだ。

 親爺さん、今日は眼球に注射されると聞いていたので、未知への恐怖だね。数日前から心落ちつかずでね。だから今朝は首筋が強張っているんだとさ。まあ、孫達をそれぞれの場所で降ろして病院に着いた親爺さん、同じ待合室に居合わせた患者や家族の声が頭の中で響きあうように感じて、人の名前が呼ばれる度にビクビクしていたとさ。でもやっぱりその時は来たんだとさ。「血圧を測りましょう。おや、これじゃあ注射はできませんね」。だから帰れと言われるかと思ったけれど、「近くで一息入れてもう一度」。

 病院の誰もいない廊下に出てなんども深呼吸したとさ。頭で診察室の光景を想像しないように、”何?、アタシのことを思い浮かべたって。いいじゃない」。でどうだった?。数十分後に血圧が下がってね、覚悟を決めて診察室に戻ったそうだよ。治療中のことは思い出したくないそうだよ。だからアタシも聞かなかったよ。

 なんでも今回の注射の効果は二、三ヶ月しか続かないそうでね。だから今後同じ治癒を繰り返すそうなんだ。それにしても、親爺さんが病院で支払う治療費や薬代、せいぜい毎回千円前後なんだとさ。ところが今日の注射代、一桁上で、慌てて病院内のATMへ飛んで行ったとさ。まあ、母さんの医療費はさらに一桁上なんだよ。とうとう親爺さん、保険の受益者になってしまったよ。

2021年12月 1日 (水)

失明するぞ!。

 昨夜の雨はすごかった。皆が出かける頃が最悪でね。コーチャンも雨合羽姿になって、親爺さんの車に載せられていたよ。けれど昼頃には青空も見えて、急速に天候は回復したから先ずはやれやれさ。

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 処で昨日今日、親爺さんは地域の中核病院の眼科にね、検査だとかで出かけて行ったよ。おかげでアタシは独り留守番を余儀なくされていたんだ。先月来、親爺さんは近所の眼科医院を受診していたんだけれどね、「紹介状を出しますから、病院で検査を・・・」と言われてね。どうも親爺さん、病院に縁ができてしまったようでね。数年前は病院と言っても、アタシの咬み傷の手当ぐらいでね。最近はそうじゃない。自身の加齢もあるだろうけれど、身から出た錆びがね。

 

 親爺さん、最近急速に視力が低下してね。左目は乱視に、右目は視覚異常が露見してね。なんでも、視野の中央が暗くなってしまうようでね。それで軽い気持ちで眼科の門を叩いたんだ。そして先月末、親爺さんが知らされたのは目の脳梗塞。つまり血管が詰まって、眼球内の毛細血管から出血しているという事実でね。「このまま放置すれば失明に・・」。仰天した親爺さん、その瞬間からもうまな板の鯉だとさ。

 そんな訳で地域の中核病院に飛んでったんだ。で、昨日今日と検査につぐ検査だとさ。右目に視覚異常があることは自覚しているそうだけれど、屋外で普通にみる限り不自由なかったから気にしていなかった。やや右目が曇ったようで鬱陶しい。ま、そんな感覚らしいね。

 今日までの検査結果から、今月の半ばには今後の治療方針が決められるそうだけれど、「元の状態に回復は無理。だからこれ以上悪化しないよう、つまりリハビリですね」とさ。ケンニャンの同僚も同じ診断を受けて、現在治療中だそうだけれど、その人の話によれば”眼球に注射・・”。想像するだけでも怖ろしい話さ。でもね、原因は親爺さんの持病によるものだそうだから、予想できたことでね、自業自得というもんだよ。

2021年11月12日 (金)

ドキッt!

