植物徒然

2021年11月26日 (金)

ニホンズイセン

 ニホンズイセンが咲いたよ。

 

 

 アタシんちの庭に、10年前に近所の道路予定地に野生化していたニホンズイセンを、親爺さんが掘ってきて、庭に植えたんだ。球根だから、埋めたというべきかな。とにかく以来、毎年今頃の時期になると、地味だけれど香りの良い白い小花を咲かせてね、真冬の二月過ぎまで、庭で唯一の花として存在感を示してくれているよ。

 最近は園芸植物も植えたから、唯一ではなくなったけれどね。3.11大地震の頃、親爺さんは茨城県内にある国営公園に単身赴任していたんだけれど、その公園はオランダ流の造園を導入して、大きく四つの”売り”があるそうでね。年が明けて最初の見せ場が、園内の松林内に植えられた数万株のスイセンなんだとさ。種類数では120種以上。その中にニホンズイセンも名を連ねているそうでね。

 ついでに言えば、スイセンのシーズンが終わり本格的な春になると、今度はチューリップが花爛漫の光景を演出するそうでね。それを追うように青い小花が織りなすネモフィラの絨毯。最後は秋の紅葉を思わせるコキアの紅葉とね。勿論この他にもいく種もの花修景が用意されているけれど、この四つが、その公園のメインの花景観なんだとさ。

 その公園で働いた影響でね、銚子に来て直ぐに取り掛かった庭づくりが、空き地に散見したニホンズイセンを拾い集めることなんだとさ。集めたスイセンの球根を、庭だけでなく、当時あった芝生広場にも植え込んだそうだけれど、そちらは地元の人達の草刈り作業で、情け容赦なく刈り取られて、今は一株もみられないとさ。地元の人達にとっては、黄色いヨーロッパスイセンならともかく、ニホンズイセンは雑草扱いなんだ。

 とにかく今日、庭のニホンズイセンが一輪、咲いたんだ。

 

2021年6月23日 (水)

6月の花

 今年に入って半年過ぎて親爺さん、庭木に清水を掛けて潮落としをやっている姿を見たのは一度だけでね。例年なら既に片手の指の数程になっているはずなんだけれど、葉っぱが塩漬けになるような潮風が少なかったよ。タイミング良く雨が降って潮落とししてくれた所為もあるけれどね。もっとも台風シーズンはこれからだから、まだまだ油断ならないけれどね。

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 そんな天候に助けられたのか、街では例年以上に庭の花が盛りだったんだ。親爺さんとの散歩で印象的だった花を写真に撮ってきたよ。ご近所の引退先生の庭でね、ネムノキが咲いていたんだ。何が珍しいんだって?。親爺さんによれば、特別のものじゃあないそうだけれど、写真のように開いた葉を指でソッと撫でるとね、見る見る内に羽を閉じるように葉を合わせるんだとさ。だから子供達との自然観察会などでね、ネムノキを見つけると、皆んなに葉を触れさせてね、植物の環境に対する反応を話すんだとさ。今の季節だと、アジサイの色が土壌の酸度に反応して赤から青に咲き分けているのが、話題になるけれど、子供達にはネムノキの話が受けるそうなんだ。

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 処で先日触れたけれど、庭の隅に顔を出したスカシユリがね、今朝見たら花を開いていたんだ。親爺さんがスカシユリ増殖作戦を始めて、海岸の崖地に加えて庭にもタネをまいきたことは何度も触れているけれど、スカシユリをよく知らない当初は、鹿島灘の海岸で見かけたユリのムカゴを採集して撒いたんだ。それが間違いだったことを知人に指摘されてね。オニユリだったんだ。けれどこのオニユリに茎にできるムカゴがね、発芽率が高くてしかも成長力もつyくてね。、三年も経たずに庭のいたるところで花を咲かせてね。

