水辺

2022年1月24日 (月)

手仕舞いしたヨットライフ

 早いもので、もう一月もあと一週間を残すだけ。

 親爺さん、ここ数日は千葉港の船溜りに係留中のヨットから、親爺さんの40年近いヨットライフで運び込んだ、そしてゴミと化した品々を運び出してね。それらを銚子に持ち帰って、今日は朝からクリーンセンターに運んで行ったよ。

 親爺さんの終活の課題の一つであったヨットについて、今では水に浮いてはいるけれど、言葉通りの”塩漬け”状態でね。エンジンも何もかもが本当に塩にまみれて不動状態なんだとさ。そうなる発端は、親爺さんが単身赴任の職を選んで千葉市を離れた十数年前にあるんだ。それまでは毎日のように千葉港の愛艇に通って、その船室を自分の隠れ家にするほどでね。船内外はどこもピカピカ。動かすものはスムーズに。動いてならないものはしっかり固定されていたそうでね。

 それこそ1日東京湾を帆走らせては2日間整備にあたる、そんなヨットライフだったそうでね。

 そう、当初は引退者の再挑戦ぐらいに考えての職として、だから毎週千葉に帰宅した折に艇の面倒をみればなんとかなる。そう思っていた親爺さん、しかし仕事は施設の責任者。月に一度の帰宅もままならなくてね。そうこうするある日、あの3.11大地震が起こったんだ。親爺さんが千葉港の愛艇を訪ねられたのは1ヶ月も後になったそうでね。その親爺さんが目にした光景は、地震により近くの製油所から漏れ出したオイルが海面を漂い、船溜りを真っ黒なオイル溜まりに変えてしまったんだとさ。同じ時、アタシは千葉港の一隅にあるモールのペットショップで、地震のトラウマを抱えてケンニャン一家に引き取られる日を待っていたんだ。

 とにかく船体もロープもなにもかもが真っ黒なオイルに塗れてヌルヌルした状態で、親爺さんは手をこまねくばかりだったとさ。それからほどなくして職を辞した親爺さん、けれどその時家族は千葉市を引き払って銚子に越してしまっていたからね。家族と再開した後も、千葉港へ通うことはままならずで。

 そんな悲劇から十数年、親爺さんの愛艇に対する情熱は冷めることなく続いてはいたけれど、気がつけばエンジンの内部が潮ッ気で錆びついて・・・。もうダメ。そう親爺さんが悟ったのは数年前でね。

 昨年夏、生活費からコツコツ貯めて必要な資金ができた親爺さん、愛艇の解体を請け負う先を探し始めてね。それにもいろいろあったのだけれど、昨年暮れにようやく話がまとまり、で、ここ数日の動きに繋がるんだ。

 なんだか長々と愚痴っぽい話をしたけれど、親爺さんの終活の課題だったんだ。

2019年11月 6日 (水)

水鳥

 利根川に水鳥が戻り始めたよ。まだ僅かではあるけれどね。遠くて種類までは分からないよ。人を警戒しているんだね。

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 これはいきなり面前に浮き上がったから、カイツブリじゃないかしらね。

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 昨冬は芝生広場を始め、利根川岸で広範囲に管渠移設工事が進捗していたからね、野鳥達も敬遠していたんだろうね。けれど狩猟期になってからは、工事騒音で煩くとも狩りの的にはならないからと、この水域で越冬したカモ類もいたことはいたんだ。けれど数は僅かだったよ。

 先日、ケンニャンと親爺さんが犬吠岬の海岸線をドライブしたという話は紹介したけれど、その折り、銚子漁港辺りも通過したそうでね。利根川河口の難所”てんでしのぎ”に沿って延びる護岸ではね。僅かなカワウを見たけれど、最盛期にはひしめきあうカモメの姿もなかったそうなんだ。カモメは渡り鳥だからね、今はまだ海の向うの何処かにいるんだろうけれど、もうじき戻ってくるだろうね。その先遣らしい個体は見かけたとさ。

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 白鳥が飛来して越冬する東庄町にある八丁堰も、一昨日通りかかった際には、鳥影は見えなかったそうだけれど、寒さが増してきたから、後は時間の問題だね。そう言えば今朝の日の出時、玄関先に吊るした温度計は10度を指していたよ。親爺さん、片手でリードロープを持ち、もう一方の手はポケットに入れて、交互に持ち替えていたけれど、もう手が凍え気味なんだとさ。年老いて手先の血行が悪くなっているからね。

