社会

2021年10月10日 (日)

再開

 日曜日。親爺さん、朝から作業服に安全靴を履いて出かけてしまったよ。「あれ!親父は?」。「教会の礼拝にでも行ったんじゃないの」。刈り払い機を車に積んでいたし、礼拝に出る格好じゃあないよ。

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 ケンニャンの電話に応答した親爺さん、「今、旭市でボランティア活動中」だとさ。コロナで自粛していた街づくりボランティア活動が2年ぶりに再開されることになってね。3.11以来始まった津波被災地である千葉県旭市民の被災地復興街づくりボランティア活動についてね、たまたま3.11以降で最大の地震が数日前にあったけれど、それに触発された訳じゃあないとさ。

 幾つかの取り組みの中で、市中の公出的遊休地を利用しての花壇づくりプロジェクトがあってね、親爺さん、銚子市民ながら縁あって、その花壇づくりプロジェクトの一員になっているんだとさ。で、そのプロジェクトで維持管理していた花壇地数カ所が、いずれも2年近く放置されて、今では花壇の原型も分からぬ程の雑草に覆われているそうでね。で、再び花壇の姿を取り戻すために、先ずは雑草の除去が喫緊の課題だというんだ。

 20数名のオヤジさん達、いずれも顔見知りながら久しぶりの再会でね。老齢期に入っての2年間の空白は、老いという意味では予想以上でね。元気で未だ未だ動けるメンバーもいれば、どうにか付き合っているメンバーもいて、親爺さんは後者だとさ。元お巡りさんだったオヤジさんをリーダーに、人の腰程の雑草を刈り払い機で、名前どおりに刈り払ってね、300平方m程の花壇地で、そうだね?。軽トラック10代分程の刈り草が溜まったとさ。「これは今日は放置して、次の場所に移動しましょう」とリーダー役の元お巡りさん。今日の集まりで一番体力がありそうだとさ。そうなんだ。旭市内で6ヶ所程花壇を仕立ててあるそうでね。だから次があるのさ。親爺さんは作業半ばしして、目がくらむような疲労感に作業の手を止めてね、居合わせたフォトショップのオヤジさんで、パソコンの師匠とお喋りしていたとさ。

 次の現場として親爺さんが向かったのは屏風ヶ浦の崖の南端に位置する神社。親爺さんが実行しているスカシユリプロジェクトの現場でもあるそうでね。本来なら先月あたり、子供達と植えた彼岸花の花期を終え葉を茂らせた株が多数、観られる筈なんだとさ。筈というのは、ここもまた雑草に覆われてね。

 ここで親爺さん、家から持ち出した草刈機のエンジンを、ようやっとの思いで起動して、他のオヤジさんのように草刈り作業を始めてね。タンク内の燃料が尽きるまで働いたそうだけれど、未だ刈り払うべき面積の三分の二近くが残ってしまったそうでね。

 久しぶりの、しかも慣れない作業に親爺さん、それでも家の庭の芝刈りもやってね、今はシャワーを浴びて孫のコーチャンと枕を並べているよ。

 

 

2021年5月19日 (水)

外出自粛

 早朝は霧雨で、お昼頃にはシトシトのいかにも梅雨らしい雨になったね。

 今週は、間も無く2歳になるアキちゃんが通う保育園が、コロナ休園になってしまってね。お陰で親爺さんが終日、家でアキちゃんのお相手をしているんだ。こんな天気だからね、外へ連れ出すことも叶わずでね、正直手を焼いているよ。もっとも感染者との直接の接触ではないので、マーケットに駐車した車に待たせての買い物程度はね。小学生になったコーチャンが帰宅する頃には、親爺さんの忙しさもピークになるんだけれど、父親のケンニャンが職場を早退して、この事態に対処しているよ。とは言え、そんな対処が許されるのも今日まで。明日からは母親にも父親に代わって、応分の重荷を負ってもらわなければならないけれど、どうなるか。

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 職場であれ学校であれ一人の感染者が出ただけで、おそらく数十家族が我が家と同様に影響を受けるんだ。「3・11のあの試練とは別物とは言え、よくもこう何度も災いが続くのか」と親爺さん。 