 一方、本命のスカシユリは一向に姿を現さず、一枚葉のみが、しかも最初はオニユリと区別も出来ずさ。けれど昨年、オニユリとは葉の形が違う株が芽を出していることに気がついてね、注目していたんだ。そしたら何と、スカシユリの花が咲いたんだよ。まだ貧弱だけれど、似た形状の株がその近くに数株、姿を見つけたんでね、来年辺りは幼い株ながら、蕾をつけるかもしれないんだ。去年、枝を挿して3年目のハマナスが一輪、花を咲かせてね。けれど未だ幼い株だから樹勢がね。今年は蕾もつけなかったよ。だから今朝見つけたスカシユリも、来年は花を咲かせないかもしれない。けれど庭に撒いたタネから育った確証がとれてね、親爺さん、今後の励みになるとさ。

 

 

 

2021年6月10日 (木)

スカシユリ

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  毎年、今頃になると親爺さんが話題にするのだけれど、今はすっかり稀少な海浜植物になってしまったスカシユリ。3・11の直後に海岸の松林から球根を一球、我が家の庭に移植して、サンプルとして観察を続けていたんだよ。それに合わせて9月頃、スカシユリの群落で花弁が散った後、熟した種胞から種を採集してね、庭に撒いていたんだ。毎年、播種を重ねているから既に数千粒を超えているだろうね。

  今朝、サンプルとして観察対象にしているスカシユリが一株、朱色の花を開いたんだ。一方で、庭に撒き続けていた種子はどうなったかと言えば、5月頃、一枚葉種を撒いた辺りのあちこちに顔を出してね。その年によって発芽数に違いはあるけれど、50本は超えない一枚葉と、数株の複数葉を数えていたんだ。

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 とは言え、それが何年前に撒いた種なのかは分からない。とにかく庭全体でも数芽しか見つけられないから、発芽して株に成長する率は数千分の一だろうね。で、その芽も夏を過ぎる頃には姿を消してしまうんだ。まあその繰り返しで徐々に個体数を増やしているんだろうね。

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 で今日、親爺さんが撒いた種が成長して株になったと自信を持って言える、そんな若い個体に蕾がついていたんだ。たった一株、それも高さが10cmを超えないけれどね。海岸の自生地で見かける成長株は、1mを超えているよ。親爺さん、庭や海岸にスカシユリのタネを撒いて、自生地の復元プロジェクトと称して始めたこの試み、10年を通算して一輪の花を育てることが出来たんだ。この株が何年生なのかは定かではないよ。けれど人工的な環境下で生育したことは間違いないさ。

 3.11の頃、親爺さんが勤務した国営公園でボランティア市民が、園内に自生するスカシユリの保全と増殖活動に取り組んでいてね。当時5、6年間活動していたにも関わらず、増殖に成功していなかったんだ。でも親爺さん、これは時間との勝負。気長にに辛抱づよく取り組む活動だと、自身の経験から知ったよ。自生するスカシユリが稀少である所以だね。

2020年6月17日 (水)

梅雨の晴れ間

 梅雨入りしたばかりで梅雨の晴れ間と言ったって、あんまりピンとはこないけれど、例年、こんなものだよね。この晴れ間、窓を開けはらって押入れの湿気を追い出すにかぎるよ。どうせ降り出せば直ぐにジメジメするんだけれど親爺さん、寝具を干して、シーツや山ほどの洗濯物を抱えてコインランドリーに出かけたよ。未だ朝の9時前なのにね。我が家で注文した洗濯機、未だに納品時期の見通しが立っていない様子でね。工場から出荷されていないんだとさ。もっとも政府からのお金も未だだから、納品を急がせる訳にもゆかないとさ。

 今朝は親爺さん、久しぶりに日の出の頃に目覚めて、利根川岸に出て言ったよ。そしたら川の浅瀬に立つ釣り人1人。親爺さん、去年の今頃、やはりこの釣り人の姿を撮った記憶があるんだとさ。

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 釣果はどうなんだろう。この距離じゃあ大声出さないと聞こえないしね。それじゃ釣りの邪魔にもなるだろうと、静かにその場を離れたとさ。

 今日は親爺さん、未だ家族が起きてこない間にと、庭の草取りを始めたんだ。草取りって、先日終わった筈じゃないかって。そうなんだけれど、再び雨後の筍のように一斉に伸び始めてね。もっとも前回のような一年分の雑草が蔓延っているような酷さはないよ。それでもカチャカチャいう刈り込み鋏の音が続いていたよ。