 野鳥達が戻って来るのは歓迎なんだよ。アタシんちの前の広場も静かさを取り戻したしね。けれど狩猟期が始まると恐怖だよ。銃声が怖ろしいんだ。親爺さんもアタシがパニックに陥らぬよう、いらぬ神経を使わされてね、迷惑な話だよ。

 

2019年10月14日 (月)

騒々しい夜

 避難勧告が発令された昨夜、親爺さんとアタシが家に残り、ケンニャン家族は車で5分程離れた親戚宅に避難したんだ。家に残って夜を明かしたアタシと親爺さん、ほぼ3時間間隔で利根川の水位を確かめていたんだ。

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 その時親爺さん、家の窓から暗い川面を双眼鏡で眺めて、冠水して川の一部になった岸に放置されている、3・11大震災で利根川を遡上した津波に岸上に放り上げられたテトラッポットがあるんだ。その水没具合や、今は水際化している住宅地の土留め擁壁に立てかけられた測量用のポールでね、水位の変化を観察していたよ。もう一つ、玄関脇の道路側溝。さらに水位が上昇すれば、川水が擁壁を超えて流れ込む以前に、その側溝のグレーチングから逆流する水が溢れ出る。そう親爺さんは観て、その側溝の水の満たし具合もね、チェックしていたんだ。

 水位の様子だけれど、利根川本流はいつも潮汐の干満に対応して上下するから、昨日の満潮時、かなりギリギリに近く上昇したのだけれど、その後干潮に向かって水位は下がる筈。それが親爺さんの予測だったよ。処が意外なことに、水位は明け方まで満潮時とあまり変わらなかったんだ。予想と違ったものだから、親爺さん、かなり緊張した面持ちだったよ。

 その背景にね、昨夕、90歳になるご近所の爺ちゃんと出会ったんだ。爺ちゃん家は利根川から見てアタシんちより数十m陸側だけれど、やや低地でね。だから利根川に繋がる排水路からの逆流水が庭に流れ込むんじゃないかと、心配していたんだとさ。我が家は親爺さん、住宅地を造成した業者さんの意見を聞かず、今回のような事態に備えて更に宅地を嵩上げしていたからね。だから多少は気持ちに余裕を持っていたとさ。処がその爺ちゃん、地元っ子でも「これほどの事は今まで経験したことがないよ」。そんな事を言うものだから親爺さん、一気に心配が増していたんだ。

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 昨夜は親爺さん、タイマーをセットして定期的に起きていたんだけれど、実は殆ど眠れずさ。アタシもでね。理由は見物人の所為さ。明らかにご近所さんではない人達が、入れ替わり立ち替わり車を乗り付けては、住宅地に迫った水際を眺めて声高にお喋りさ。その都度アタシが玄関で吠えたものだからね。

 3・11津波でも、沖から押し寄せる津波に歓声をあげる人達の声がビデオに記録されていたけれど、怖いもの見たさなんだろうね。いい感じはしなかったよ。

 辺りが明るくなった5時過ぎ、親爺さんと街へ散歩に出たよ。川に近い住宅地を抜けようとしたら、冠水して普段とは違う景色にね、戸惑ってしまったよ。そこにも人が様子見に入れ替わり立ち代り。「ここまで水が来たなんて、初めてじゃないけ」って、互いに言葉を交わし合っていたよ。

 利根川の水位は午前10時頃には目に見えて下がり始めてね、昼前には銚子市も対岸の神栖市も避難勧告が解除されたんだ。それを待っていたようにケンニャンたちが帰宅したよ。「ああ。お風呂に入ろ」ってさ。

 再び姿を現した芝生広場に白鷺が数羽、何かをついばんでいたよ。親爺さんが確かめたら、どうやら濁流に運ばれてきた小魚らしいね。なんとも自然の生き物はたくましいね。

 

2019年1月21日 (月)

再会

 やあ、お久しぶり。一年ぶり?、それとも二年ぶりの再会だよね。

 夕方の西日が窓越しに射してくる。そんな感じだったよ。
昨夜のことさ。寝床に差し込む余りにも眩しい月明かりに、二度も目が覚めてね。
 二度目は月が西の家並みに沈む頃。時間は4時過ぎだったよ。生理の所為なのか、いつもより感覚がね。起きる度に月に向かってなんども吠えていたんだ。まるで狼に戻ったかのようにね。いい気分さ。

