経済・政治・国際

2016年2月 3日 (水)

ガソリン価格

 103って何さ?。又先日のパート労働の103万円の話かい。

 今朝は凍えるような北寄りの風が吹いていて、親爺さんの付き合いが悪いよ。散歩にも行かず早々と家に入ってしまってね。けれどご近所の婆ちゃんが「ココ、私が付き合ってあげるからね!」ってさ。本当はコーちゃんが出てくるのを待っていたんだけれど、そのコーちゃん、生憎マユちゃんとお出かけでね。

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 処で103のことなんだけれどね、
銚子の街中のガソリンスタンドで、ガソリン一リットル当たりのTポイント価格がね、103円。大手のブランドがね、レギュラーガソリンが106円の値札がつけられているよ。
 日本経済を親爺さん、論じるつもりはないんだとさ。一人の消費者としては有難いことなんだとさ。

Img_2012  昨年春、親爺さんが活動するための脚として、グループの事務局に無理を言ってね、軽自動車を提供してもらったんだ。それまでバイクが脚だったから、ガソリン支出も一月、五千円程度だったとさ。それが軽自動車とはいえ、さらに行動範囲や駆動回数が急増したこともあってね、「う〜ん」とうなる月もあるんだとさ。
 ピーク時はほぼ1年前だったろうね。銚子市内で138円ぐらい。

 千葉市へ出かけた時、129円の看板にすかさず給油したんだとさ。当時、銚子市内に比べて千葉市内で10円ほど安かったそうだよ。親爺さんがバイクを車に変えて以来10カ月で、延べ走行距離がー万㎞を超えたそうでね。
 バイクでは四千キロ前後だったから、倍増したよ。そのほとんどがグループの活動絡みだから、全く個人的な用途はバイクと比較しても三千キロ程度。その意味ではグループの活動を抜けば、ご近所の高齢者家庭の走行距離と大差ないね。けれど単純比較では、よく走っている方だと思うよね。

 親父さんのワークショップの若いスタッフさんが、最近、デーゼル車に乗り換えたんだとさ。そのスタッフさん、軽自動車ながら6年間に16万キロ走らせているんだとさ。ケンニャンの車もほぼ同程度の走行距離になっているし、マユちゃんも十万キロはとっくに超えているよ。ここら辺りでは通勤に車が欠かせないし、日常に使えばそんな走行距離になることは珍しくないんだって。だから、燃費には皆、シビアになるんだね。マユちゃん、先月、車を更新することで契約を済ませたけれど、ハイブリットを選んだとかでね。デーゼルにしろハイブリットにしろ、ガソリン消費を抑える目的では有効なんだろうけれど、少なくとも現在のガソリン価格で言うかぎり、普通のガソリン車がコストと見合うんだとさ。それは親父さんの意見だけれどね。

Img_f10c88add3276a66b4193544d59fae5  現在のガソリン価格は、昭和40年代に親爺さんが初めて購入した360 ccの軽自動車に給油した価格と同じなんだとさ。サラリーから自動車ローンと燃料費や諸々の出費を考えると、相当の覚悟で乗っていたんだとさ。
 マイカーの普及率は現在の十分の一以下。処が、直後に起こった石油ショックでね、価格が110円を超えた時は、
昼食代を半減させる程の影響だったとさ。

 
 10年以上前になるけれど、親爺さんが車をバイクに変えた時、当時ガソリン価格がジリジリ上がって、年代物とは言え大排気量のガスイーターと言われるような車に乗っていたからね、ハイオクで130円を超える兆候に、その車への未練を切ったとさ。
 
 こうしてガソリン価格を振り返ると、随分と翻弄され続けているよね。

2015年12月 7日 (月)

103万円の壁

 朝はどんよりとした曇り空。
それでも昼頃に陽射しは出たけれど、冷たい北風の所為で親爺さんなぞ、アタシが誘っても家から出ようとしないんだ。親爺さんが陣取っている部屋に暖房は入れていないけれど、窓際の椅子は日向ぼっこで暖かいんだよ。
 今日はね、断続的に孫のお守り役していたよ。出掛ける事はなかったんだ。

 処で親爺さん、先週辺りから頭を抱え込んでいるんだ。人手が深刻に足りない。
親爺さんが現在、日常的に関わっているワークショップが四カ所あるんだそうでね。いすれも銚子周辺で”アンタの生活圏だから”という理由で、最初は助言役程度だったのが、いまじゃ施設の指定管理業務を統括する役割を担うことになってしまってね。おかげで現役と変わらぬ行動を強いられているんだとさ。