 「イテテッ」。そんな親爺さんの声に庭へ出てみると、腰を曲げて顔を歪めていたよ。親爺さん、少し手を休めてアタシの散歩に付き合いなよ。というわけで散歩へ出たんだ。早朝だけれど犬仲間と数頭行き合ってね。結構皆散歩を楽しんでいたんだ。途中、水が飲みたくて道沿いの一軒の家の駐車場に、雨水を貯めてあるバケツを見つけてね。見つけてというより、そこに水が入ったバケツが置かれていることをアタシは知っていたんだ。だからその場に座り込んで、親爺さんを振り返って、いいでしょってね。

 そしたら親爺さんが躊躇っていたけれどしかたないとリードを放してくれたから、バケツに近寄って飲もうとしたとき、「ヤメてくれ!」。突然の声にアタシはびっくりして飛び出したんだ。「アンタ、この前も飲ませて・・・」。すごい剣幕でオヤジさんが出て来たよ。「お姿が見えればご挨拶する・・・」。「前回もダメだと言ったのに・・・」。そうだっけ、聞こえなかったよ。

 道端に置かれた雨水を受けているバケツだったから、つい気安く。拙かったね。親爺さん、そのオヤジさんに詫びてその場を後にしたよ。あの人、「きっと犬嫌いなんだよ。もう少し我慢して家で飲もう」って親爺さん、家路についたんだ。せっかく気分良く散歩していたのに水さしちゃった。

 気分直しのビスケットを食べながら庭を眺めていたら、咲いているじゃないか。親爺さんが拘っているスカシユリが一輪。親爺さん、手さぐりでスカシユリの増殖を試みて、スカシユリの自生地から採取して蒔いたタネが、アッと言う間に成長して、そしたらどこでどう間違ったのか親爺さんが嫌う外来種のタカサゴユリだったり、自生地で採取したムカゴを蒔いたらいとも簡単に発芽して成長株になって、そしたらオニユリだったりと、笑うしかない失敗続きでね。

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 それでも昨年からスカシユリの発芽株だろう数本が伸び出して、けれど後数年経って咲いてみなけりゃスカシユリかどうか分からない。今朝アタシが見つけた開花株は、親爺さんが10年前に公園でスカシユリ保育活動をしていた市民ボランティアさんから、サンプルとしていただいた一個の球根を庭に埋めた、それなんだ。

Dsc_0024_20200617191801  親爺さん、花びらと花びらの間に隙間があることからスカシユリと言うんだとか。この様子では自生地でも開花し始めているだろうね。早速行って、マーキングするとさ。今度こそ間違いなくスカシユリの種を採取するつもりなんだってさ。庭のスカシユリから採取は?。ウ〜ンと親爺さん。昨年は種らしいものが実らなかったと言うんだ。そうだとすればスカシユリ、球根からの分球で増殖するのかも?。そうだとすれば、今庭でスカシユリの若株と観ているのは、あれは何?。それを今年は確かめるんだとさ。

2020年5月29日 (金)

梅雨入りの前に

 梅雨に入る前には何とか片付けておきたいと、先週から親爺さんが続けている庭仕事だけれど、一方、育孫仕事もますます多忙を極めてね。来週からコーチャンは、保育園の通園が3ヶ月ぶりに再開するので、少しは手が空くと思っていたら、どっこい。もうすぐ一歳になるアキちゃん、よちよち歩きを始めるなり、好奇心の化身となってイタズラ三昧。母親がいるだろ、って。その母親も、しばしば親爺さんに幼児を預けてご用事なんだとさ。そうでもしなけりゃ四六時中子供に取り憑かれ、身動きならない様子でね。

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 そんな訳で昨日は親爺さん、自分のことは何一つできなかったとアタシにボヤくことしきりさ。そんな昨今ではありながらも、庭の草取り作業は寸暇を見つけては続けているよ。今日の夕方の時点で後半分程度。二日の工程と見込んでいるよ。それにしても庭の管理なんて、親爺さんがやらなきゃ誰がやるだろうか。多分、雑草に覆われスズメやカラスのお宿化するんだろうね。

 そうそう、ハマナスが一輪咲いたよ。何度も同じ話をするけれど、アタシんちは風の通り道と地元っ子が指摘するように、近所じゃちょっとした風でもアタシんちじゃ暴風。そこに潮風とくれば海岸同様の環境でね。だから並の植物じゃあ育たないんだ。そこで親爺さんが考え出したデザインが、海浜植物群落に見られる植物を植えるという試みでね。