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 夏の時期なら親爺さん、そのまま散歩へ出るんだけれどさすがに今の時季じゃあね。寝床に戻ってしまったよ。
 昼間の芝生広場は、首の長い巨大なクレーンやパワーシャベルが何台も、不気味なダンダンダンという打撃音やプシューという音に、ガラガラと破砕したコンクリートの塊を持ち上げて、ダンプカーの荷台に落としたりと、騒々しく動き回っているのだけれど、アタシが目を覚まして家の外へ出た時には、まるで恐竜のようなシルエットで静かに眠っていたよ。

 空が白んで、ケンニャンが起きてきた頃、親爺さんはカメラを持って家の外へ出て行ったよ。芝生広場の地続きだけれど、数百m程利根川の川上にあるヨット置き場へ行ったはずさ。そこへはアタシも二日に一度は散歩で行くんだ。今日は別の方向へ散歩する積りだから、留守をしていたよ。

 親爺さん、戻ってきて言うんだ。
”白鳥さんが飛んで来ていたって”。この前見たのはいつだったっけ。確か何度かあるはずだよ。最初は野生の白鳥が利根川にも飛んで来るんだと、小躍りして喜んでいたけれど、野鳥研究家から、その白鳥は恐らく利根川の上流に居ついて、今は観光マスコットになっている白鳥だろうってね。

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 確かに、母さんが入院している病院の近くの入江にね、5、6羽、いつも浮かんでいるよ。それでも時たま、アタシんち近くまで利根川を下りてくるんだろうね。理由は分からないけれど。ま、再会できた親爺さん、早速カメラに収めたそうでね。

 それはそうと、隣町の東庄にある八丁堰。白鳥の飛来地で知られているけれど今年はどうだろう。見に行こうゆこうと思いながら、いろいろあって未だ親爺さん、確認に行けていないんだ。今朝の白鳥さん、催促に来たのかな。

2019年1月20日 (日)

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  穏やかな日曜日でね。今日は皆、コーチャンの一挙手一投足に喜んだり、慌てたりしながらも、のんびりと過ごしていたんだ。忙中閑有りということかしらね。病院も今日はそっとしておきましょう。

2019年1月11日 (金)

野鳥近況

 利根川の川面に、カモなど水鳥が目立って増えているよ。
アタシんちの前の芝生広場はね、今は管渠布設工事で重機がブンブン唸っているから、その工事の手が及んでいない上流でね、カモ達が羽を休めているんだ。

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 今朝も親爺さんが見た限りでは、数百羽だね。三つくらいのグループに分かれてそれぞれ護岸や、利根川に注ぐ雨水排水溝などで眠っている様子だよ。
 ”カモなんて珍しくもない。あちこちの池に普通にいるよ”。
そういう声も無くはないよ。その通りさ。けれどここらじゃあ狩猟の対象なんでね、この時期は狩猟規制されている街近くに寄って来るんだ。反面、狩猟解禁区域などでは普通に見られる訳じゃないよ。里山地域や郊外で鳥影は少ないよ。

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 そうそう、水鳥ではないけれど、今朝の散歩でね、カワセミを見たんだ。
利根川に流れ込む雨水を流す水路でね。両岸は桜が植えられている幅3m程のコンクリート河川さ。そこで予想もしなかったカワセミがね、川筋を遡上しているボラの稚魚なんだろうね。それを狙って飛び交っていたんだ。
 アタシがカワセミを知っていた訳じゃあないよ。瑠璃色に目立つ胸毛なものだから、目前を青い鳥が横切った。親爺さんもそれを見て、「オ〜、カワセミじゃあないか」ってね。
 現役時代、勤務していた千葉市内の自然公園でね、園内の池に小魚を狩猟するカワセミがいてね、毎日のように観察していたんだそうだよ。
 どちらかといえば里山の池で見かける野鳥だけれど、利根川縁の街で見られてね、親爺さん、大喜びだよ。

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 今朝は日の出の頃、ウナギのシラス漁をする漁船が川面に出ていてね、その周りを獲物を横取るつもりなのか、カワウが近寄っていたよ。

 それをさらに上空から、トンビだろうか?、タカだろうか、旋回しながら見下ろしていたよ。とにかく年明けから急に鳥の影が目立つようになってきた昨今さ。

 そういえば、隣町にある八丁堰に白鳥は来てるんだろうか。近頃、子供達を集めて観察会、なんてイベントの声がないんでね、親爺さんも未だ確かめには行っていないんだ。イベントはともかく、近々観察に行って見るそうだよ。