 それぞれのワークショップには、お給料を受け取って働いているスタッフさん達がいるんだけれど、その大半は家庭の主婦がパートとして働いていたり、親爺さん世代が、「家で隙を持て余すよりは」、だとさ。

 現場の第一線の仕事と言えば聞こえがいいけれど、例をあげれば店の売り子さんや、工場で働く工員さんのような、現業労働に分類される職種なんだとさ。もっと若い人達が働いて欲しいのだけれど、親爺さん達が役所と結ぶ、その施設の指定管理契約の期間がね、3年〜5年程度なんだとさ。その契約が満了すれば、再び同業他社との競い合いに勝たねば雇用は継続できないんだね。
 しかも契約には、その業務に対応する職能給を元にした人件費しか見積もられていないから、良くても契約社員としての処遇しか出来ないんだとさ。

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 政府は”同一職務は同一賃金”などと言って、労働関係法を次々に改正しているけれど、その先に見えるのは、親爺さんが今観ている現状の固定化なんだとさ。
このままじゃあ、現役世代を雇えない。何より言われた事はやってくれても、自分で考え、より主体的に寄与するような働きを求める事もできないんだとさ。

 そんな愚痴を並べても、現役時代を終えた親爺さんに現状を変える力は無いから、ともかくは目先の課題と取り組み続ける他ないんだけれど、今話したような雇用環境の所為で、深刻な働き手不足に直面しているんだそうでね。
 
 「ワタシ、もう少しで103万円になってしまうんで、これ以上は勤務できません」。
「この歳でこれ以上働けと言われたら、辞めるは」。

 市民サービスの充実という名分の元、スタッフさん達に頭を下げ、勤務時間の延長を頼んだけれど、飴も鞭も持たない親爺さんには、もう説得出来る種はないんだってさ。

 当初、スタッフさん達も年末年始の営業に理解はしてくれたんだとさ。けれど個々人の事情と具体的勤務枠との対応は別物なんだね。

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 主婦のパートさんの103万円の壁は、もう説明の必要も無いだろうね。
一方、親爺さんと同じ世代のスタッフさんの場合はね、気持ちは親爺さんにも分かるんだとさ。一般的に年金世代が働けば、やはり年金の壁があって、それを僅かでも越えれば年金が減額される場合もあるそうでね。働く程には結果的な手取り収入は増えないんだとさ。数年前、親爺さんが単身赴任してまで現役復帰した時がそうなんだとさ。
 だから、ただでさえ”俺は働きずくめに働いた”意識のある年金受給者に、再び現役時代並みの責任の自覚や、労働意欲を求めるような雇用側の思惑には、背を向けられても、しょうがないんだとさ。

 う〜ん、アタシにはどうしようもないよ。親爺さんも放り出しちゃえば。
「それは駄目。乗りかかった船だから・・・」。その心理、犬のアタシには理解不能だよ。

2015年10月26日 (月)

流通スタイル

 明け方は冷えたね。
アタシも床にお腹をつけて寝ていたけれど、冷えてね。堪らず、母さんが用意してくれたマットの上に移動したよ。それでも日の出の頃は風も弱く秋らしいスッキリした朝陽が顔を出したよ。

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 「親爺、勉強になるから付き合わない」。
朝、親爺さんの頭にバリカンを掛けながら、ケンニャンが親爺さんに声を掛けてね、結局、ケンニャン夫婦に赤ちゃんと親爺さんの四人で出掛けてしまったよ。

 ケンニャンは昨日の学校文化祭行事の代休でね、マユちゃんと何か話していたのを耳にしたんだけれど、どうやら千葉市幕張にあるイオンモールと、先月来、会員になっている雑貨店のコストコの、幕張店へ探し物に行くというんだ。先日、千葉県北西部の街にあるコストコの店鋪で、ケンニャン、海外での生活でコストコを利用していたものだから、懐かしさの余り再び会員になったという訳でね。そしてもう一カ所、家具のIKEAも回ってこようという魂胆だったようでね。
 親爺さん、そんな店を知らないだろうからと誘ったそうだけれどね。本音は、夫婦が赤ちゃん連れではなかなか思う様に商品を見てはいられない。ベビシッターでもいれば、ということらしいんだ。けれど親爺さん、気にする風もなく同行することにしてね、クルマに乗り込んだよ。