 その取り組みの象徴的な植物がスカシユリとハマナスなんだとさ。スカシユリの繁殖の試みについても何度も話しているけれど、未だに成果はないんだ。ハマナスは挿し木での苗づくりを試みて、何度かの失敗を経て現在、1枝が何とか発根してその脇芽が30cm程に伸びてね。その先端で去年、花を一輪咲かせたんだ。親爺さん、小躍りする程に喜んでね。そして一昨日、今年春に芽吹いた脇芽が伸びて、その先端で開花したよ。地味な一重の花だけれど、開花三日目には散ってしまったんだ。去年花をつけた枝は、今年は枯れてしまった様子でね。先端部にわずかについた芽は、芽吹くことなく枯れてしまったよ。どうやらハマナスの花は、その年に伸びた枝にできる様子だね。だから、枝を増やす事を考えないとね。

 まあ、注意して管理すれば潮風にも負けず成長するだろうね。ただ時間がかかることは確かさ。だから庭を誰も管理しなくなっても、そのまま放置されていれば、園芸種のバラが枯れてもハマナスは咲くだろうとさ。

 よ。ているんだよ。単衣だ

 

 

 

2020年5月13日 (水)

野の花

 気分的に自粛が緩んだのか?。ニュースを見るとそんな記述が増えているよね。親爺さんもアタシも、世間に顔を出すような存在じゃないからね、家にいることが普通の日々なんだ。だから話に出す程には自粛に疲れるなんて感じではないんだよ。ここ最近、親爺さんが人と言葉を交わすとすれば、コーチャンがらみで施設のスタッフさんとの遣り取りぐらいだろうね。買い物ではせいぜい「ありがとう」ぐらいしか口を開かないとさ。元々無口な方でね。

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 * ヒナタツキミソウ

 処で急に暑さを感じるようになって、それに呼応するように庭の植物が花を開いているんだ。ほとんどが草本類だけれど、一斉に咲き出して、今は春先の花から初夏の花に入れ替わっているよ。潮風に痛めつけられて樹木は相変わらず息も絶え絶えだけれど、草花は今年は当たり年だね。こんなに多かったっけ?。そう思うほど多様な花が咲いていてね、花爛漫という感じさ。

 そんな、親爺さんの手による花ではなくて、野生化している植物が家の周辺にお花畑状になって散歩を楽しいものにしているよ。野生化した帰化植物だよね。

 何度か紹介したけれど、リナリアやマツバウンランが最盛期を過ぎて今は橙色の花のナナミノヒナゲシ。そして今週に入って急に開花が目立っのがヒナタツキミソウとビンカだね。

 今の時季に咲く花で空き地や道端で見かける花の多くは、その形がアサガオのようなラッパ形状でね。ヒナタツキミソウもそうなんだ。庭に植えた草花ではペチュニアが同じ様な形状さ。

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 どうしてだろうね。花が多い時季だから、昆虫を呼び込むには控えめな花よりも雄しべ雌しべを剥き出し群生したほうが、受粉の可能性が増えるからなんだろうか。親爺さん、家の前の空き地に向かって写真を撮っていたけれど、その花の名前を聞いたら答えられなくてね。最近は調べているようだけれど、忘れてしまうんだね。

 家にいるだけだから話題も先細りさ。だから今日は他愛のないことをブツブツ呟いてしまった。時間を無駄にさせてしまってゴメン。 

2020年5月 7日 (木)

砂丘

 怖くて思わずちびっちゃった。

 「ココ、やったな!」。観ろ。床がお前のオシッコで・・・。間も無く日付が変わる頃、ケンニャンにそれを見つかって、怒られはしなかったけれど、慰められもしなかった。親爺さんとケンニャン二人が後始末してくれたよ。その後も雨と雷は続いたんだ。電気が消された真っ暗な風呂場に逃げ込んだけれど、時折、窓の外で鋭く青白い稲光が走ってね、独り風呂場で震えていたアタシを誰も支えてくれなかったから、粗相しちまったんだ。