 一昨日のことさ。”直ぐ迎えに・・・”。

 コーチャンの通う小学校からの緊急メールが街を駆け回ったとさ。親爺さんが直接そのメールに接した訳ではなさそうだけれど、とにかくメールが送り出されて30分もしないうちに親爺さん、校門に駆けつけていたとさ。

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 話というのはこういうことでね。コーチャンのクラスからコロナ感染陽性者が出たと言うんだ。その後の情報でね、その小学校では複数の感染が確認されたそうなんだ。確かにこれまでは、他のクラスで、家族の感染が確認されたから、という理由で学年閉鎖になった例はあったけれど、これほど身近での感染者確認は初めてでね。

 とにかく学校には知らせを聞いて迎えに駆けつけた保護者の車で校庭は渋滞したとさ。そんな経緯で、コーチャンだけでなく、弟のアキちゃんが保育園から登園停止勧告。母親のマユちゃんも勤務先で出勤停止ということでね。親爺さんも、もし現役であったなら、やはり出勤停止になっていたかもしれないね。けれど高校職員である父親のケンニャンは通常勤務だそうでね。まあ、我が家が感染したわけではないから、それでもこんな処なんだろうね。

 で親爺さん、在宅家族の食事の世話や、二人の孫に取り憑かれていてね。いつもよりヘトヘトになっているよ。いつものことだから、二人の孫が学校や保育所に行く事でどれほど楽になっていることか。そんな日、昼間の親爺さんの相手はアタシだけだからね。

 加えて咲親爺さん、昨日は母さんの入所している特養施設に通例の日用品を届けたとさ。いつもどおり施設の玄関先で、事務所から出てきた施設職員に持ち込んだ品物を手渡して、即その場を離れたそうだよ。それがルールだからね。その後、屋外の壁に提示されていた”お知らせ”に気がついたそうでね。

 今まで、入所者と家族の面会は”屋内面談”だったけれど、コロナ感染が周辺で再発生していることから、”屋外面談”にします。おや、この夏に母さんと面談した折は、ガラス窓越しの面談だったはず。この夏以来、周辺市町村での感染者発生がほぼ数名の範囲に収まっていたから、この施設では屋内面談が可能になっていたのかしらね。そんな案内は無かったけれどね。それが、先週来の感染者再発生で再び警戒の度合いを深めたのかしらね。ま、そうだとしても施設の対応は支持するけれどね。

 今朝、ネットニュースで、国は高齢者の入所する施設の面会制限について、行き過ぎないよう緩和方向で通達をだすとか。なんだか現実と乖離を感じるけれど、まあ多少の条件はあるにしろ、親爺さんとしては、母さんの手を握ってやりたいとは、最近の気持ちだとさ。

 

2021年10月25日 (月)

発達障害、近況

 早いものだね。あと一週間足らずで10月も終わってしまうよ。相変わらずのコロナ感染だけれど、暫く銚子市内の感染者の発生は途絶えていたんだけれど、おととい一人の発生が知らされてね。勿論一頃に比べれば無いに等しいのだけれど、しぶとくどこかに潜んでいると思うと、未だ未だ気が抜けないよね。

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 さて、今日は発達障害のコーチャンんの近況を話すよ。日々の流れを追うと、彼が成長しているのは間違いない事実でね、最近は簡単な応答を家族と交わせるようになってきたんだ。例えば「ハロウィンのお祭りは?」と聞いたら、「楽しかった」ってね。登校の途上で知らないご近所さんに「おはよう」と声をかけられると、「おはようございます」と応えるようになったよ。

 彼の周囲の出来事に対する理解の程度は、多分、彼の同年齢の子供達と余り差はないように見受けられるけれど、応答がね。未だ3歳児程度かもしれない。毎朝、親爺さんと一緒に登校して、夕方は、放課後保育施設の職員に送られて戻って来るけれど、アタシが見る限り、学校よりも放課後に数時間だけ過ごす施設のほうが楽しそうでね。そのスタッフに名残惜しそうなエールを交わしているよ。学校?。校舎の中での様子は校門で足を止める親爺さんには分からないんだ。

 27日に彼のクラスが遠足でね、電車で数駅離れた街の、親爺さんのパソコンの師匠の店の近くにある公園へ行くそうでね。先月、担任教師が親爺さんに、「駅まで列になって。そんな時、道路に飛び出したり、現地でオムツの交換が必要になったり・・・。心配なんです。どうしますか?」。どうしますか?って、つまり遠足には欠席して欲しいと言わんばかりなやりとりでね。義務教育の学校行事だよ。まさかね。そんな印象を受けた親爺さん、「保護者が同行するのは・・・」と提案したそうだよ。どの後、父親のケンニャンが担任教師と何度かのやりとりの結果、親爺さんが行程全てでコーチャンに密着保護を条件に、遠足参加することに。