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 最初に訪ねたのはコストコだとさ。入店して親爺さん、その倉庫然としたたたずまいに言ったとさ。「こりゃ、銀座高島屋やそごうデパート派の母さん、一目で退散する雰囲気」だとさ。
 飾りっ気無しで、「ええい!安いよ!ボリュームたっぷり、買ってけ」的だとさ。
それがアメリカンなんだね。やたらと「会員証を拝見」てのは気に入らないよと、親爺さんは思ったとさ。

 そこから数分離れたイオン・モール。銚子にあるイオン・モールで十分な規模に思っていたそうだけれど、「こりゃ、でっかい」とさ。国内最大店鋪面積だと聞いているけれど、なるほどね。

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 「この雰囲気なら母さんも受け入れるかもしれないね。最近は銚子のイオン・モールで何とか馴染んでいる様子だから」って。親爺さんは思ったそうだけれど、いやどっこい、先週、千葉市のそごうデパートの○○物産展へ行ったらしいよ。
 
Img_3384  昔デパート。最近はアウトレットモール。
アメリカじゃあ、モールは下火だとは聞くけれどね。

 「何!、モールと名付けりゃおしゃれに聞こえるけれど、要は商店街を一つ屋根の下に収めたようなものさ。駅前アーケードが、郊外型のモールになったという訳さ。それにしても、「年寄りの買い物客が見当たらないね」とさ。

  処で不思議にね、駐車場を見る限り、銚子のイオンモールじゃあ、近所のマーケットのような爺ちゃん老婆ちゃん達の脚になっている軽トラックが止まっていないんだ。 デパートの駐車場と同じく中流層の御用達車ばかりだとさ。

 アタシは知ってるんだ。ご近所さんがイオンモールへ行く時は、よそ行きの服装に着替えて、クルマもピカピカに磨いた兄ちゃんの乗用車でね。

  最後にケンニャン達は船橋のIKEAに脚を伸ばしたそうなんだ。開店して、もう20年以上経つんだろうね。親爺さんもここで何度か買い物した事はあるソウで、北欧スタイルの家具調度品は、好みのスタイルだとさ。
 処が店内を赤ちゃん連れで回るうちに疲れてね、最短距離でレジを済ませて外へ出ようとしたけれど、まるで迷路のように順路が定められていて、店内すべての商品展示を一巡させるようなコースが設定されているんだとさ。その押し付けがましさに、親爺さん、ぐずる赤ちゃんを見ながら怒りがこみ上げてきたとさ。

 初めての来店者なら全ての商品の一覧も有りだろうけれど、リピート客で、予め買うべき物を決めて来店して、それを買った後は、もうその店内をめぐる必要が無い。そんな客にはね。しかもスーパーのように迷路の出口にレジのゲート。
 親爺さん、買わせよう魂胆が鼻につきそうなスタイルだと思ったとさ。
そんな訳で親爺さん、確かに勉強になった一日だったとさ。

2015年10月15日 (木)

コストコ

 お天気は下り坂なのかな。

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 先日の日曜日のことさ。
ケンニャンとマユちゃんの二人、赤ん坊をベビーシッターに預けて出掛けたよ。
 ベビシーター役は時に拠って色々だけれど、我が家とマユ家の爺ちゃん、老婆ちゃん ✖️2だしね。マユちゃんの妹も数に加えれば、取りあえずは人手は足りるんだ。

 二人が戻って話す事にはね、銚子から車で1時間余りの印西という街にある大規模な、コストコという名のマーケットへ行ったそうなんだ。
 コストコってマーケットは千葉市の幕張にあることは親爺さんも知ってはいるそうでね。何でもそこで買い物するには会員になる必要があるんだとか。その程度の知識しかないんだとさ。

 其処へ何しに行ったのさ。「買い物に決まってるだろ」。だって、会員じゃないんだろ。
 「確かにそうなんだけれど、海外にいた頃、買い物に良く利用したんだ。仲間と共同
購入すると、安あがりなんだ」と、ケンニャン。
 
 「とにかく一点一点のボリュームが凄くて、食べ物が美味しそうに観えたのよ」。とはマユちゃん。

20790392235_d587819578_m  結局二人は会員になって、食べ物をどっさり買い込んで来たよ。確かに品数こそ数点だけれど、ボリュームがね。
「向こうじゃ週に一回程度の買い物で、買い貯めするから、量的には丁度これくらいがいいんだ」とケンニャン