2018年7月11日 (水)

川面

 静かな朝だよ。家族は皆、寝息をたてているよ。一人を除いてね。
正直に言うけれど、アタシが夜中に再三親爺さんを起こすのは、猫の所為もあるけれど、寂しんだ。誰も起きていない家の中をウロウロ。最近の我が家の関心は三歳児のコーチャンに集まっているからね。親爺さんもしかり。
 生理のつらさもあってアタシは寂しくもなるんだ。親爺さんを引きつけていたいんだよ。

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 そんな訳で今朝も日の出前には利根川縁に出た親爺さん、久しぶりに川面を野鳥が舞う様子に出会ったんだとさ。4月にカモ達が去った後は、芝生広場でウグイスやヒバリ、スズメにカラスの声と、賑やかだったよ。それも今月に入ってから途絶えていたよ。
 昨日、利根川の川面をチッチッと鳴きながら舞っているコアジサシに気がついてね。今朝はギャーギャーとダイサギが浅瀬で声をあげているよ。それに加えて、どこに隠れていたのか水面に水鳥が姿を現したそうでね。

 急に賑やかになったとさ。
なぜだろうか。親爺さん、川縁に立ったらザ〜ッて足元の水面が波立ってね。水面を覗き込んだら無数のボラの稚魚。これが原因なんだね。毎年、ボラの稚魚が姿を現わすと、それを餌にする鳥達が集まる。今年もそんな季節になったんだ。

 親爺さん、先月播種したマリーゴールドが數センチ大に成長したので、育苗の手間を端折って庭に植えたんだ。それは一昨日のことさ。
 昨日、それを見たら一本残らず消えていたんだ。理由は想像つくとさ。ダンゴムシの餌食になってしまったんだね。もっと成長した株に育ててから露地に植えれば良かったんだ。そのダンゴムシの天敵になるのかどうか?。

 それがアタシンちには片手ほどもある蜘蛛、ヤモリ、トカゲに蟹が家の内外を跋扈しているんだ。虫を食べてくれるんで、アタシはそれを静観しているよ。けれどマリーゴールドにはまいったよ。親爺さん、種を蒔き直すんだろうか。
 これも水辺に近い立地故だけれど、洪水のリスクも高いから気が気じゃないよ。

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 散歩道沿のキャベツ畑に緑肥として蒔かれた麦が刈り取られて、土に耕し込まれる間、芳しい香りを放っているんだ。親爺さんには、昔懐かしい麦わら帽子の匂いだとさ。

2017年7月 8日 (土)

出会い

 今朝はね、こんなシーンに出くわしたんだ。

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  芝生広場で白鳥を見たからって、以前のようには驚きはしないよ。
今じゃ”やあハクチョウさんおはよう”。そんな雰囲気さ。

 ここに越して以来6年目、その間の5年間では遠く川の中ほどを白鳥が流れ下る光景を二度、目撃した記憶があるきりでね。その時は親爺さん、まるでUFOでも観たように大騒ぎしていたんだ。処が今年に入ってからは既に五度も。しかもアタシ達に近寄ってくるんだからね。
 
 上流の佐原あたりに通年居ついて、人に餌をねだっている群れ。そんな真相を知ってからはね、親爺さん、公園で飼育している白鳥的な視線で観察しているんだ。だからといって、白鳥達を間近で観察できるこの機会を軽んじている訳じゃあないよ。

 今朝の白鳥達は、岸近くで護岸に据えられたテトラポットに嘴をあてて、何かを食べていたよ。移動する時は、人が歩く程のスピードが出せるんだね。親爺さん、シャッターを切る度に、小走りで先に行かないと追いつけない様子だったよ。

 陽射しが強くなり始めた頃、白鳥は利根川上流方向に飛び去っていったよ。

 

 

2017年5月30日 (火)

今朝、再び

 今朝も見かけたよ。昨日見かけた白鳥達さ。
野鳥の研究家のメールから、それ程珍しいことじゃあないとはガッカリだけれど、こうして毎日欠かさず日の出の頃、利根川の川面を眺めても5年間で今回を含めわずかに三度、白鳥を見かけただけだから、この辺りにまで飛来する事は珍しいだろうと思うんだ。

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  「この写真、撮ろうとして撮れるもんじゃないぞ」って親爺さん、言うんだ。何故って、朝陽が靄に遮られて輝きが弱かったからね。そうでなければ強い陽射しに画面が真っ黒。白鳥の姿がかき消されてしまっただろうからだとさ。そうかね?。
 