 毎日コーチャンと登校している親爺さん、彼が道路に飛び出したり、勝手にどこかに行ってしまう可能性は少ない。そう思っているそうだよ。けれどコーチャンに対する学校の態度は、手間のやける児童以外のなにものでもなさそうでね。親爺さんと違ってケンニャン、まゆちゃんの二人は教師だから、学校の本音を見通してね、一言二言言いたい親爺さんをなだめて、とにかく学校が安心する方向で我が家は対処することに決めたんだとさ。で、遠足当日は親爺さんが終始コーチャンの手を引いて、クラスの皆とは付かず離れずに行動するそうなんだ。

 学校が彼をどう見ていようが、コーチャン、確実に成長している。そうアタシは断言するよ。

2021年10月 7日 (木)

眼科

 親爺さん、今日は眼科医院へ行ったんだとさ。で、帰宅して言うことに「老化って、目にもくるんだね」。

ここの処、視力の衰えが著しくて、もともと近視だった親爺さん、10年ほど前の運転免許更新で”眼鏡使用”という条件が外されてね。多分、老眼がすすんだ反作用じゃあないかな。 以降、車の運転時に眼鏡は使用していなかったんだ。とは言え、最近は乱視症状が進んでね。先月に受けた高齢者運転講習の際の視力検査で、思いもかけぬ視力低下の現実を突きつけられたとさ。

 それに加えて、近年には右目の視覚の異常や、違和感を感じ取っているそうでね。朝、寝起きの直後には右目の視界で見える景気が煙ったような、左目に比較して暗いような。深夜に目覚めてトイレに行く時、右目で見える廊下が、歪んで獄彩色に縁取られているような、現実離れした光景に観えるそうでね。目覚めの違和感はアタシとの散歩が終わる頃には、ほぼ解消しているようだけれどね。

 さらに右目で観た光景には、丁度視線の向いた方向に者色の焦げ跡のような部分が見えるんだとさ。その部分だけ、サングラスを通したような見えかたでね。昼間は然程気にはならないようだけれど、夜、星空を観ていたら、左目にはしっかり見えている星が右目には見えていない時があるそうでね。丁度茶色の部分と視線が重なった時、星が消えてしまうんだとさ。

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 そんな左目の症状を抱えて眼科医院に行ったそうだけれど、その時に診察されていた人の大半が老人でね。コロナ対策で開け放たれた診察室から漏れ聞こえる話が、ほぼ大半が運転免許更新を前の視力検査だったとさ。「白内障の兆候がありますね。でも、白内障は老人の白髪のようなものでね。例外なく皆・・」。

 へ〜、そんなものなのかね。その医者、皆に同じような話をしていたとさ。で、じゃあ視力検査しましょうと、例の表の前に立たされてね。親爺さんも同様だったとさ。もっとも親爺さんも、年末には免許更新が控えているから、その場にいた多数の老人と似たような事情にあるけれどね。

 結局、眼鏡店でメガネを調整するための処方箋を出されてね、皆帰っていったとさ。でも、親爺さんが今日、眼科の門を叩いた症状についての見立ては?。「何、糖尿病薬を飲んでいる?。内科医に眼科に行くよう言われなかった?。ヘモグロビン値は?」。急に厳しい質問を浴びせられてね。親爺さん、いままで診察データーは見もしなかったんだとさ。眼科医に怒られたしまったようだよ。

 「次来る時、内科医の診察データーや薬のデーター持って来て」。どうやら親爺さん、厳しい状態にあるらしいね。今日、銚子市では二人、コロナ感染者が判明したそうだよ。やはり油断はできないね。

 

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2021年7月10日 (土)