 銚子市の広報で、最近の感染者には高齢者以上に若者が多いそうだよね。街中を観る限り、以前のようにマスクをせずにたむろしている若者を見かけてはいないよ。マーケットの出入りで手の消毒もしているようだしね。ソーシャル・ディスタンスも守られているようだし。それなのになぜとは思うよ。

 アタシはね、家族間での感染が主流になっているんじゃ無いかと思っているんだ。だって、家の中じゃソーシャル・ディスタンスなんて意識していないものね。家族の誰かがウィルスを連れて帰れば、それでもうお終いじゃあない。

 特養施設に入っている母さんからね、先週、コロナウィルスの一回目のワクチン接種を受けたとさ。先ずは一歩前進だね。

 「で、お父さんは?」。心配するから”間も無く”って答えておいたって。銚子市は8月にならないと、申し込みの受付が再開されないそうでね。今日、市民3名の感染が発表されたよ。これで今月に入って述べ20名だとさ。

 

2021年5月16日 (日)

足元に火

 「ちょっと相談が・・」。ケンニャンが親爺さんに話しかけてね。「今、メールでアキちゃんの保育園関係者にコロナ感染が判明したというんだ」。クラスは異なるようだけれど、間接的な接触機会があったと観るのが適当だろうね。取り敢えずその保育園は暫く休園になるそうでね。既に施設の消毒が始まっているそうなんだ。

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 今日も市内で新規感染者が判明したそうだし、もう耳慣れた話だから慌てふためく気分じゃないけれどね。けれど色々考えるに、これまでとは比較にならない程の危機が近寄ってきたということでね。直接の感染者ではなくとも、家族は生活のために働き、買い物のために多くの人と近づかなければならないんだ。無意識下でウィルスが撒き散らされている空間をさまようことになるよね。最早誰もがウィルス塗れになっていると見做さなければならないんだね。

 だからアキちゃんは明日から自宅待機さ。

 一方、園児の親であるケンニャン、マユちゃんはどうなるか。濃厚接触者のカテゴリーには入らないようだけれでど、それぞれ職場と教え子を持つ身だからね。取り敢えず明日は勤務先に行き校長の判断を仰ぐんだろうね。聴くところ、二人のそれぞれの職場でも生徒が感染しているとかでね。 

 親爺さんも家の留守を守る立場で成すことを考えるそうだよ。 先ずは今まで通りアタシの散歩を手始めに、今までより10分程早めにコーチャンを車に載せて小学校へ。とって返して家で待つ母親からアキちゃんを受け取り、後は・・・まあ何とかするしかないね。

2021年1月20日 (水)

自爆行為

 今朝の利根川の川面じゃあ、何隻ものシラスウナギ漁の漁船が漁を終えて、市場に向け競うように白波を蹴立てていたよ。船が去った後の引き波が岸辺に押し寄せて、のんびり浮かんでいた水鳥達を驚かせていたよ。

 最近は、朝陽が顔を出すのが午前7時に10分程前の事さ。親爺さん、6時半には寝床を出て、その物音に目を覚ましたコーチャンに合わせて、彼の食事の支度とアタシの散歩など、1日の家事が始まるよ。同じ頃、ケンニャンが出勤のため玄関を出てゆくんだ。アタシは、その玄関先で散歩にゆくため親爺さんをまっ待っている状態さん。

 最近は夜、コーチャンを寝かせ付けるために親爺さんも同時に寝床に入り、電気を消すんだ。その後コーチャンが寝付いた頃を見計らって再び起きて来るんだけれど、寒いから結局そのまま朝まで寝てしまうよ。だから睡眠時間は必要十分なはずだけれど、やっぱり昼間、気が緩むと居眠りしているね。

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 処で今、話題沸騰しているニュース。そう、あの共通一次試験で騒ぎになった受験生のことさ。その日の夕食後、親爺さんとケンニャンが珍しく盛り上がっていたよ。未だその時点では、試験監督に注意を受けたけれど従わなかったから失格になった受験生がいた。カンニングを見つかった事例と合わせてのニュースでね。