 「彼方は週給だからね。週に一度の買い物日があるんだろうよ」と、親爺さんが言ったよ。日本は月給だから、月に一度。老人家庭じゃ二ヶ月に一度の支給。そのタイミングで買い貯めしたら・・・。

 それはともかく余りのボリュームにね、今回、ベビーシッター役を引き受けたマユ家の人達にお裾分けしても未だ、今夜の食事にまで食べ続けているんだ。とにかくコストコのボリュームで買い物したら、先ずは冷蔵庫が小さ過ぎるよ。

 アタシが観る処、ケンニャン達若い衆は、「美味い美味い!」とガツ喰いしてたよ。親爺さん達年寄りはね、黙々と箸を動かしていたよ。

 双方、対照的でね。さてさて、コストコスタイルが日本上陸して早二十年ちかく経つそうだよね。とにかくその店鋪では混み合う程の人出だったそうだから、会員になって、その店鋪を定期的に利用して、そのボリュームで暮らす日本人って、どんな人達なんだろうか?。先ずは間違いなく若い世代なんだろうね。

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 話題が変わるけれどクルマの話だよ。アタシんちに今、クルマは三台あるよ。
それで一番大きなケンニャンのクルマは、本人以外、誰も載れない。何しろアタシから観て、ゴミ同然のガラクタを積んだままで毎日走っているんだから。二番目のサイズのマユちゃんのクルマは、ベビーチェアーと乳母車を載せているから母子しか乗れない。最後の親爺さんが脚にするクルマ。一番小さい軽自動車だけれど、大人四人が乗ってワークショップを回ることもあるんだとさ。余計な物を積んでいないからね。重宝してるよ。
 
 こんなことはどう?。
ケンニャンのクルマはコストコスタイルと説く。
その心は、ボリュームだけ。

2015年8月28日 (金)

財政危機

 親爺さん、今日は雨の中を調べる事があるからと、利根川を上流に向かって30km程、香取市小見川へ行ったよ。その後、小見川大橋を渡って鹿嶋市経由、神栖市の温浴施設へ行ったとさ。夏の服装では寒くてね、だから今日はモニターと言うよりも本気でお風呂に浸かったとさ。「今日はよ、二時間いたよ。サウナに5回入ったよ。血糖値が300程でよ、旭市の旭中央病院へ・・・」。親爺さんに話し掛けてきたオヤジさんはね、銚子市民でね、こうして神栖市のお風呂を利用して、旭市にある病院に掛かってね。東奔西走しているんだよ。これが一つの事実ではあるんだよ。

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 昨日の読売電子版の記事を呼んでね、親爺さん、深刻な表情をしていたよ。
その記事をコピペするとね・・・ 

銚子市に「夕張化」の恐れ…水道会計で赤字補填
2015年08月27日 17時58分
 深刻な財政難に直面する千葉県銚子市が、2014年度一般会計で赤字決算を回避するために行った市水道事業会計からの借り入れについて、県が問題視し、今後行わないように是正を求めていたことが26日、分かった。

県は市に対し、財政破綻した北海道夕張市と同じ「財政再生団体」になる可能性も示した。

 確か昨年度はね、赤字にならずに済んだとか。けれどその理由は全く喜べないものでね、発注施行予定の公共工事がね、入札したそうだけれど、落札者が出ない不調という事態になって、結果的に執行を取り下げざる終えなかった。だからその費用が執行残となって、結果的に赤字にならなかった。それが事実かどうかはともかく、噂として流れているのを耳にしたよ。

 親爺さんはね、その噂には懐疑的でね。
市財政が最終的に赤字を出すことが予測されるのに、工事発注したとするなら、その行政感覚はどこか、危機感欠如と指摘されても仕方無い状態だと言うんだ。幾らなんでも、そんな・・・。と親爺さんは思うんだとさ。
 一方では、公的な会合や組織で何かと権威主義が蔓延っている様な現実を感じているから、分かってはいるけれど・・・、何て事もあり得るしね。
 権威主義が蔓延すると、想像力が押さえつけられて、取りあえずこれまでどおりな手法に流れるからね。

  財政再建団体になったらどうなるの?。親爺さん、正直、想像しきれないとさ。 
 
 今、アタシんちが一番負担を感じるのは健康保険料なんだってね。親爺さん、年間の支払うべき額が四十万円近いそうでね。税金や後期高齢者保険は年金から天引きされてしまうしね。理解し難いのは、税金の確定申告すると、必ず追徴されてしまうんだとさ。年金収入に変化がないのに、毎年、追徴額は変化するんだとさ。