別人のよう

 自閉症スペクトラムである我が家のコーチャン、平日の夕方、放課後デイケア施設の職員に送られて帰宅する。その時の彼は、玄関先で出迎えるアタシや親爺さんにはとてもリラックスして観えるよ。遠ざかって行く施設の車に「さよなら」と声をあげてね。彼がその施設に行くことを、とても楽しんでいることは、彼の様子から伺い知れるよ。特にスタッフの一人の名前を盛んに口にするんだ。好きなんだね。

 今日はコーチャン、午後、父親に連れられて隣町にある療育センターへ出かけたよ。そこへは既に4年近く月に数度の頻度で通っているんだ。言語療育プログラムを受けるためにね。親爺さんや母親が連れて行く時もあるよ。まあその時の都合でね。その施設の療育指導員に家族は厚い信頼を置いているよ。何故ならコーチャンが毎回、その指導員を見るなり、駆け寄って抱きつくそうでね。今から思えば、その療育センターでのプログラムを受けたからこそ、数年前とは見るからに彼が成長して、陽気におしゃべりもするようになったからね。そんなこともあって、その療育センターへ彼を連れて行ったことを良かったと思っているんだ。銚子市の発達支援センターに通所した時も、送迎バスに彼は楽しそうに乗り込んで行ったとさ。

 千葉市での療育教室参加では、指導員が目まぐるしく変わるので親爺さん、少し不信感を持ってはいたけれど、療育プログラムを受けるコーチャンの態度自体は、楽しんでいる様子だったとさ。

 つまり、彼が楽しんで取り組むことができた事が、彼の成長に繋がっていることは明らか。家族はそう観ているよ。ここまでは、とにかく専門家や必要な知識を持つ人たちが、コーチャンの相手をしてくれていたからね。

 今日、父親のケンニャンが療育センターの指導員から衝撃的な話を聞かされたんだとさ。その指導員は、専門家の立場で担当する患者の学校や施設に赴き、そこでの患者の様子から、学校当事者に助言するんだとさ。その訪問のアレンジは家族が整えるのだけれど、コーチャンの両親、やや不安な気配だったよ。それは同じ教職員だからこそ知る学校現場の雰囲気にね、そういった外部の助言を干渉として嫌う現実があることを承知しているからなんだね。親爺さん、ケンニャン夫婦の会話を耳にして、二人が学校現場に身を置くが故、学校の都合に対して物分かりの良過ぎると感じるような時があるんだとさ。同業に対する遠慮なんだろうか?。

 見方を変えれば、学校現場に身を置くが故に、我が子の庇護者として学校に物申せぬ、そんなケンニャン夫婦のもどかさ、不自由が観て取れるとさ。なにしろ名目上、普通学校の中に特別支援クラスを持って、今回は専任教諭もコーチャンのために配属してくれているんだ。外部の専門家の助言など不要などとは言わぬまでも、学校当局者にはよけいなお世話、なんだろうね。そもそも論でいえば、そんな手のかかる児童は歓迎していないんだろうね。教員ではない親爺さんでも、そんな本音は理解するとさ。

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 さて、療育センターの指導員が話したことは、訪問日に学校で見聞きしたコーチャン、教室では終始無言、無反応だったそうでね。その療育指導員の知るコーチャンとは別人だったそうだよ。学校当事者は、話さない、話せない、できない、食べないと、つまりは手の施しようがないと言わんばかり。だから専任教諭と終日一対一。給食や指導なども彼一人別室で。それほどまで手をつくしているのに・・・という反応だったそうなんだ。

 親爺さん、ケンニャンの話を聞いて思ったとさ。発達傷害と知ったこの5年、自閉症シンドロームを学んで知った対処法は、”本人が”興味を示し、そしてやろうとすること”を先ずは探し出し、それを支え見守る。     

 もともと知能発達に遅れがあるんだから、普通児童に対する同じ指導が理解できる筈がない。誰だって、できないことを日々強いられ続ければ、しかもできないからと他のクラスメートとは別扱い。たった一人の教室で教諭と一対一。自閉症児にとっては殻に閉じこもる条件が整い過ぎている。学校でのコーチャン、身の置き所も。心を開いて笑顔になれる人もいない状況なんだとね。