 で、教育現場を知るケンニャンが言うに、「そんな鼻を出す生徒は珍しくもないし、注意しても聞かない。何より息苦しいと訴える生徒も結構多いから。加えてだから事前にルールを徹底していてもね」ってね。なるほど。一方の親爺さんは、ルール違反は明確だけれど、カンニングと違い公平を損なうような行為じゃあないから、いくらルールと言えども失格というペナルティーとは、重さのバランスが取れない。これは訴えられるかもと。それともセカンドチャンスはあるんだろ?。共通一次試験にセカンドチャンスはないんだってね。

 と二人はいろいろ盛り上がっていたよ。けれど二人ともニュースには出ていないけれど、何か現場ではそんな判断をしなければならないような、別の理由があったんじゃないだろうか?。そういう思いでその夜はお開きになったんだ。

 きっと記事を書いた記者自身、この事例に好奇心を燃やしたんだろうね。今朝、親爺さんがとある場所の待合室にあった新聞を見て、やはりこれは仕方がない。むしろ当然な判断だなあと思えるような追加の事実が記事になっていたんだとさ。

 40歳代で共通一次の試験なんか受験してどうなのさ?。親爺さんは思ったとさ。”ひやかしじゃあない。真剣に・・・”受けようとしたんだってね。で、受けたその先は?。

 最近に限らないけれど、本当に理解不能な、結果を見れば到底間尺に合わないくだらない事で騒ぎを巻き起こす人がいるねえ。そんな事例が関連記事になっていたとさ。そして当人は、決まって”こんな騒ぎになるなんて・・・”。犬だってやらない無駄なことを、ねえ。親爺さんは言ったよ。「自爆型のパーソナリティー」ってね。ほんと自爆行為だよ。

 

 

 

2021年1月17日 (日)

26年

 「あれからもう26年も経ったんだ」。親爺さんが呟いていたよ。

 「銚子市長です。昨日、銚子市民二名の感染が確認されました。これで先週から七名の感染者が出たことになります」。もうお馴染みになってしまった市長のコロナ感染情報だよ。確かに先週来、連日一人、又一人と感染が知らされているんだ。明らかに年末年始の人の動きが感染を広げていると想像されるね。緊急宣言下なのに我が家の若い衆は、何かと口実をつくっては出かけているよ。まったく・・・。

 処で阪神大震災という災害が26年前に起こったんだってね。アタシが生まれる前のことだから、知らなくて当然なんだけれどね。けれどアタシは3・11東日本大震災の年に生まれているから、地震の恐ろしさは知っているつもりだよ。

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 親爺さん、3・11震災の後、隣町の市民が繰り広げた防災ボランティア活動に参加したり、その後も防災啓蒙活動を続けたりと、市民の立場で真剣に防災を考えていたよ。けれどそんな親爺さんが、初めて防災、特に街作りにおける防災を意識したのが、26年前に起こった阪神大震災だとさ。

 その頃、親爺さんが仕事で担当していたのが”都市景観”、または”都市デザイン”という分野だったそうでね。政令指定都市になったばかりの千葉市の担当者として、当時の全国の政令指定都市が神戸市に集まった会議で、都市デザインを具体的な施策で実行して、その結果になるモダンでファショナブルな神戸市の街を誇らしげに案内する、神戸市の担当職員の前で、政令指定都市の新参者として卑屈な程にコンプレックスを感じたそうでね。

 その後も気後れする気持ちを抑えて何度か神戸市を訪ねていたそうだよ。ある年、つまり26年前の今日、明け方、床から湧き上がってくるような背中の痛みに目が覚めたそうでね。多分、心筋梗塞か何かの発作だったんだろうけれど、痛みが収まって枕元のテレビをつけると・・・。

 親爺さんが憧れを感じていた街の変わり果てた姿もさることながら、その後。神戸市のある消防署長の講演を聞く機会があったそうでね。その時、初めて恐怖を覚えたのが確かトリアージというんだって。目前で迫る炎から助けを求める市民を選別しなければならない苦悩と、それが後々までトラウマになっている現実。親爺さんの妹家族がその街に住んでいて、街の通り一つを隔てて無事だったそうなんだ。

 3・11の際も、きっとどこかの街でそんな光景があっただろうね。ともかくあれから26年経ったんだね。3.11も、今年で10年経って、でも数年前から親爺さん、母さんの脳梗塞発症で防災ボランティア活動からは距離を置いているんだとさ。