 現実、健康保険料を完納していたら、病院へは行けないとさ。治療費が払えないからだって。今年始め、母さんの入院騒ぎでも、親爺さんが遣り繰りした経済的な後始末は、今月、ようやく処理を終えて元の状態に戻した処だそうだよ。
 でもね、病院の待合室には、元気な老婆ちゃん、爺ちゃんで溢れているよ。あの人達は、そんな苦労をしないで済む人達なんだろうかね。
 そんな事は無いと思うけれど、不合理に観える状態が増々、増しているように観えるよ。銚子に住み着いてしまったから今更、千葉市へ戻ることもできないでしょ。それでも親爺さんの顔付の割に、ご近所さん達、あっけらかんとしているじゃない。それはね、「行く先の想像をしていないからだよ」って親爺さん。
 「どうせ、あと何年も生きちゃいねえんだ」。何を話していてもそれが口癖なんだとさ。だから深刻なんだね

2014年12月 8日 (月)

魔物

 朝、雨音がしていたんだ。
明るくなって外を覗き見たらね、雲間に青空が見えたけれど未だポツリポツリと雨粒が降っていたよ。夕方、西の空は快晴東の空には雲の塊が幾つも浮いていたよ。風も無かったから穏やかな1日さ。
 「ココ、元気になったの?」。
アタシの犬仲間のハナの飼い主のお母さんがね、アタシを見かけて声を掛けてくれたよ。ええ、すっかり元に戻りました。
 出合うご近所さん、口々に「ココ、具合悪るかったんだって?」。一週間寝込んだら、もう皆の噂にされちゃったよ。

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 「安倍政権の円安誘導で・・・・」。
突然でっかい声でね、なにやら訳の判らないお喋りが始まったんだ。
 ご近所の爺ちゃん達が芝生広場で始めた定例の井戸端ならぬ、川端会議さ。

 散歩でその傍に立ち止まったアタシと親父さん、その遣り取りが耳に届いてね。親父さん、経済には疎いそうでね。お金儲けにも計算にも貯金にも縁の無い人なんだよ。だから”円安”なんて言葉にも無縁でしょ。あの爺ちゃん達にもそうだろうさ。いや、そういう話振りでもないね。船の燃料費がどうの、トラックの軽油がどうのとかね。
 確かあの爺ちゃん達、元漁船の船員だったとか、宅配便の運転手だったとか。だから、最近の燃料費の値上がり値下がりを話題にしていたんだね。

 親父さん、アタシんちには関係無い話でしょ。
そうでもない様子だね。で、親父さんが話し始めたんだ。
今から十年以上も前、アメリカの同時テロが起こった頃だってさ。その頃、ケンニャンがアメリカの大学に留学していてね、毎月親父さんのお給料が出る度に、千葉の中央郵便局からドル送金していたそうでね。その頃、ちょうど120円台だったそうでね。
 それがね、当時の世間じゃ円高歓迎とか言って。確かにお金を送る身になれば、円高は助かることではあったそうでね。ただ、銀行の窓口でドルに替える手続きをするとね、手数料やなんだかんだで、1ドルが120円の筈がもっと高い125円換算になったりでね。円高傾向と言われながら窓口じゃ
円安な感じで。だまされている様な気分になったそうなんだ。
 最近、当時と同じ換算高で、世間じゃ円安と言って騒いでいる。円安、円高という言葉は相対的な表現であることは、親父さんも承知しているけれどねって。

 その後、円高が進んで百円を切ったけれど、親父さんにとって事態は増々厳しくなったそうでね。同時テロでアメリア国内の雰囲気が一変したそうでね。大学の場合、それまで国民であるアメリカ人学生と留学生の負担に大きな差はなかったそうだけれど、あの事件を境に、留学生に対しては、よりシビアに経済負担が求められ始めてね。
 負担の増加に加えてケンニャンが必要なタイミングに親父さんが送金できなかったりで、異国で暮らすケンニャンは勿論、それを支える親父さんや母さんも死に物狂いだったそうでね。けれど当時の世間じゃ、輸入品が安く買えて、燃料費も・・。
 実感と世間相場が大きく乖離していたそうなんだ。

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 最近、原油の価格操作の肝である産油量の調整がね、事実上見送られたってニュースで伝えられているそうでね。シェールガスが、原油価格を相対的に抑えているからだそうだよね。
 チキンレースて言葉を親父さんが口にしたよ。彼方こちらでチキンレースしてるんだって。チキンレースは、怖じ気づいたほうが負けなんだね。市民の生活に無関係にチキンレースされて、その結果に市民が翻弄されているそうなんだ。