 一夜明けた朝、ケンニャンの出勤を見送った後、散歩に出たよ。冷たくて強い北寄りの風が吹いてはいたけれど、それでもコロナ騒ぎなど何処の話かと思える程に爽やかな空気でね。滅多に人と行き合わないにもかかわらずのマスク姿。過剰じゃあないかしらね。

 外出はご法度の時勢だけれど親爺さん、今日は午前中、屏風ヶ浦の南端に位置する刑部岬の梺の砂丘を訪ねたとさ。例のハマヒルガオの様子を知りたくてね。人っ子一人いない波打ち際に沿って数百m行くと、ハマヒルガオの群生地にたどり着くんだそうだよ。

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 ここ数年、ハマヒルガオの群落は減少傾向にあるそうでね。誰かが何かをした所為での減少か?。親爺さんはそうは思っていないとさ。ハマヒルガオは、パイオニア植物とも見做されるそうだけれど、流砂が

溜まって海浜に成長して間もない頃には、既にその砂のなかにタネが含まれているんだね。発芽して数年で砂丘に蔓を張り巡らすそうでね。未だ他の植物が根付いて群落になるまでに成長していない頃、つまりその場を独占できている間は、広がって我が世の春を謳歌しているんだとさ。

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 けれどそうは行かぬのが世間の常さ。植物社会も似た処があって、ハマヒルガオの蔓が繁に沿って、砂の移動が抑えられて安定すると。今度は根を地中深く伸ばす植物が割り込んでくるんだね。この砂丘を観察していると、その様子が観てとれるとさ。今日、親爺さんが観たところ、今年はハマヒルガオとハマエンドウが陣取り合戦をやっているそうでね。既に一部ではハマエンドウが橋頭堡を確保していたとさ。

 ハマヒルガオは観た処、来週当たりが開花の盛りになるように観えたとさ。その頃、もう一度訪ねてみるとさ。

2020年5月 4日 (月)

ハマヒルガオ2020

  夕方、どうせ又降って来るだろうとは思ったけれど、この機会を逃したらと空模様を気にしながら散歩へでたよ。昨夜来の雨が止んでいた朝方、親爺さんに散歩を誘われていたんだけれどイマイチ乗り気じゃなくてね。

 一方、外出を控えてアタシとの散歩と買い物行きだけの毎日に我慢の親爺さんも、正直な処、もううんざりだとさ。ましてや 更に今月末までこの状態が続くとなるとね。「お気に入りのコーヒーが買えない」って マーケットの棚に並んだドリップコーヒーでお茶を濁すのも限度に近い。そんなボヤキばかりじゃあ、アタシも相手にしちゃあいられないよ。

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 で話題を変えて、今日、アタシんちの庭のハマヒルガオが今季、初めての開花だよ。うれしいね。最近は親爺さん、お天気がよければ庭仕事に集中しているんだけれど、日々、思わぬ所から忘れていた花が顔を覗かせる。そんな意図を込めた庭のデザインなんだけれどね。3.11大震災の折、津波に洗われた利根川岸で、それで一度は枯れながらも再興したハマヒルガオの蔓の一筋を持ち帰って、庭に植えたのが9年前。以来庭の一隅でひっそりどころか、堂々主役級の存在感を見せているんだ。

 毎年、五月の連休が終わり普段の日々が戻る頃、刑部岬の梺に流砂が溜まってできた海浜に、いつのころからか海浜植物が自生し始めてね、その中の一種がハマヒルガオなんだとさ。親爺さんが刑部岬展望館の運営に取り組み始めた頃、その海浜のハマヒルガオ群落の存在を知ってね、当時親爺さんをサポートしてくれたフォトショップのオヤジさんと共に、観光客にそれを案内するガイドサービスを、ボランティアではじめたんだとさ。今は我が家の事情でその活動は休眠状態だけれど、機会があれば再びと、今でもその海浜のハマヒルガオに心を残しているんだとさ。

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 我が家の庭のハマヒルガオが花を咲かせたとなると、刑部岬の梺のハマヒルガオも開花間近かもしれない。今週中にも見にいてみようと思うとさ。え!外出自粛。親爺さん「聞こえないよ!」ってさ。

2019年11月20日 (水)