2020年12月20日 (日)

コロナ下の礼拝

 「日本フィルでマスクを付けたまま第九を歌ったんだってね」。ネットニュースを見ていた親爺さんが呟いたよ。記事では、”控えめな声量ながらなかなかの出来”と評価していたそうでね。

 今日は親爺さん、教会のクリスマス礼拝に出席してね、マスクを着けて賛美歌を歌ったそうなんだ。歳取って肺活量が減ったこともあって、最近は賛美歌もまともに歌えなくなった。それが「マスクを着けたまま歌うんだから正直息苦しくて・・・」。もっともマスクのお陰で調子パズレの音程にも知らんふりできるよ。

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 前回、教会の礼拝に参加したのはいつの事だったか、思い出せない程だとさ。多分、今年の初め頃じゃないのかしらね。それとも昨年だったか。コロナのお陰で教会の礼拝も教会堂で信徒が集まることが中止され、以来、キリスト教が御法度の時代の隠れキリシタンのように小人数で、静かに日曜礼拝がもたれているんだとか。親爺さんは参加していないから、これはお隣さんから聞いた話だよ。

 今日のクリスマス礼拝、例年と違い午前午後の二部制に分かれて、しかも礼拝堂ではなく教会の別棟の部屋が会場に当てられていたそうでね。親爺さんが着席した時は、10数人だったとか。人数は問題ではないけれど、隣席とは片手を伸ばして触れない程度の感覚でね。牧師が説教する演壇と親爺さん達信徒の間には、プラスティックの透明スクリーンで仕切られているんだ。

 その辺りは親爺さんの予想の範囲だけれど、礼拝中、聖餐式という式があるんだとさ。これはキリストが十字架に着けられる直前、いわゆる最後の晩餐にちなんだ式だそうでね、いつもは小さく切り分けられたパンが銀の皿に盛り付けられていて、それが席順に配られるんだとさ。追ってぶどう酒、礼拝ではぶどうジュースだけれど、小さな盃に入れられて配られるんだとさ。それを牧師の祈りと合図に合わせて皆で口に入れるそうなんだ。つまり食べかつ飲む儀式だね。

 きっと頭を絞ったんだね。コーヒーミルクの入った小さなプラカップ。あれを二段重ねにして、上にパン、下にブドウジュースを入れて、それが配られたんだ。親爺さん、頭では分かっているとさ。できるだけ人の触る機会を減らすための苦肉の索だとね。銚子市内の感染拡大が現状と大きく変わらなければ、来年の二月には礼拝堂で今まで通りの日曜礼拝をおこないたい、とは牧師の希望だそうでね。親爺さんも同感だとさ。

 

 

2020年10月16日 (金)

予告?

 これは立派な犯罪だよ。昨日のことさ。

「こちらは銚子市防災です。明日16日、市役所に対する爆破予告がありました。不審物を探していますが、市民の皆様には、市役所に近寄らないよう・・・」。こんな防災放送が流れてね、”え!何で?”て言うのがその広報を聞いた印象さ。誰も本気になんかしちゃいないんだ。とは言え・・・だよ。

 親爺さんが話す昔話しでは昭和の時代、国内では土建屋が幅を利かせて埃っぽかった頃、それは冗談事ではなく本当に都内で、爆破事件が過激派によって引き起こされていたそうでね。その頃は様々な世相に湧き出る政治的不満の流れから、国家体制に対するテロと受け止められて、そのトバッチリを受けやしないかと首都に通う勤労者の多くが不安を感じたそうでね。けれど地下鉄サリン事件以降、国内でそのようなテロを聞く限りでは起きてはいないよね。けれど爆破予告だけは頻繁に耳にするよ。

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 親爺さんも現役時代、何度か職場である市役所関連施設などに爆破予告があったよ。さらに親爺さんが大規模イベントの主催者サイドにいて、中止を要求する爆破予告を受けてね、どうするかを協議する鳩首会議に参加したこともあるそうでね。その決断は本当に悩ましいそうでね。大規模なイベントなどは準備に費やした労力や費用を考えれば、今更中止なぞできない。そう関係者は皆思っていたそうでね。けれど万一現実に爆破が実行されたら。その心配が大きければ大きい程に予告者への怒りは大きいとさ。