 今の親父さんにとって、円高でも円安でもどうでもいいんだってさ。ただ、同じ110円台が、時代によって全く異なった表現がされる。経済は魔物だってさ。 
 
 親父さん、何でこんな話になったの?。・・・・・・。他に話題が無かったからだね。

 

2013年11月 4日 (月)

隣の事

 今朝から雨が降っているんだ。お昼頃、「銚子市防災です。PM2・5が発令されました」。こんな警報は初めてだよ。中国から?。

 そんな訳で部屋に籠って親父さんの独り言を聞いているんだよ。親父さん、芝生広場のベンチでの会話では、親父さんからは、あまり政治や宗教についての話題は持ち出さないそうなんだよ。決して関心が無い訳じゃないよ。
 そうじゃなくて、ベンチに座ってご近所さんと口角泡を飛ばしてのお喋りは、それだけでは済まない事があるからね。だからそういう事なんだって。

 だから独り言なんだって。例えば最近の隣国との遣り取りなどは、ご隠居さんらしい一家言を持ってはいるよ。ニュースソースは、もっぱらインターネットで読める中国や韓国の日本語版サイトなどだって。CNNやBBCなど英語版も、関連記事を併せては読むそうだけれどね。

 いろいろ報じられているけれど、相手の言語で相手の国民に向けて話題を流す場合、どうしても手前味噌な報じ方や恣意的なコントロールの介入はあるだろうね。それは国内の話題の報じ方でも同様だけれど。

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 それを念頭にして、最近のニュースで隣国の憲法裁判所長なる人物がワシントンでの記者会見で、憲法についてこう語っているんだって。「権力構造や現実の政治がうまく反映されず、時代の状況が変わったのなら、国民的合意を経て、望ましいと判断された時に改正できるだろう」。
 
この考えは、きっと隣国に限らず法学の普遍的な認識だろうね。だから時の権力者にとっては、目指す方向に憲法が整合しなければ、変えればいい。憲法道具論とでも言う?。

 その人物は別の場所でこうも語っているんだって。「法治主義の重要性を強調し、法の支配を土台とすることで良き政治と人権保障の実現が可能」。もっとも。けれど親父さんには当局者の御都合主義に聞こえるんだって。そう感じる状況があるんだとさ。 

 親父さん、裁判と言う事は、本質的に過去の出来事を、その出来事が起こった時点での法の定めに基づいて裁くことで、未来の定めでは裁けない。それでも最近報じられる隣国での日本関連の裁判は、どう観ても未来の定めを適応しているような、時差を感じるんだって。

 それも、なにか最近の世論の反日的な動向に合わせようと、我田引水の法解釈を続けているようにもね。

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 法治といいながら、権力者や世論の動向への迎合。そう観える憲法解釈とそれに基づく判決が最近あって、そこへ”権力構造と現実の政治・・・・改正”などと、憲法の僕であるべき当局者の発言。その発言者本人が、更に”法治主義の重要性”を強調するのだから、至極ごもっとも。斜めに見れば何とも皮肉で、むりやりやらせた芝居を観ているようだって。
 もっとも最近は日本でも似た様な状況が進行中だから、他国を揶揄できないね。

 親父さん、従軍慰安婦と言われる人々や、望まないまま異国での労働を強いられ人々については、その過酷で忌まわしい体験に心から同情するし、何らかの慰めがあるように祈ってはいるけれど、、過去の、そして現在進行形の戦争や目前での津波被災などの犠牲にまでも想いを拡げれば、その不条理な結果が余りに多すぎて、もはや個人の存在は、その時、その場に居合わせた不運を諦める以外に「どうすりゃ良いんだ」と、途方に暮れるそうなんだ。

 だから最近は現在と、これから先にだけ関心が向いて、歴史の出来事には不感症気味。隣国の人々が声高に主張する歴史問題云々には、遠くの騒ぎに感じているんだそうだよ。
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 やっぱりベンチに座ってのお喋りは、無難な世間話や花鳥風月が相応しいよね。例えば、毎朝芝生広場で挨拶を交わした中国人の爺ちゃん婆ちゃん、先月半ばからずっと遇ってないんだ。帰国したのかも?。お向かいの男の子。近所に友達になる子供がいないからと、母親が中国へ連れて行ってしまったよって。