10度

 ここ数日来、お天気は良いのだけれど朝方、利根川河口沖方向の東海上に雲があって、朝陽が日の出予定時刻になっても顔を見せなくてね。親爺さん、川岸に出るには出ても写真は撮れずさ。そんな朝は、だから帰宅して暫くはアタシのフリスビー遊びに付き合った後、散歩に誘ってくれるんだよ。待ち構える日もあれば気乗りせず断る日もあるお。今朝はアタシから率先して歩き始めたんだ。遅くとも7時半過ぎには戻ってこないと、コーチャンの食事や送迎で遅刻を招いてしまうからね。それはアタシも心得ていて、時間までに戻ってこれるようなコースを選んでいるよ。

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 処で今朝の気温は10度を下回って、しかも利根川上流、北西方向から吹いてくる強めの風。それに身体を晒しているのが辛く感じたよ。その風の所為だろうね。昼前には雲一つ無い快晴の空になった。もっとも夕方には雲が出てきたけれどね。

 ”あれ、ゲンは?”。散歩の途中で久しぶりに出会った調理師のオヤジさん、何時もはアタシと親しい犬仲間、ゲンとレオの二頭を連れて散歩しているんだ。「レオはこの夏、亡くなったんだ。15歳だったよ」。

 アタシはチョットショックを受けたよ。歳が歳だから仕方ないのかもしれないけれど、アタシにプロポーズしてくれたものね。アタシに気があるスピッツ犬のカールはね、ここの処連日玄関先にやってくるけれど、最近、アタシは相手にしていないんだ。何だかね〜。その腹いせなのか、オヤジさんが蒔いて発芽したネモフィラを蹴散らしたり、玄関先のアイビーの鉢にオシッコかけたりと、悪さを続けているよ。飼い主さん、何故かそんなカールほ振る舞いを放置しているんだ。子供代わりだから、溺愛しているんだよ。

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 蹴散らされた庭木の根元を修復し終えた親爺さん、その脇で蔓延るイソギクの黄色の花に気がついてね。以前にも話題にしたけれど、アタシんちの庭は近所でも知られた風の通り道でね。しかも潮風が強く吹く土地柄なんだ。だから並みの園芸植物では植えても数年で枝先が枯れ、徐々に衰弱してしまうんだ。親爺さん、だから園芸植物より海浜の植物を採用しているんだ。その一つがイソギクでね。今から7年ほど前、犬吠埼の海礁崖に自生しているイソギク群落から枝先を数本いただいてね、家で挿し木したんだ。それが今では4㎡程に広がって、黄色い花を咲かせ始めたんだ。同じ場所には、海岸で見かけるマサキやトベラなどの臨海性植物が植えられているよ。苦心して挿し木で根付いたバラの仲間であるハマナスも生きているよ。砂丘の植物であるハイネズなどは、一枝の挿し木で今は溢れるように成長しているから、成功した部類だろうね。話が長くなったけれど、とにかく台風シーズンも一段落だろうから、これからは春に向け、攻めるとさ。

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2019年8月 6日 (火)

違うじゃないか!

 スカシユリじゃない。親爺さんがガックリ。今朝の朝陽はギラギラして優しくないよ

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  足掛け8年取り組んでいる親爺さんのスカシユリ増殖プロジェクト。ここに来て大きく揺らいでいるんだ。スカシユリの自生地で、スカシユリの花が咲いている株に目印を付けて、そして秋、その株の先端で成熟していた種胞から採集した種を、ポットに蒔いて育てること3年、2年目に発芽した細い単子葉。その先端に何故か種がくっついていた。どう見たってスカシユリの芽生えな筈だよ。

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  左手前の株が移植したスカシユリ。その上にあるのが発芽した単子葉。明らかに葉の形状が違うので、幼い時はこんな細い葉なんだろうと思っていた。

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  ところが畜生、ナンテコッタ!。今朝見たら蕾が付いていた

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 スカシユリじゃない。親爺さんが嫌うタカサゴユリだ。

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 「何が違った。そんな筈はない」。親爺さん、頭を抱えてガッカリ。私もそんな筈はない、スカシユリが発芽したんだと楽しみにしていたんだ。それなのに何だ、これは?。スタートで間違ったのか。

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