 市役所など市民の毎日の生活と対面している行政機関に対する強迫行為は、概ね個人的な不満に根付く事だと推測されるけれど、その手の不満は星の数ほどあるだろうね。

 とにかく今日、市役所に市民が近寄ったかどうか、近寄らなかった親爺さんの知る処ではないけれど、何かが爆破されたという広報放送は未だないよ。

  それにしてもここ数日、秋にしては寒い程の日和だね。親爺さん、暖房器具を出してきたよ。

 

2020年8月15日 (土)

間隔

 ”もっと離れてよ!”。すごく嫌な表情のおばさんにね。

 親爺さん、市内のモール内にあるドーナツ屋さんでね、ショウケース脇に並んでいた時のことさ。今日は殊の外館内は混み合っていたそうでね。普段、親爺さんが行く時はガラガラ。けれど今日は駐車場に入る車が長蛇の列になるほどでね。コロナ騒動以前の休日並みの客入りだったとさ。当然ながら道路もあちこちで渋滞だとさ。アタシんちの近所の道路でも県外ナンバーの車が次々通るんだ。例年のお盆時期でもこうは混まなかったよ。

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 ”離れろ”って言われても、後ろから押すな押すなの状態でね。それでも人二人分は空けていたんだとさ。その後すぐに若い男女がその隙間に割り込んで、トレー片手に品選びさ。”おばさん、その二人にもなんとか言いなよ。俺等は好きでアンタの近くに立っているわけじゃないよ。見て見ぬふりしてるな”。親爺さん、言葉に出さずに”念”を送くりつけ、買い物済ませてその場を立ち去ったとさ。

 其の話でアタシも不愉快な体験を思い出したよ。早朝の散歩でね、横断歩道で走ってくる車をやり過ごしていたら、突然”爺い、邪魔だ!どけ”。通り過ぎる車からそんな罵声を浴びせられてね。アタシはビックリして数歩、跳び下がったんだ。若い女性の声だったよ。嫌な記憶さ。横断歩道だよ。車のほうが止まるべき場所だよ。

 「マスクしないで歩いているのは高齢者が殆どだよ」。ケンニャンがね、そう言ったよ。親爺さん、今日のモールで確かにそうだなと思ったとさ。ほとんどの人がマスク姿で行き交う中で、時たま素顔のまま歩いている爺ちゃんを見かけたとさ。そう言えば親爺さんも、マスクすることを忘れて店に入りかけてね、気がついて慌てて車に戻ることがあるとさ。いつも車にはマスクが置いてあるんだけれどね。

 昨日の銚子市防災放送でね、市長がアナウンスしていたよ。「市内で新たに3人の感染者が確認されたとさ」。ケンニャンがネットで探った処、90歳と80歳台、それに20歳台だとさ。「同じ家なら帰省で感染じゃないか?」。どうなんだろうね。

2020年7月 9日 (木)

新規感染者(2)

 今日も梅雨らしいお天気だね。親爺さん、今月に入って未だ一度も日の出の写真が撮れていないよ。ここ数年来のこの時季を振り返って観れば、ほぼ2日平均で撮った写真が残っているのだけれど。このままゆけば、今年の梅雨季の日照時間は、かなり少ないという結果が出るかもしれないね、

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 そんな事を親爺さん、念頭に置きながら過去に撮った写真を見直していたら、町内の夏祭りの写真に目が留まったとさ。数日前、町内の回覧板が回ってきてね、挟まれていたのはたった一枚の文書なんだ。そこに書かれていたのは、例年続いていた会合やイベントのリストでね、”中止”を知らせるものだったよ。この時勢だから当然の傾向かもしれないけれどね。

 そう言えば銚子市の2019年度決算の結果がニュースになっていたよ。厳しい財政の綱渡り状態が続いているのだけれど、昨年度の決算は僅かながらの黒字だとさ。親爺さんが一言。「つまり執行を中止した事業がこのコロナ騒動で多いってことじゃないの?」。いやいや、それなら逆に今年度はコロナ対策で赤字になる原因が沢山できたから、どうなるか・・。