 蛇足だけれどケンニャン、親爺さんにこうも話したそうだよ。学校でコーチャンに付ききりの特別支援児担当教諭は、産休教師の代用講師で、一年限りの任用なんだとさ。どこの学校も、支援担当には新人や、ある意味、普通クラスでの指導能力に疑問符がつくような、つまり、自閉症児の指導に対する知識も経験も乏しく、この先の改善は見込めない。そういうことなんだね。

 そう言えば親爺さんが観ているYou Tubeの動画に、自閉症指導の経験者が発信する動画があって、そこでこう話されていたとさ。「いい先生に出会うか否か、正に運任せ」。コーチャン、外したのかも。先日話すともなくケンニャンと親爺さんが話していたけれど、このまま来年度も現状が継続するなら、特別支援学校への転校を検討することもありか。ケンニャン、既にそれを視野に入れているような素振りだったよ。

 発達傷害に限らず、障害者教育に対する最大の壁であり課題が、それを理解して真摯に取り組む人材が希だということのようだよ。

 

 

2021年6月14日 (月)

予防接種

 思い返せば先月末、梅雨らしいシトシト降る雨が続いたものだから、アタシはてっきり梅雨になったものと思い込んでいたよ。で、今月に入ってからは晴天が続いたんで、梅雨の中休みなんだろうとね。

 今日のお天気ニュースで知ったよ。どうやら明日あたりから梅雨に入るんだね。気が早すぎたみたいだよ。

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 処で今日、アタシはいつもと変わらない1日になるはずだけれどね。けれど家族が朝食を摂る頃、アタシの犬仲間のスピッツ犬のカールが単身で玄関に入ってきたよ。最近、毎日のように我が家に入って来るんだ。早朝だったり深夜だったり。飼い主が同行していないところを見ると、放置されているんだね。食べることは食べているようだけれど、そのうち保健所に連れて行かれてしまうんじゃないかと、アタシは心配しているんだよ。いつもは親爺さんが飼い主宅近くまで連れて行くのだけれど、最近はそれも難儀でね。今朝はコーチャンを小学校へ送り届けなければならない時間にカールが来てね、だから面倒をみられなくてね。 それでもアタシがカールに帰るよう促したら、大人しく帰っていったよ。

 今日は親爺さん、午後から市役所でコロナワクチンの1回目の予防接種を受けるとかでね。午前中に、毎日服用している飲み薬が切れるので、事前に、その処方を受けようと近所のクリニックへ行ったんだ。行ってビックリ。普段はせいぜい20人ほどの来院者がいるだけの時間にね、待合室に入りきれず駐車場まで年寄りが溢れていたとさ。どうやらコロナワクチン接種を掛かりつけの医院で受けようと、そのクリニックを希望して集まったんだね。聞いたら既に第二回目の接種なんだってね。親爺さんがマゴマゴして予約枠に入れなかった、その時に素早く予約出来た人たちなんだとさ。とにかく院内は”密”状態さ。

 その様子に親爺さん、午後、接種を予約してあるけれど、これは昼すぎたら直ぐに接種会場に行かないと、又はみだしちゃうんじゃないかってね。市の接種会場に予約時間の1時間前には出かけて行ったよ。

 予想に反してそこでは予約管理がしっかりしていて、30分単位で人数が割り振られていたんだ。だから親爺さんの時間枠では30人ほどが順番に”予診”、医師の”問診”、そして接種とね。物事が密にならぬよう流れていったそうだよ。

 けれどハプニング発生。接種後15分程、会場で体調の様子見のため留め置かれていたそうだけれど、親爺さんの数人前の婆ちゃん、吐き気がするなんて言い出してね。さあ大変。どうやら接種後に不調を訴えた人がいなかったらしくてね、だからスタッフさん達、皆んな大騒ぎ。おかげで余分な時間、会場から出られずだったとさ。それでも都合1時間余りで終わったとさ。

2021年6月 9日 (水)