 朝の五時前といえば、未だ人に出会うことは少ないよ。以前はね、親爺さんの先輩格と一目置いていた日の出オジさんがね、芝生広場でカメラを構えて朝陽の写真を撮っていたよ。いつも親爺さんの先を越してそこに立っていたからね。このポジションは俺のもの。そんな雰囲気でね。アタシ達より早く白鳥に気がついていたかもしれないよ。でもどうしたことか、もう一年近くその姿を見かけないよ。だから白鳥達を目撃したのは、アタシと親爺さんだけかもしれないね。

  親爺さん、若い頃、千葉市の千葉公園でね、その中央にある池で飼育していた白鳥が産んだ卵をね、孵化させようと何年も取り組んでね。カラスに卵を食べられてしまったり、雛鳥が野ねずみに襲われたりとね。定年間際には、昭和の森公園のイタズラ白鳥がね、来園客を追いかけまわして噛みついたとかでね、東京まで謝りに行ったりと、浅からぬ縁があるとさ。

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 写真の白鳥は、おそらく利根川の上流、小見川辺りの水辺で人慣れしているんだろうね。今朝は見かけて1時間後、ギャーギャー鳴き声をあげながら上流方向へ飛び去ったよ。 

2017年5月29日 (月)

白鳥

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 白鳥を見たんだ!。本当だよ。アタシが近寄っても逃げなかったよ。

え、白鳥が珍しいのか?って。
アタシは今までこんなでっかい鳥に出会ったことがなかったから、しかも5羽もいたからビビッタよ。でも、親爺さんも信じられないような表情で、大急ぎでスマホを取り出してね、白鳥達を撮っていたんだ。白鳥はね、親爺さんの姿を見ると、逃げる様子もなく近寄ってきたよ。そして「なんだ、何もくれないのか」って、そんな様子で離れて行ったんだ。

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 親爺さんが白鳥を見て興奮した理由を聞いたらね、第一に、ここは利根川のしかも河口近く。そして何よりこの季節だからだとさ。
 
 千葉県内で白鳥の飛来地として知られているのは、ここから10数キロ程離れた隣町にある東庄県民の森のね、その南側に位置する八丁堰なんだとさ。
 その八丁堰については真冬の2月ごろ、数百羽、一説には一千羽を超える白鳥が飛来してね。数年前も子供達の自然観察イベントでね、白鳥観察をやったそうだし、親爺さん自身も今年の冬、何度か越冬を確認して写真に収めたそうでね。
 このグログにも掲載したとさ。

 でも、利根川では滅多に見かけることはないとさ。それでも親爺さん、利根川の、しかもアタシんちから見える川面でね、去年、弱っているらしい白鳥を囲んで、家族なのか仲間なのかが見守るようにして、河口方向へ流れてゆくのを目撃してね、それを撮って、このブログの話題にもしたとさ。それでも季節は冬。冬だということを強調するよ。

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 県内に飛来した白鳥は、春近くには北方へ向け、数千キロ近い渡りの旅に出発するからね、ウグイスが鳴く時季には八丁堰も白い綿毛が浮いているだけだとさ。

 つまり、普通なら見かけるもことのない出来事なんだ。親爺さんが興奮するのも分かろうというものさ。もっとも現役時代、公園で白鳥を飼育していた経験ある親爺さんだから、白鳥のあまりの人懐っこさに、一抹の疑問はあるらしいけれどね。
 例えば何処かの公園から集団脱走したとかね。そうでなければ何かの事情で渡りを諦め、これからの暑い季節を日本国内で耐えることにしたんだろうか?
 どうであれ、ごきげんよう。そう声援を送るよ。

* 親爺さん、地元で長年観察を続けている鳥類研究者にメールしたんだ。そしたらこんな返事を戴いたよ。知らなかったよ。

   情報ありがとうございました。写真のハクチョウはコブハクチョウで野生の鳥ではなく、人間に飼われていたものが逃げ出して野生化したものです。県内でもあちらこちらに出没し、卵を産んで数を増やしています。利根川周辺にも一年中生息していて、比較的よく見かけます。えさはかなり人間に頼っているので、人を見ると近づいて来ます。自分の子供でも生まれた次の年の繁殖期になるとライバルとなり、追い払います。佐原の道の駅の北側の水面には、今では一年中かなりの数が見られるようになっています。 

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