 「昨日の発表に加えて、一名の感染者が判明しました」。今日の銚子市の広報無線放送で、昨日同様に市長のアナウンスがあってね。それで改めて確認したら、銚子市での感染者累計は9名なんだね。それで自粛宣言解除後の今月に入っての感染者は、昨日今日の計3名。都市部の感染者数に比べれば少ないけれど狭い地域社会でのその数だからね。かなり心配にはなるよ。

 アタシんちでは二人の幼児がね、風邪をひいてクシャミと鼻水に見舞われているんだ。で、小児科医院では碌に診るようでもなく「風邪です」ってね。いつも馴染みの薬が処方されたよ。この時季だから、下手に丁寧に診察しようものなら不安を煽りかけない、とでも言うのかな。その二人のトバッチリだろうね、母親のマユちゃんと親爺さんが、喉に違和感が。うがい薬を使っているよ。医者に行ったマユちゃん、30秒で「風邪」だってさ。いや、もちろんコロナなんて診断は遠慮するよ。

 

2020年7月 8日 (水)

新規感染者

 心持ち風は弱くなったように感じるけれど、相変わらず降る時は大粒の雨だよ。霧雨のようなシトシト感はないね。それ故、今日もアタシの散歩はなさそうでね。ここ三日散歩していないんだ。親爺さんに言わせれば、足腰に違和感があるなら無理して散歩することもないってさ。まあ、静かにしていろってことだよ。そう言う親爺さんはね、喉の具合がおかしいとか。二人の子供が共に鼻水垂らして、親爺さんに抱かれてその顔めがけてクシャミするんだもの。

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 処でコロナ騒動の話題だけれど、自粛宣言が解除されて以降、都心では再び感染者が増加しているそうだよね。まあ当然と言えば当然だけれど、発表された内容を知れば、感染を同情できない事例も少なくなさそうだよね。人は生きて行くため働かなくちゃならないし、職業を差別することも許されないけれど、刹那的な享楽を売りにする職場や職業が、コロナ感染の拡大を抑え込もうとする努力に水を差す存在になっているなら、そこに近寄ったり関わって感染した人達に”同情”する。そんな気持ちには親爺さん、ならないとさ。むしろ自業自得だろってね。一方、医療関係者や職務でウィルスに晒されざるおえない人達の感染には、本当にお気の毒に思うんだとさ。

 処でここ数ヶ月、銚子市の広報無線放送はお昼頃、コロナ感染を防ぐためのキャンピーンを流しているんだ。たしか自粛宣言解除後もそのキャンペーン放送は続いていると思うよ。時に銚子市長の声が流れる時もあるんだ。昨日もそうでね。いつものように親爺さん、その放送を聞き流していたら、「今日までに5人の感染者が確認されました」。そんな切り出し口上だったと思うよ。その時、親爺さんは4月ごろ、隣町の施設でのクラスターに関わって感染者とされた銚子市民を含め5人。それ以降の銚子市の感染者発生の知らせは承知していなかったからね。だから『はて?、新たに新規に5人感染したという意味なんだろうか」。そう一瞬思ったとさ。

 その疑問が残ったままの今日、「二人の感染が判定されました」。再び市長の声が放送で流れてね。それじゃあ今月に入って7人も新規に感染したのか?。「こりゃ銚子市もいよいよ第二波が」。そう思い込んだんだ。それでも念のため銚子市のホームページを見ると、親爺さんの聞き違いらしくて、二人が新規に感染していることだけが掲載されていてね。で、これまでの累計が8名らしいんだ。

 らしいというのは、ホームページと広報無線放送のニュアンスに今ひとつ奥歯に物の挟まったような、と言うか、表現を感じてね。現在ホームページで確認できるのは男女二人、二十代と三十代の知人同士。それ以前の感染者情報は、すでに陰性になったからという訳なんだろうね。同じページ上での列記はないんだ。

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 それにしても注意喚起という意図での放送なんだろうけれど、加えて感染者への差別的対応の自粛を呼びかけるなど、「本当に現在は二人だけなのか?」。そんな疑念を抱いた市長のコロナアナウンスだったとさ。

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