似た境遇

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 小学生になったコーチャン、親爺さんが毎朝学校まで送って行くんだ。当然、未だ独りでは登校させられないよ。親爺さんに言わせれば、アタシの散歩のようにアッチにぶらぶら、こっちにぶらぶら。途中で引き返して見たり、他所の玄関先を覗いたりでね。道中でウンチやオシッコをしないだけがアタシとの違いだってさ。

 そんなコーチャン、同じ登校ルートで出会う上級生や送迎の親子の目に付くんだね。嫌が応でも話題にはなっているらしいね。そんなスクールメートは、未だコーチャンが普通とは違う子なんだとは知らないよ。

 処で親爺さん、インターネットのYou tube 動画でね、我が家ととてもよく似た境遇の家族を知ったんだ。その家族、長男が自閉症でコーチャンより数ヶ月早い。その弟もアキちゃんより少しだけ早生まれ。その兄弟は生まれて自閉症の判定を受けるまでは、何処の家族とも変わりはなかったんだとさ。けれど小児科医から長男が自閉症だと知らされて・・・。以来、その長男を支えて奮闘する様は、我が家とそっくりさ。

 親爺さん、ほぼ毎日のようにその家族がインターネット動画で発信する日々の様子を、親近感と共感を持って見ているんだ。子供達の年齢がわずか数ヶ月しか違わない家族だから、とても身近に感じてね。自閉症児が成人して、そこから本当に独り孤独な戦いが始まるそうでね。そんな立場にいる成人した自閉症者の発信している動画も、親爺さんよく見ているよ。

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* 手先が不器用なコーチャン、何が気に入ったのか毎日、紙を裂いて、裂き続けているんだ。だから親爺さん、紙を彼に渡して、好きなだけ裂かせているんだ。少しでも手先の動きが滑らかになればとね。

 一昨日、コーチャンが保育所以来通っている療育園でね、療育士が扱っている自閉症児のケアとして、その児が通う保育園や学校を訪ねて、先生や保育士と意見交換しようという試みをね、実行したそうなんだ。その様子を見ていたわけではないけれど、同じ教職員であるマユちゃんが、よく呟く言葉があってね。我が子が自閉症児であってさえそんな思いにかられるんだから、まして普通の人たちがね、自閉症に対する無理解というか、まあ一言で言えば「そんなめんどくさい話を持ち込むなよ」という雰囲気ありありでね、学校などからはあまり歓迎はされていない様子でね。けれど家族としてはね、人並みに出来る出来ないより、なによりトラウマになるような体験をさせないために、療育士に学校や保育園の門を開いて欲しい。自閉症に対する理解を深めて欲しい。そう望んでいるんだよ。

 その意味でもインターネット動画で我が子の振る舞いを世間に晒す家族を、似た者家族。そう仲間だね。

2021年4月30日 (金)

予防接種

  今朝は鳥の鳴き声が盛んでね。ウグイスが聞こえる合間にツバメが鳴き叫んでいるよ。

 昨夜は、まるで滝が流れ落ちるような激しい雨が窓ガラスを叩いてね、どうなることかと固唾を飲んで家の中で小さくなっていたのだけれど、六時ごろには青空も覗いたよ。陽射しが出てみれば何のことはない、春らしい陽気の日和の始まりでね。

 親爺さん、ここ数日体調に不安を感じる日が続いていたらしいけれど、今朝はそんな不安も感じなくて、アタシとの散歩も普段通りにこなしていたよ。

Dsc_0016_20210430121701  昨日からよほど気になるんだね。今朝も何度も何度も放送しているけれど、要は予防接種の予約受付を当分、受け付けないことにしたというんだね。いったい何があってのことなのか、少なくとも市長選挙が終わった直後だから、市長も肝を冷やしただろうね。予約再開の見通しは8月以降というから、70歳でこれなんだもの。よほど沢山の年寄りが予約に殺到したんだろうね。より若い世代に接種が行き着くのはいつになることやら。

 親爺さん、十分に注意をしているけれど、それでも接種前に感染するようなら、それはもう諦めるしかないよとさ。むしろもっと若い世代に先を譲って、もし数年先に親爺さんが生き残っていたら、その時はお願いしますとさ。

 で、この話題は当分おしまい。

 

 

 

 

 

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